ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

晩秋の畑仕事、(長芋の掘り出しは遺跡発掘のように慎重に)

2015年12月18日 18時55分43秒 | 家庭菜園
先月の下旬のことでいささか古い話題ですが、今季最後の大仕事の長芋の掘り出しを行いました。
今年の長芋は地上の葉の茂り方も少なく、それゆえムカゴの生育もよくありませんでした。
今までの経験ではムカゴが芳しくないときは地下の芋の生長もよくない時が多かったので、芋の収穫は多くは期待できないと思っていました。

次の画像を見ましょう。葉がすっかり枯れ落ちた長芋です。

長芋の葉が枯れて半月後ぐらいまではそのままにして置きます。
なぜなら、その後掘り出した芋はすりおろした時に薄茶色に変色する度合いが少なくなるようなのです。
葉に緑色がまだ残っている生長途中の物より葉が枯れ落ちて少し放置した物の方が変色が少ないようです。
これは枯れて完全に生育が止まった長芋は変色を促す酵素の働きが弱くなるからだと聞いたことがあります。

さて、長芋は他の地中に育つ根物野菜と比べると掘り出しに十分な注意が必要です。大根、ニンジン、ゴボウなどは少しぐらい手荒く引き抜いても途中で折れたり千切れたりすることはあまりありません。
しかし、長芋は真上に引っこ抜いたつもりでも、必ずと言ってよいほど中間で折れてしまいます。
途中で折れてしまった長芋は、折れた部分から腐りやすくなり長期の保存には向きません。

私が行っている長芋掘り出し法をご紹介しましょう。格別な秘策などはありません。
急がず、ただバカ丁寧に掘り出すだけなのです。
まずは長芋の弦の地上に近い部分を見つけ出します。畑地の土を5~10センチぐらいを移植ヘラや手で払いのけます。そうすると芋の上部が現れてきます。その後、芋から10センチ以上離れた処の土を小型のスコップや移植ベラで下に掘り進めます。それから土の上に見えている芋の上部から長芋の周りの土を、掘り出した穴の下へ落とし込んでいきます。そのようにして長芋の地中の先端まで周りの土を取り除いて、初めて芋を地中から取り出すことができるのです。長芋一本をほりだすのに10分ぐらいかかるときもあります。総数で大小取り混ぜて60~70本ほどの長芋を掘り出すのに、一日3時間3日間作業を行いました。


掘り出した長芋の一部をお目に掛けましょう。

二股や三股に分かれた物や芋の先端が硬い土などに生育が阻まれ変形したものなども、いくらかありました。総じて今期の長芋の出来は例年ほどの水準には及びませんでした。


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