イスラエル旅行記

旅行記が完成したので、あとは普通に。、

9. ロンドン・搭乗前の手荷物検査

2006年08月19日 | Weblog
 今度は、ボディーチェックを終えた人から順に手荷物だけを受け取り、もう1ヶ所、最後の関所を通らなければなりません。パスポートを提示して、コンピューターとの照合が待っています。
「これって、何となく裁きの法廷に立っているような気がしません?」
私が言うと誰かがすかさず応答します。
「救いの段階を一つ一つ、クリアしているような?」
「そう、手荷物検査が星の栄光、ボディーチェックが月の栄光、そして最後にここをクリアすると、日の栄光行きに乗れるみたいな・・・・そんな気がしません?」(第一コリント15:40~41参照)
「あ~ら、そこまで考えなかったわ。でも面白い発想ね」

 なんだかんだと言ってるうちに、順番が回ってきました。森田さんが最初です。彼がパスポートを提示すると、
「ジャパニーズxxxxxxxx!」
「えっ、なに? 日本人の名前、ないって? おいおいそんな~」
 日の栄光行きに待ったがかかりました。少々ざわめくと、後ろの方から小室さんが尋ねます。
「どうした?」
 すると皆な口々に、
「われわれの名前、まだ出てないんだって。添乗員どこへ行った?」
「泉さんはどこへ行った?」
「その手続きじゃないの? あ、来た来た」
 不思議そうな顔をしている泉さんに、パスポートを持った手を振りながら、森田さんと小室さんが叫びます。ここは男の出番。
「お~い、泉さ~ん。おれらの名前がないってさ」
「コンピューターに入ってないって!」
 軽くうなずいて再び出て行った泉さん。それからしばらくして、ようやくコンピューターの係りから呼ばれました。
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8. ロンドン出発

2006年08月19日 | Weblog
【写真:ロンドンのヒースロー空港】


 睡魔に襲われたせいか、待ち時間もあっという間に過ぎ、いよいよイギリス出国です。テルアビブもそうですが、ここロンドンでも出国時はなかなか厳しい印象を受けました。グループ旅行の人たちは案外スムーズに進んでいますが、それでもスーツケースから手荷物まで、全部開けてかき回されるのは、決していい気持ちではありません。が、考えようによってはその分、安全性が高くなる訳ですから、全員発想を変えてジャパニーズスマイルです。

 持ち物検査の次は、毎回苦手なボディチェック。胸から腰を通って膝まで、スーッ、スーッと撫で回されると、くすぐったくて思わず肩をすぼめ、ケケケと笑ってクルッと向きを変えてしまう私。白手袋の検査官(女性)もガハハハ~と豪快に笑います。互いにケケケ、ガハハと身をよじりながら、3回でやっとOKになった時はさすがにホッとしました。今思い出しても、くすぐったくておかしくて・・・・・
 あれはね、遠慮して撫でるからいけないんですよ。軽く叩くようにすればいいと思うんですが、しかし他の皆さんは何ともなかったということです。
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