ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

秋田の夏を振り返る(その2、土崎湊祭り)

2013年09月08日 11時19分48秒 | 秋田県のくらしと歴史
日本丸のセイルドリルを見学した頃、秋田市の土崎では7月20、21日に、湊曳山祭り(みなとひきやままつり)が行われました。
古い歴史のあるお祭りで、各町内から出る曳山は今年は25台にもなったそうです。
表題の画像はお祭りを宣伝するポスターです。このポスターには「鎮座400年」の言葉があります。この「鎮座」と言うのはどのような意味なのかをあらためて調べてみました。
辞書によると「神霊が一定の場所にしずまっていること。」とありました。
秋田県内には神明社の名の付く神社は他にもあります(大館神明社)が、「土崎神明社」という神社が創立されてから400年がたっていることになります。そのように歴史をもつお祭りなのですが、今年は400年の節目なので例年のお祭りとは少し違う趣向がありました。
その一つは神明社の氏子の方たちが裃姿の正装で曳山が運行される先頭に立ち行列をすると言うものです。

氏子の方々の中には高齢な方も見受けられましたので、2時間もの時間を徒歩で行列していくのは大変なことだったと思います。途中の休憩時には家族の方と見受けられる人が水分を差し上げたりする光景も見られました。
さて、もう一つは巫女に扮した地元の女子中学生による「舞」が披露されました。


今迄にも舞が奉納されていたことがあったのかは知りません。
曳山の運行に先立ち、運行される路上で舞が披露されたのは、今回が初めてではないかと思います。
優雅で厳かな「舞」が雅楽の調べに乗り舞われると、見物の人たちからは「ほうー」と言う感嘆の声が上がります。舞がおわりますと見物の人たちから万雷の拍手が巫女さんに与えられました。

さて、それらの神事の後には「土崎湊曳山祭り」のメインイベントの「曳山運行」が続きます。
町内ごとに出された曳山(やま)が大勢の引き手により土崎のメインストリートを進んで行きます。




欅製の台車の上に趣向を凝らした人形を飾りつけてそのできばえを競うのもこの祭りの面白みなのです。

このように歴史上の事物に題材をとった人形を飾りつけてあります。
小さな子供の中にはその人形の形相に泣き出す子もいます。

曳山(やま)の引き手は威勢の良い男衆だけではなく子供や若い女性の方もおります。
この若い女性の方々は祭りに花を添える「踊り手」の人たちです。
曳山(やま)の運行の途中で休憩を挟みますが、その時に見物人のまえで踊りを披露するのです。

そろいの衣装に身を包み、練習した踊りの成果を披露します。この踊りもまた採点の対象になりますので、各町内で夜遅くまで何回も練習をしていると聞きます。
踊り手の方々は美人そろいです。
偶然にも目の前で踊を披露していた踊り手を写真に収めました。中々の「秋田美人」でしょう。


「秋田美人」の踊りも見られる「土崎湊曳山祭り」にぜひ来年はお越しくださいませ。
秋田美人の画像で今日はしめさて頂きます。

この「曳山」の様子を動画にとってありますのでよろしければこちらもどうぞご覧ください。



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