ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

DT230にナビとスクリーンを装着

2021年06月23日 19時52分46秒 | バイクカスタム
バイクナビをDT230につけてみました。これです。


これは前に別のバイク(ZZR250)で使用していたものですが、そちらのバイクよりはDT230の方が稼働率は高いだろうとの判断から、移設をしたのです。電源はACC(アクセサリー電源)から取るのが本当なのですが、DT230には車のようにヒューズボックスなどはありません。キースイッチがオンの時、給電される回路を探さなければなりません。エンジンが始動するとヘッドライトが点くようになっているので、当初はヘッドライトの回路から電源を取ろうかと思いましたが、それでは不便な時もある。エンジンが掛かってなければナビが使えないことになる。エンジンを止めて次の目的地を入力する時だってあるだろう。そこでホーンの回路から分岐して給電することにした。ホーンのプラス側にナビのプラス電源を繋ぎ、マイナスは車体の適当なところにアースを取った。
こんなふうにして装着したのだが、実はちょっと心配なことがある。それはナビが剥き出し状態なのである。ナビは一応は簡易防水となっているが、強い雨の中を走るとナビの背面に直接、雨が当たってしまう。そこで多少の雨でも直接に雨にさらされないように対策を考えた。
それはスクリーンを取り付ける以外にはないだろう。しかしDTはオフ車である。ツーリングバイクならスクリーンは社外品でもあるだろうが、DT230にはそんな気の利いたものはない。無くて欲しいなら自分が作るしかない。そこで自作を試みた。用意した材料は次のもの。

PET板というもの。お気づきの方もおられるかと思いますが、ペットボトルと同じ素材です。プラスチックの中では比較的柔らかな素材です。厚さは2mmを選びました。アクリルの3mmという選択肢もあったのですが、アクリルは硬いために曲げや切断加工が初心者には難しいだろうと判断。
製作の手順は次のようにしました。
1、硬めの紙で車体に合うように型取りする。
2、それをどのように車体のどこに取り付けるかを検討する。
3、PET板を型紙に合わせて切断する。その時に使う工具はカッターナイフ、糸鋸、金鋸、万能ハサミなど、切り口を整えるのにはヤスリや細目のペーパーヤスリ。
4、車体に合わせて取り付け金物を製作。私は手元にアルミのフラットバーがあったのでそれを使用した。次のものです。
スクリーンが止められる部分をアールに曲げておきます。
5、PET板をR曲げ加工する。実はこの工程が最も気を使うところ。私は大きめの鍋を火にかけ80度ぐらいにお湯を温めておきます。そのお湯にPET板を入れて温めます。頃合いをみて取り出して板の両端を持ちゆっくりと力を曲げたい方向に掛けてその状態を維持しますと板は自然に曲がってくれます。一度に曲げようとせずその工程を何度か繰り返します。希望の形に曲がったと判断すればそれを水道の流水で冷やします。
6、曲げたPET板とアルミ金物をビス止めする。
このように組み立てると次のようになります。
スクリーンの形になってきましたね。スクリーンの外周にエッジの保護をするために帯のこの刃に着いてきた保護材を被せました。
7、アルミのフラットバーに車体へ取り付けるための穴加工をする。車体への取り付けはフロントフォークの三叉の上部のボルトと共締めしました。
途中で試行錯誤しながらの作業でしたが、とにかく形になったのが次の画像です。



一つ心配なのはどのぐらいまでのスピードに耐えてくれるのかである。スクリーンの下部だけで車体に装着されているだけなので、上部は風圧で振れることが予想できるのである。
材質の厚さを3mmにして、スクリーンの上部もステーで支えることも必要かもしれない。いずれにしても実際に走って見なければ欠点はわからない。


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