ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

「古代米ひっつみ定食」と温泉駅舎

2010年10月24日 10時05分28秒 | バイクツーリング
昨日(10月23日)は今ごろには珍しい好天気。これを逃したらいつバイクに乗るんだと言わんばかりの空模様。
ようし、行くぞ。とばかりに行って来たのは岩手県は「ほっとゆだ」。
国道107号線沿いにある湯田温泉郷の一角。鉄道の駅に温泉があるという珍しい所です。





8時半頃に秋田市を出発して ほっとゆだ に着いたのが11時少し前。昼飯には少し早いので、駅舎にある温泉に入ってみることにする。
入浴客は小生を含めて3,4人というところ。お湯は透明で、湯温は少し熱めでした。そんなに大きくない浴槽が3つ、そのうちの一つは空気泡がでてくるもの、もう一つは何にもない湯船そのもの、それらよりやや小さ目で浅い湯船と分かれていました。
サウナや打たせ湯などというものも全くないシンプルな温泉そのもの。
天気が良いというももの、バイクで飛ばすと結構、体は冷えるものです。
その冷えた体には温泉が何よりでした。あったまりました。これで料金は250円です。安いです。浴室にはシャンプー、石鹸などもあります。タオルが無くとも売店で売っていますので、ツーリング途中でも気楽に入れるのが魅力です。
また、浴室の壁には鉄道の信号ランプがあり、赤、黄、青の色により列車の発時刻までの残り時間を知らせるようになっていました。
ちなもに、青は発車時刻の45分前、黄色は30分前、赤は15分前を告知しているとの事です。
列車に乗るまでの間でも余裕をもって温泉に入れるとのはからいなのでしょう。
体があったまったので次は昼飯です。温泉を出ると目の前にあるのが「湯・夢プラザ」という建物。ここには観光案内所やみやげ物などを売っていました。その中にある食事処で食べたのが表題の「古代米ひっつみ定食」でした。古代米は現在普通に食べられている白米とは違い色は紫色に近く赤飯のような色をしています。、その味は白米とは違います。秋田米になれた口には、粘り気が少なく感じました。
また、「ひっつみ」とは岩手県で広く食べられている郷土食でスイトンの一種と思ってください。
このひっつみにも古代米の米粉が使われているとのことです。そのせいか、ひっつみの色も紫色でした。
汁の中には野菜や鶏肉なども入っています。「ひっつみ」は汁とおかずと主食を一度に摂れる言う点では秋田のきりたんぽにも似ているところがあります。



小生はこれで腹いっぱいになりました。安かったです。食事処が入っている建物のすぐそばには足湯の施設もありました。こちらは無料です。


さて、目的の半分は達したとはいえ、まだ時間がありますので、次の予定地に向かいます。
107号線を北上方面に向かい「横川目」の駅を過ぎてから左折し県道37号に入ります。この道路は花巻に通じています。今回の予定はこの道の途中にある「高村山荘」なども見学したかったのです。



そこは彫刻家で詩人の高村光太郎が1945年からの7年間を過ごした場所で、光太郎が生活したそのままの姿でこの小屋を保存してあります。
ここには30数年も前にも訪れたことがありますが、全く何も変わっていませんでした。駐車場の脇にある茶店は新しくなっているようでした。高村山荘の中も1945年からそのままということになります。


この写真が高村光太郎が住んだ小屋の内部の様子です。
外からその様子を見ることが出来ます。

高村光太郎は、よくもこんな粗末な小屋で冬を越したのかと驚嘆のおもいです。
東京の空襲でアトリエと自宅を失い、この地へ疎開してきたとは言え、厳しく不便な境遇に自らを置くことで自分を自制しようとする強い意志がなければとても住むことのできない所には違いありません。
近くにある光太郎ゆかりの旧山口小学校跡の写真などを撮りその地を後にしました。







県道37号線をそのまま進むと県道12号と交わりますので志戸平温泉、鉛温泉を経由し、豊沢ダムを通り県道234号に出て、雫石方面に行くことにしました。




豊沢ダムを過ぎてからの道路は県道234号と名付けるているものの舗装はされていましたが林道そのものです。道幅は狭く極端に曲がりくねり、谷川にはガードロープなどの安全設備などもありません。途中ですれ違ったのは小型の四輪駆動車が1台だけでした。

雫石町との境近くにはこのような神社への入り口などもありました。



さらにバイクを進めるとやっと雫石町との境にたどりつきます。


この県道234号はそのまま進むと県道1号線と合流します。
一桁県道はさすがに立派です。快適に雫石の御所湖のそばを通り国道46号に通じています。
R46号は通りなれた国道なのであとは秋田まではまっしぐらでした。

昨日の全行程を地図に表すと次のようになります。


走行距離や走行時間もわかります。

高低差のデーターに間違いがあるようで、高さに関することはまったくあてになりませんがそのほかの事は正確なようです。

轍と言うソフトを使わしてもらいました。
このソフトの紹介などは別の日に改めてしたいと思います。
それにしても、KLE400で出かければ近頃は悪路に遭遇するのはなぜなのでしょうか。


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