
9月の18日に、秋田、岩手、宮城と3県をめぐるミニツーリングをした事は、本ブログで紹介しました。
今回は、北東北3県で行いたいと思います。
北東北で互いに県境を接している場所は、秋田県鹿角市、岩手県八幡平市、青森県田子町になっています。
秋田県より行きますので鹿角市を目指します。
秋田市からはR285で大館市の比内に向かい、そこから県道22号に入り大葛温泉を経由して鹿角市八幡平方面に抜けるショートカットのルートを選びました。
鹿角市でR282と接続され湯瀬温泉を経由して程なく岩手県へと達します。表題の写真が県境にある標識です。
R282は岩手県北部と秋田県を結ぶ幹線国道で比較的交通量も多いです。表題の標識のすぐ左脇には鉄道の線路がありJR花輪線が走っております。
岩手県に入ると程なく八幡平市田山に着きます。

ちょうど大館行きの列車が入ってきました。2両編成の汽動車でした。女性の乗務員さんが乗客の切符を回収をしていました。

ここは旧町名を安代町田山といい「だんぶり長者」の民話に出てくる屋敷跡とされる場所もあります。
今回の行程は岩手県田山から青森県田子町に抜ける「根花林道」を通り田子町でR104と接続し秋田県まで帰る周回ルートを計画しました。
さて、この「根花林道」の入り口には長者前という集落があり、この「だんぶり長者」の民話と縁がある場所なのでしょう。



また、この区域にある奥羽山系の中岳より流れ出る切通川は、秋田県北部を流れる「米代川」の支流でその源流と見られている。
岩手県に入ってからの小河川に米代川の名がついていたのを見る事ができます。
長者前集落の林道分岐点には田子町方面の行き先案内がありますが、これは正式な道路標識ではなく集落の人たちの善意で書かれた案内板とでも言うべき看板です。田子まで25キロもあるようです。手持ちのツーリーングマップルにはダート27キロと記載されているので、間違いはないと確信しバイクを林道に進めます。
25キロにもわたるダート走行は、正直きつかったです。年寄りのやることではありません。
しかも、バイクはオフ専用車ではなくダートも少しは走れる程のKLE400です。タイヤもオフタイヤではありません。
190キロもの重量を倒したら足場の悪いオフロードでは単独では起こせないかも知れません。そうなったら熊の餌になってしまうのかしらなどと思いながらも1時間ほども林道走行を続けました。
熊注意の看板もそこかしこにあり、いやでもプレッシャーが掛かります。名も知れぬ峠を越え下りになったときには正直、ほっとしました。
下っていけば田子につくはずです。そう思いながら無心でバイクを進めました。
途中の林業関係の休憩所や作業機械や伐採の機械音には人がそこに居る安心感がありました。
曲がりくねったつづら折の道やバイクの振動とうっそうとした森林のせいで車載のGPSは衛星を補足できなくなったりしましたが、最後は勘にたより林道を走破することが出来ました。
そうゆう訳で林道での写真はありません。余裕がありませんでした。
田子町上郷でR104に到着します。そこは青森県です。そこからは快調です。1時間前の半泣き状態など嘘のようです。

秋田県まではもうすぐです。この先は中滝というところでR103とつながります。中滝では「中滝ふるさと学舎」に寄りました。
ここは、元は中滝小学校の校舎で現在は子供たちの体験学習や森林セラピーの施設として活用されているようです。宿泊施設も併設されています。

昼飯もとらずに走り続けたのでさすがに空腹でしたので、大館市中山にある「陽気な母さんの店」という産直店に寄り道しました。
この中山地区はふるくからナシなどの果樹栽培とそばの栽培で知られています。そばを食べてナシを買って帰途に着きました。

秋田市に着いたのが午後4時半すぎ、全行程346キロでした。
帰宅してから地図をよく見ますとR282の田山の少し先の浄法寺から県道が田子町上郷まで通じていますので、この道路を通った方が時間の短縮になったかもしれません。
でも米代川の源流も知った事だし、これはこれで良しとしましょう。
東北3県ミニツーリング南部編も計画していますが、走行距離が多くなりそうなので考え中です。
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今回は、北東北3県で行いたいと思います。
北東北で互いに県境を接している場所は、秋田県鹿角市、岩手県八幡平市、青森県田子町になっています。
秋田県より行きますので鹿角市を目指します。
秋田市からはR285で大館市の比内に向かい、そこから県道22号に入り大葛温泉を経由して鹿角市八幡平方面に抜けるショートカットのルートを選びました。
鹿角市でR282と接続され湯瀬温泉を経由して程なく岩手県へと達します。表題の写真が県境にある標識です。
R282は岩手県北部と秋田県を結ぶ幹線国道で比較的交通量も多いです。表題の標識のすぐ左脇には鉄道の線路がありJR花輪線が走っております。
岩手県に入ると程なく八幡平市田山に着きます。

ちょうど大館行きの列車が入ってきました。2両編成の汽動車でした。女性の乗務員さんが乗客の切符を回収をしていました。

ここは旧町名を安代町田山といい「だんぶり長者」の民話に出てくる屋敷跡とされる場所もあります。
今回の行程は岩手県田山から青森県田子町に抜ける「根花林道」を通り田子町でR104と接続し秋田県まで帰る周回ルートを計画しました。
さて、この「根花林道」の入り口には長者前という集落があり、この「だんぶり長者」の民話と縁がある場所なのでしょう。



また、この区域にある奥羽山系の中岳より流れ出る切通川は、秋田県北部を流れる「米代川」の支流でその源流と見られている。
岩手県に入ってからの小河川に米代川の名がついていたのを見る事ができます。
長者前集落の林道分岐点には田子町方面の行き先案内がありますが、これは正式な道路標識ではなく集落の人たちの善意で書かれた案内板とでも言うべき看板です。田子まで25キロもあるようです。手持ちのツーリーングマップルにはダート27キロと記載されているので、間違いはないと確信しバイクを林道に進めます。
25キロにもわたるダート走行は、正直きつかったです。年寄りのやることではありません。
しかも、バイクはオフ専用車ではなくダートも少しは走れる程のKLE400です。タイヤもオフタイヤではありません。
190キロもの重量を倒したら足場の悪いオフロードでは単独では起こせないかも知れません。そうなったら熊の餌になってしまうのかしらなどと思いながらも1時間ほども林道走行を続けました。
熊注意の看板もそこかしこにあり、いやでもプレッシャーが掛かります。名も知れぬ峠を越え下りになったときには正直、ほっとしました。
下っていけば田子につくはずです。そう思いながら無心でバイクを進めました。
途中の林業関係の休憩所や作業機械や伐採の機械音には人がそこに居る安心感がありました。
曲がりくねったつづら折の道やバイクの振動とうっそうとした森林のせいで車載のGPSは衛星を補足できなくなったりしましたが、最後は勘にたより林道を走破することが出来ました。
そうゆう訳で林道での写真はありません。余裕がありませんでした。
田子町上郷でR104に到着します。そこは青森県です。そこからは快調です。1時間前の半泣き状態など嘘のようです。

秋田県まではもうすぐです。この先は中滝というところでR103とつながります。中滝では「中滝ふるさと学舎」に寄りました。
ここは、元は中滝小学校の校舎で現在は子供たちの体験学習や森林セラピーの施設として活用されているようです。宿泊施設も併設されています。

昼飯もとらずに走り続けたのでさすがに空腹でしたので、大館市中山にある「陽気な母さんの店」という産直店に寄り道しました。
この中山地区はふるくからナシなどの果樹栽培とそばの栽培で知られています。そばを食べてナシを買って帰途に着きました。

秋田市に着いたのが午後4時半すぎ、全行程346キロでした。
帰宅してから地図をよく見ますとR282の田山の少し先の浄法寺から県道が田子町上郷まで通じていますので、この道路を通った方が時間の短縮になったかもしれません。
でも米代川の源流も知った事だし、これはこれで良しとしましょう。
東北3県ミニツーリング南部編も計画していますが、走行距離が多くなりそうなので考え中です。

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