じいくれふの部屋

じいくれふのGはト音記号(G-clef)のG。音楽教室は現在無料塾に。シニア世代になり、新たな活動模索中

ベートーベンピアノソナタ第32番

2018年04月15日 | コンサート

マリア・ジョアン・ピリス・が今シーズンをもって引退するとのことで

生の演奏を聴きたくてシンフォニーホールに行きました。

 

ベートーベンのピアノソナタが私はとても好きです。

 

いろいろな意味で一番辛かった高校一年生の時

生きることもやめたいほどに

自分が嫌で

毎日毎日が苦痛だった

 

そんなときに

リヒテルが弾いたベートーベンのピアノソナタのレコードに

震えるほどに感動しました。

リヒテルがベートーベンの思いを伝えてくれて

生きる力をくれたと思いました。

 

大人になって

生の演奏を聴きたいと

高いチケットを買い

来日公演を心待ちにしていましたが

リヒテルは体調を崩し

コンサートは中止

亡くなってしまった

 

同じように

とても尊敬していたバーンスタイン

昔ニューヨークフィルのコンサート

何で行ったのかそれも覚えていないのですが

大阪で聴いていたく感激しました

 

再来日された京都でのコンサート

またまた高いチケットを買い心待ちにしていたのに

東京公演の後帰国してしまわれて

タクトを振ったのは大植英次さんだった

(今思えばそれも素晴らしいことだったのですが)

 

 

心待ちにしているとなぜか・・・

ということで今回も心配で心配で

 

学研都市線が

ガス漏れの疑いでストップしていた

という事故でどっきりでしたが

京田辺は近鉄の京都周りも奈良周りもあったので

大阪に行くには問題なし

 

いいコンサートでした。

本当によかった

 

ピアノの音も

マリアさんの人柄があふれるようなステージも

 

こんな70代の女性になれたら・・・

と思います。

 

教師を辞めて

自分の人生の転機であった40代に

出会った素敵な女性

心にしみこむようなピアノの音

 

プログラムの最後の曲

最後のベートーベンのソナタ

本当によかった

 

アンコールの

パがテルもよかった。

ありがとうございました。


発表会が終わって

2018年04月01日 | 音楽教室・サークル

今年は16名と少しこじんまりした発表会になりました。

 

教師を辞めて音楽教室を開いたばかりのころは

7~8人ほどで自宅で小さな発表会をしたり

お店の発表会やフェスティバルに参加したり

他の先生と合同で発表会をしたりしていましたが

20名を超え35名ぐらいの間で生徒数が行ききしたこの間は

単独で発表会をしてきました。

今回が単独では最後の発表会になるかもしれません。

 

今年から新規募集をやめ、

自然に減っていくまではゆっくりつづけ

65歳からは教室という形で教えるのは終わりにしようと決意しています。

 

音楽教室は10年ぐらいのスパンで物事を考えていかないといけないので、

どこで区切りをつけるかの見通しは早めにしないといけないのです。

 

私はいつも自分の自立と自由を優先させて、

好きなように生きてきたなあと思います。

そしてそれをいつも許してもらってきたというか

思い通りにさせてもらった。

 

でも両親を見送り、

そして義父母の介護が必要になった今は、

これだけ好きにさせてもらった分、

今度は温かな気持ちで

できることはしたい

と心から思うようになりました。

 

まだ仕事も続けるし

無理はしないけれど

気持ちは一区切り。

 

あるがままにしばらくは

生活のペースを模索してみようと思います。

 

心から楽しんでできそう。

音楽教室はしばらく続けていきます。