ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

ライトの明るさは大きさだ。

2010年05月19日 17時25分40秒 | バイクカスタム



本日は当ブログのメインテーマであるバイク改造ネタである。
オフロード車のライトの暗さには困っている御仁も多いと思い何かの参考にでもなれば幸いである。
小生所有のDR250Sの外観上の大きな目玉は、まさしくヘッドライトにある。
このライトは4輪車の角目2灯ヘッドを流用したもので、その明るさは純正品と比べるとかなり明るい。
角目2灯ヘッドの片側1灯のみを使用し、バルブはH4バルブ。W数は55/60Wである。当然もっとハイワットのバルブも装着可能なのであるが、配線とゼネレーターの能力との兼ね合いを考慮し、このW数で我慢している。
当初、キセノンバルブの装着も検討した。だが、イグナイターやバラストは直流電源を必要としているとのことなので、DR250Sはバッテリーなしの仕様の為、直流電源を取り出すためには多くの費用がかかるようなのであきらめることにした訳である。
さて、このライトの説明にもう少しお付き合い願いたい。
ライト本体をくるむように支えているフレームはスチールの丸パイプ16Φを曲げ加工と熔接加工で製作。
フレーム下部は前輪フォークにバンドで留めるようになっており。上部はウインカーのステーと共締めするようになっている。だが、本来この車種専用の作りにはなっていない為、上部の取り付けには少々加工が必要であった。
無理に取付けようとすればバルブより突き出ているH4のソケットがメーター類の前部に干渉しどうにも具合が悪い。
そこで画像にある「への字」型の金具を2.3mm厚の鉄板より切り出し製作した。この金具は思いのほか具合が良く、多少の前傾角度の調整も可能になった。




最後に、純正品との比較であるが、現在はライトに供給されている電源のラインはそのままで、(ハーネスの太さは無改造)下向きの明るさはやや明るいくらい。上向きは格段に明るいと言う状況である。下向きの照度は期待したほどではなかった。
この原因はH4バルブの構造が下向き配光の時、対向車へ眩しさを防止するため、フィラメントの前に遮光板が付いていることに理由がある。

ヘッドライトの明るさは光源の照度によるのは勿論のことなのだが、その光源を効率よく照射する反射鏡とレンズによる影響も大いにあると思われる。レンズの面積比は純正品の3倍強といったところか。
このライトでさらに明るさを求めるのには電源ラインを太い物にするとか、ライトリレーを使用しゼネレーターからの直結配線をすれば向上の余地がありそうだが、それには直流電源を取り出す方法を検討しなければなるまい。
今後、更なる改良をめざして、次の画像の物を計画中である。ライトはシビエのバイオスカーというドライビングライトである。図面は出来ているのだが中々製作に移せないでいる。
余談だが、バイオスカーをご存知の方は年配の人か余程の好き者でしょう。(20数年前の物を手元に置いとくなんてなんて物持ちが良いのか、貧乏性なんですね。)



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