長期にわたり拘束されていたカルロス・ゴーン氏の保釈が3月6日に実現されました。
カルロス・ゴーン氏への長期拘留には、海外からの批判もあったようです。
海外諸国の司法制度とわが国の制度との違いはあると思われるので、わが国の司法が採った「長期の拘束」が司法制度上でどうだったのかを判断することは差し控えます。
ですが、この度の司法の遣り方には氏の犯罪行為以上の疑問の余地があります。
わたくしが現役の大 . . . 本文を読む
白鳥などの渡り鳥の北帰行が少し前から見られる季節となっています。シベリヤまでの4000キロの長旅をものともせず飛び立っていきます。かれらの行動の基底には種の保存の原理が働いていると考えることが出来ますが、私たちホモサピエンスが置き忘れてきた渡り鳥の行動原理には感嘆を覚えます。
国境や国籍があるのは人間だけなのだという自明のことを渡り鳥の北帰行を見ていて感じました。
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私は趣味や勉強のため本を図書館から借りてくることがあります。
これまでは秋田県立図書館から主に借りてきていましたが、このたび別の図書館に手続きをして本の借受けを出来るようにしました。
一般の文芸書の価格は比較的安いのですが、読む人の少ない書籍を購入するとなると経済的負担は馬鹿になりません。年金生活者なので書籍に掛ける費用は少ないに越したことはありませんからね。
さて、今回借りてきたのは、秋田大学 . . . 本文を読む
安中市にある越後屋食堂が火事にあったことをネットニュースで知った。火事があったのは3月4日の午後だった.
数年前、安中市に住む旧友を訪ねたとき、この食堂の看板メニュー「もつ煮定食」を食べてみました。
此処の「もつ煮」は甘辛さもちょうどよく東北人の私にはぴったりの味であった。
2016年の夏にわたくしと友人は「越後屋食堂」に立ち寄ってみた。
表題の画像のたたずまいのレトロな食堂である。
暑さに閉口 . . . 本文を読む
放送大学の新学期が来月から始まります。
科目登録の申請を済ませ、今はそれに備えて予習などの準備をしているところです。
これまで5学期に渡り授業を受けてきましたが、次学期からは今までとは違う勉強の仕方を試みてみようと思っています。
これまでは放送授業を視聴して印刷教材を読んでその後に過去問などを解いていました。
勉強の後に試験を受けてその成果を試すといういわばオーソドックスなやり方です。
ですが、 . . . 本文を読む
倉橋由美子『暗い旅』を読んでみました。わたくしが読んだのは河出文庫版です。
倉橋由美子という作家はは私には懐かしい名前です。学生生活を送っていたころ、『スミヤキストQの冒険』という小説を読んだことがありました。当時の印象では奇妙な小説を書く女流作家と思っていました。
わが国では女性作家としては珍しいタイプだと思っていたのです。『暗い旅』は作者が明治大学の院生の時に発表した作品だという事でした。発 . . . 本文を読む