ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

ここらで気分転換ー「炎の人、ゴッホ」についてー

2017年11月10日 19時28分28秒 | 独り言
先月の下旬から15点のモノクロ写真ばかりのブログでした。
本人が飽きてきたわけではないのですが、気分転換に別の話題。

わたしのブログのタイトルが「バイクと映画とひまつぶし」なのですが、バイクと映画の話題が極端に少ないのです。
「おい、おまえ、バイクと映画はどうしたんだよ」と言われても弁解のしようもないぐらい、実はそれらから遠ざかっていたのは事実です。

バイクに関しては興味を失ったわけではありません。
映画に関しても同様です。全く映画を観なくなったわけでもありません。

映画の事を言えば、今の映画で食指をそそられるものが、無いのです。
劇場に足を運んでまで見たいものが無かったという事なのです。

ですが、まるっきり映画から遠ざかっていたのではありません。
先日BSで放映してた「炎の人、ゴッホ」を鑑賞しました。
1956年のアメリカ映画です。
37歳で世を去ってしまった稀有な精神の芸術家の物語、と言ってしまえば身もふたのないのですが、それ以外に表現のしようがないほど、稀有な精神の持ち主であった事は間違いありません。

随分と古い話で申し訳ないのですが、わたしが高校生か浪人生の時、「ゴッホの手紙」と言う書籍を読んだことがあります。
小林秀雄という文芸評論家が書かれたものです。
これを何故読んだかといますと、当時某大学の文学部の入試には小林秀雄の著作からの出題が多かったのです。

ですから、受験対策としてその本を読んだのであって、興味を持っていたわけではないのです。
図らずも某大学の文学部には受かりませんでした。
その後、そんな本を読んだことさえ、忘れていました。
当然、本の内容については全くと言って良いほど覚えておりません。

先日、「炎の人、ゴッホ」を観ていて、突然そのことを思い出したのです。
ゴッホの手紙の相手は弟のテオに宛てたのが多かったような記憶しかありません。

その映画で印象に残った事を一つ。
「そうです、シスター。死は明るい昼に現れる。太陽の金色の光が満ちるときに」と言う言葉を、ゴッホが言うのです。
「ゴッホの手紙」を読んでみたくなりました。





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