ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

「書を捨てよ、畑に出よう」

2016年07月04日 21時00分46秒 | 家庭菜園
いささか、唐突ではありますが、神経伝達物質の一つに「セロトニン」というものがあります。そのほかの神経伝達物質にには、ノルアドレナリン、ドーパミンがあります。後者の二つのノルアドレナリンとドーパミンについては時々聞く言葉ですが、セロトニンについてはほとんど聞いたこともない言葉でした。

さて、このセロトニンという物質は体内の腸に90%、血液中に7~8%、そして残りの2~3%が脳内にあるとされています。
脳内のセロトニンが不足すると、うつ病や、睡眠不足などの精神疾患を引き起こす原因ともなるそうです。
セロトニン不足の症状として、集中力がない、イライラする、ストレスが溜りやすいなどがあるとのことです。

「キレやすい若者」の増加が社会問題として話題になることがあります。この「キレやすい」という症状がセロトニン不足の症状の典型と指摘する研究者がいます。その方の指摘によると、セロトニンが不足する原因は現代人のライフスタイルにあるとされています。
すなわち、パソコン、ゲーム漬け、運動不足、昼夜逆転の生活リズム、不規則な生活などです。
セロトニンが不足がちなのはキレやすい若者ばかりとは限りません。実は家に閉じこもりがちな高齢者にも増えてきている事例があるそうです。

それではセロトニン不足を解消するにはどんなことをすれば良いのでしょうか。
対策として挙げられているものには次の事柄がありました。
早寝早起き、太陽光を浴びる、運動、食べ物をよく噛む、などはセロトニン不足の解消に役立つそうです。
特に重要なのが太陽光を浴びることだそうです。太陽光を浴びると交感神経が活性化し、脳内のセロトニンの分泌が促進されて、抗ストレス作用を生み出すのだそうです。

なお余談ですが寝起きの悪い人のための目覚まし時計で「ひかり目覚まし」というものもあるようです。
これは従来の音や振動で目覚ましを促進するのではなく、起きたい時刻よりまえにさかのぼって太陽光に近い波長の光を一定時間睡眠者の顔に照射することにより、目を覚まさせる、というもののようです。
窓から差し込む光で起きざるを得ないのと同じ状態を作り出すのでしょうかね。

さて、これらのセロトニン不足の解消にとても役立つのが、実は畑仕事やガーデニングなのです。
畑仕事は鍬をもって耕すとか、草取りをするとか、の運動をします。そして何より大事なのはお日様が出ている日中にそれらの作業をするということなのです。はーい、日光浴そのものなのです。そして、日中の暑いさなかを避けて日の出とともにその作業をすれば早起きにもなります。
いいことずくめなのです。畑仕事は。
夜間にジョギングしてる人がたまに居りますが、あれはやはり日中にすべきでしょうな。健康のためには。

そこで、表題の「書を捨てよ、畑に出よう」になるわけです。寺山修司は「書を捨てよ、街に出よう」と言いました。でも、書を捨て、夜の街に出てもダメです。書を捨てたら、昼の畑に出なければいけないのです。





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