過日、石井の鬼怒川堤を散歩しているとき、カラスの野郎(誰か烏の雌雄を知らんで、雄か雌か分らないが)が自分の頭のすぐ上を飛んでいった。
カラスは大変頭が良いと言われており、弱者(子供、女)を知っており、時々威嚇すると言う、多分自分も年寄れた老人と思ったのだろう、舐められたものだ。
その後、そのカラスを追っていったが、この写真のカラスは多分自分を威嚇した「はしぶとカラス」だと思う。
カラスで思い出すのが、宇都宮でも由来がある、茨城県の磯原町(現在の北茨城市の主町)出身のあの「野口雨情」の歌詞 童謡「七つの子」である。
大正10年に発表された、日本の最も知られた名曲の一つである。
この歌の中の「七つ」という言葉が「七羽」をさすのか「七歳」を指すのかが以前から話題になっている。
上・下の写真は、「竹カラス停まる」の2枚であるが、間違いなく「はしぶとカラス」である、しかも栄養がいいのかかなり肥えていて、「メタポ・カラス」である。
カラスほど、人に嫌われる鳥はないと言われる事から、悪いイメージによることわざが多い、いかに列記してみた。
・「烏の埋食い」 「烏の雲だめ」 「烏の請合」
・「鵜の真似をする烏」 「烏合の衆」 「多数を頼む群れ烏」
「烏の行水」 「烏の頭白く、馬角を生ず」 「闇夜のからす」・・・・
でも、良いことわざもある。
・「鳩に三枝の礼あり、烏に反哺の孝あり」
鳩は親より三枝下がって止まり、烏は成長したあと、育ててくれた恩返しに今 度は親鳥の口にえさを含ませて返す、ということで、昔の人が子供に礼儀と孝 行を教えたものである。
こういうことわざもある。
・「烏の白糞」 親に似ない優秀な子を生むこと、また絶対ないことをいうたと え。
最後に、鳥と紛らわし烏の漢字は象形文字で、カラスは体が黒く目がどこにあるのかわからないので、鳥の字の目にあたる部分の一画を省いたとされる。
最後の写真は、カラスが一躍「鳶に成った」雄姿である。
「カラス変じて、鳶に成る」このイメージを何かことわざの意味づけは???
こんなのはどうか、(物事は外見でわからない、中身を充分見て判断する)こりゃダメだ。