映画が封切られるということもあるのでしょうが、
最近また楽譜への問い合わせが増えてきました。
「お母さんの木」は長い間小学校5年の文学教材として、
教科書に掲載されていた作品です。
そして30年くらいたつのでしょうか。
この作品は学校の学習発表会や音楽会で演奏され、
人から人へ、学校から学校へと伝わって、
学校現場ではよく知られた作品でした。
でも手書きの楽譜のコピーがあるだけで
どなたが作られたのかもわからないままでした。
何年か前に知り合いの先生に頼まれて楽譜を打ち直したとき
全部そろっていなかったり他のバージョンもあることに気づき
ブログで取り上げたときに東京の先生が全部送ってくださいました。
またその時にいろいろな情報もいただいて作曲者の中井先生とも連絡がとれて
訂正していただいたり、書き加えていただきました。
ずいぶん長くかかってしまいましたがやっと手直しが完了しました。
依頼があればコピーして製本してという作業が大変になり
冊子として印刷することにしました。
1週間前後でしあがるのではないかと思います。
先生にも早くお届けしたいと思っています。
もしも実践されるという方で必要な場合は
このブログの右下の方からメッセージを送信できるようになっていますので
お知らせください。
学校現場で生まれた戦争を伝える音楽作品は他にもたくさんあります。
川とノリオ、ちいちゃんのかげおくり、一つの花、
また少しずつ作業をすすめたいと考えています。