日本の景観を探る

幼い頃、見た自然の風景、山、川、野、樹木、草花を求め歩き、今も残る季節の風情を、田舎の集落に探し,その記録を残す。

茨城県・大子町・袋田で

2011-02-23 06:57:20 | 昨日(過日)の風景


過日のある日、茨城県・大子町袋田での前の会社のOB会に、出かけて行った。

この大子町、たぶん全国の町ン中では、1・2番の大きな面積をもつ町だろう。

ほとんどが山で農作物のとれる耕地は少ない、林業と農業の町である。

急な坂地に耕作される「こんにゃく」は名産。
子供を背負ってのこんにゃく栽培は、屈んだとき、子供が背中からずり落ち、
坂地を転げ落ちるので、昔から「畑に子供を背負っていかない」との、話を聞いたことがあるが、真実は?。


しかしこの大子町には、いろいろ全国的に有名な、自然・名産が多い。

まずは、日本三大漠の1つ、「袋田の滝」、通称「四度の滝」、滝が凍ることで「氷漠」の名も。

次に、この奥久慈大子の周辺の久慈川だけでしか見られない、シガ(流氷の一種)。
川底で、氷が発生し、浮かび上がって流れる現象。

そして、食は「そば」と「久慈軍鶏」だ。


写真はこの日も、岩肌に凍った丸い氷塊が見られ、その上を滝が流れ落ちていた。






この日は、ウイークデイであったが、冬の閑(いや寒の字の間違い)村には不似合いの観光客が、

滝の周辺には集まっていた。





今回の時間は、2月中旬の午前12時ごろだったが、滝は半分ほど凍った状態に見えた。
「氷漠」の名は、厳寒時ではウソはない。











どうして、このような風景が出来るのか?。
自然は、本当に不思議だが、素晴らしい。










カメラを遠く退いてみたが、こう見ると袋田の滝もまた違った趣を見せると感じたのは、自分だけか?。









滝口に登る前の、茶店やお土産屋の通りに面して、「四度瀧不動明王」の神社あり。









「四度瀧不動明王」の山門越しに不動尊を拝む。







茶店・お土産の呼子が声をかけても、無視して滝に向って黙って歩く観光客。

いまどきのどこの観光地にもある、光景だ。

日本の観光地の復興には、何か妙案はないのか、他人ごとには思えぬ寂しさが。










いつ行っても、この奇妙な店の飾りには目を曳かれる。

雑な、アンバランスな、飾りも、店主の性格なのだろう。

時々しか、開店してない点も、店主の性格か?。

コメント
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