麦の“おかげさまで”

プチ庭のこと、パッチワーク・キルトのことや
 日々の何気ないことを綴っています。

 

猊鼻渓 舟下り。。。(4)

2010-04-18 | 

私達4人が岩手への旅にて遠野を楽しんだ翌日(4/7)
帰りに立ち寄ったのは私の故郷、
とてもいいところなんですよ~!!
県南に位置する 猊鼻渓(げいびけい) です。

一関駅で新幹線を降り大船渡線に乗り換えて約20分
げいびけい駅に降り立ち5分ほど歩くとこの渓谷はあります。

日本百景・日本三大渓谷にあげられる景勝地なんです~^^


                   (この画像はHPよりお借りしました)
↑この景色はポスターやお土産品などでおなじみです。

この猊鼻渓は
北上川の支流、砂鉄川が石灰岩を浸食してできた約2kmの渓谷で
100mを超える断崖絶壁が2kmにわたって両岸にそそり立ち
その間を清流がゆったりと流れます。

春は藤の花、夏は新緑がつくる涼を求めて
秋は紅葉、冬は水墨画の世界を楽しめます。



さぁ、今日の舟下りではどんな渓谷美を楽しめるのでしょう。。。
こちらも未だシーズンオフかな。
同舟者は16名程でゆったりと1時間半の舟下りです。


それにしても今日はあいにくの寒さ。。。
昨日の遠野のポカポカ天気はどこ行った~~~
川面を吹き渡る風がやけに身に沁みるよ~~~
↑アルミのシートにくるまってる人もいる。。。

この日の船頭さんは小野寺さん
ユーモアたっぷりに両岸の巨岩、奇岩の説明をしながら
1本の竿で巧みに舟をあやつっていきます。

あぁ~見えてきました~女岩

 

  
荘夫岩           少婦岩       
        左の岩、、竿の先端の部分、白い岩のあたりが男性の顔に見えます。
右の岩、、黒っぽい岩の端が女性の横顔に見えます。
ふたつ合わせて 夫婦岩  とよばれます。

今通り過ぎたところを振り返ると
ほら、夫婦岩ですよ~

モデルさんが良いので、なんとか上手く撮れました~^^

そうそ、ユーモラスな船頭さんの説明を・・・
「このご婦人(少婦岩のこと)は中々のおしゃれさんで
昨日までのつけまつげはきょうの風にてどこへやら吹き飛び
代わりと言っちゃあなんですが
その下を見れば鼻毛が2、3本」

舟が揺れるほどの大爆笑

あ、ほんと、あの鼻に見える所に細~い小枝がちらちら見える~~~


木々の萌黄もみられない早春のまるで墨絵の世界を
30分程笑いと共にたっぷり楽しんで片道の終着地です。
舟をおりて少し歩くと奇岩が現れて、、



これが 獅子ヶ鼻 (茶いろっぽい三角のところょ)
この地の名前の由来といわれる岩ですね。

この鼻、私たちが子供の頃はこんなに風化されておらず
本当の獅子の鼻に見えたような。。。

獅子ヶ鼻の 下の方には穴がひとつあって
ここに石が入れば めでたし。。
幸運が舞い込むのだとか。。。

といっても昔は投げるのは石だったけれど


今では 運玉なるものが 5個で100円で売られていてね
私たちも よいしょっ と投げてはみたものの
川の中ほどにあえなく ぽっちゃん
写真は腕自慢?のHiroちゃん、、残念!!

同舟の男性陣も成功者なし、でございました。

ここで最後の記念撮影です。

さぁ~ また舟に乗って清流を下ります。
帰りのお楽しみはなんといっても
船頭さんの歌う 追分 ですね~!!

今日の船頭さんもそれはみごとな げいび追分でしたよ。
両岸の岩々に反響してなんともいえぬ雰囲気
これを聴きたくてやってくるお客さんもいるほどだとか。。

他に 津軽山歌 と 南部牛追い歌 も歌ってくれました。
ブラボー!!
船頭さんの歌声に酔いしれてる間に早くも
船着場に到着でした。
あ~ぁ 楽しかった~!!



船頭の小野寺さん ありかとうございました。

この渓谷は本当に素晴らしい所です。
私の写真ではせっかくの渓谷美も数枚しかなくイマイチでしたが

こちらさんは目線を変えて素晴らしい猊鼻渓を紹介しています。
よろしかったらクリックしてご覧くださいませね。
そして、みちのくへお出での折には
どうかお立ち寄りになってご覧下さいませ~!!
(別に宣伝料いただいてるわけではないですが~笑)


さて私にとって、
これからまだお楽しみがあったんです~~~(^^♪

舟を降りると
ここからほと近くに住む姪っ子が待っててくれたんです。
やがて、車で20分の所から
実家の姪っ子も孫ちゃんとかけつけてくれて
お茶でかんぱ~い。
姪たちとは2年半ぶりのうれしい再会です。
私の長兄の二女と次兄の長女で
姪たちはいとこどうしなんです。
みんなでにぎやかに十割蕎麦のランチ、、
もちろん美味しかったで~す。

こうして、たった1泊の旅でしたが
とても思い出に残るいい旅ができました。

気のおけない友とのお出かけって
さて、次は。。。
もう次のことを楽しみにしている4人です。