キューピットが出てきました
5月3日(火)
何となく晴天・・・とまでは行かなくても天気は持ちそうです。
今日は市内の円山動物園に行きます。
前回行ったときの反省を活かし、客が並び始める前に並んでしまおうと言うことで、開園30分前の9時到着を目処にホテルを出ます。
また、駅からカメラを持って歩くのが辛いお年頃と言うことで、タクシーで向かいます。
市内の混雑も無いことからスムーズに動けたこともあり、予定より早く着きそうなので、道中の北海道神宮に先に行くこととします。
お参りを済ませ、神宮の裏手に出れば円山動物園はすぐそこです。
予想どおり既に何組かの家族連れも並んでおられます。
そして続々と列が伸びていきます。
3月から電子決済と共にクレジットカードでの入園料支払いができるようになったこともあり、スタッフがお客の列を2つに捌いています。
クレジットカード決済も、できたらタッチ決済にするとか、交通系電子マネーもタッチにするとか、そもそもコンビニ決済かネット決済を取り入れたら窓口業務の簡素化と、お客様の待ち時間短縮に繋がると思うのですが、如何でしょうか、札幌市さん。
さて、9時15分にチケット販売と入園が始まります。
が、動物園センターの前で9時30分まで待つようです。
この間に先んじてお土産売場をチラ見しておきます。
この後の周辺のお客様の動きは二分され、約半分は左手ふれあい動物園へ、残りは右手のカンガルーやキリン舎を目指します。
ホッキョクグマのコアなフアンは西門から入場する様で、正門からダッシュをかける方は見受けられません。
俺は右手のエゾタヌキを皮切りに、アフリカゾーン、アジアゾーンを経て反時計回りに回る作戦に出ます。
しかし・・・何だ
1 新型コロナ・鳥インフルエンザで一部入園制限
2 アムールトラ、ライオンは亡くなり展示場は空
3 オランウータン舎は改修工事
4 シンリンオオカミは病気療養中
と言う具合で、園の規模の割にサクサク見て回れます。
そう言えば、到津の森の岩野前園長が「キリンもゾウもライオンもいない、そんな動物園があってもいいじゃないか」とおっしゃっていましたが、地方のマニアックな園(ときわとか・・・)を除き、総合動物園で、これらが本当にいなくなると割と寂しい事が分かります。
ライオンなんか、サファリ系の園で「笑ったらくれる」ようにも思えるのですが・・・
空いた展示場を眺めながらそんなこと考えています。
そんなこんなで、ほぼ1周しゾウ舎へ。
前回来た際は室内展示でしたが、今回は皆さん屋外展示場におられます。
何やら奥の2頭がパオンパオン騒ぎながら遊んでいます。
(決して、喧嘩ではございませぬ・・・)
そう言えば、前回来たときは気づかなかったのですが、ゾウたちのお尻に何かマークが入っています。
常連さんに聞いたところ、ゾウの孤児院にいた頃に個体識別で入れられた焼印だとか・・・
う~~~~ん・・・
今さらどうしようもないのでしょうが、何だかな~~~と考えさせられます。
これでほぼ1周・・・時間は12時
そろそろ抜け出す、いいタイミングです。
今日のお出かけテーマは3つ
1 円山の森で動物観察
2 道立近代美術館
【特別展】フェルメールと17世紀オランダ絵画展
3 33年前に言った市内の釣具屋に行ってみる
です。
とりあえず園を出て遊歩道に。
5分も歩かないうちに、ヤマガラ発見。
しかも目の前の看板の上に留まってくれて、その距離50cmです。
同じカツラの樹でシマリスも観られます。
その他、何種類か野鳥を観察しますが、正直、そんなに詳しくないのでよくわかりません。
そうこうしている間に、麓まで降りてきます。
地下鉄で円山公園駅から西18丁目駅まで1駅乗り、5分も歩けば北海道立近代美術館ですが、その前に昼食です。
駅を降りてすぐのビル2階に「Grill&Hamburgar Monster」というお店を発見です。
まぁ、よさげな雰囲気なのでそのまま入店です。
なんでも、ランチは「ハンバーグ」か「ハンバーガー」か「唐揚げ」の3つのみです。
口がハンバーガーになっていたので、ハンバーガーランチを注文です。
フライドポテトとフライドオニオンリング、そしてサラダ、オマケにドリンク飲み放題です。
ちなみにサラダとフライドポテトもお代わり自由となっていますが、さすがに・・・
もともとボリューム満点の事もあり、無理っぽいです。
店を出て徒歩5分で道立近代美術館です。
「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」で「窓際で手紙を読む女」を観るためです。
実は「窓際で手紙を読む女」は2011年、ちょうど新婚旅行で訪れた京都で拝見したことがあります。
その後、2017年から修復が行われ、壁面にキューピットの画が描かれていることが判明しました。今回は修復後の画を見ることができる訳です。
館内はそこそこの人手です。
そこをかき分け、他の作品にはほぼ目もくれず、「窓際で手紙を読む女」にたどり着きます。
しばし鑑賞し展示室を出ます。
ふと、反対側の展示室を観ると、「日本画家 羽生輝展 悠久の岬を望む」をやっており、ついでと言ってはご無礼ですがこちらも拝見することに。
だが、これが凄かった!!
圧倒的な迫力に震える程の作品です。
大満足の元、美術館を後にします。
次に大学時代、2度程行った事のある釣具屋さんに行ってみることにします。
距離は1km程あるのですが、気持ちのいい天候なので歩いて向かいます。
お店の名前は「テムズ」
フライフィッシングの専門店です。
大学時代の夏休み2年連続で北海道の渓流魚を釣りにきたのですが、その降りに情報収集と機材補充に寄ったお店です。
今はフライフィッシングからは足が遠のいていますので、特に買い足す物も無いのですが、なんだか懐かしく店内を観て回ります。
ここで、円山動物園にいる嫁から緊急連絡です。
シンリンオオカミの「ジェイ」が、今朝亡くなった発表がなされたとのことです。
3月から体調が思わしくなく、展示中止となっていましたが、今回ツアーで再会することを楽しみにしていた子なので、とても残念です。
動物園に戻る道すがら、花屋でお花を調達し、持っていくこととします。
15時30分、再び円山動物園に入園です。
献花台は明日からということで、受付にお花を預け、園内をもう半周だけ観て回ります。
16時30分西門から退園し、釧路でお会いした常連Mさんに車で送って貰います。
荷物をホテルにおいて、観光がてら今日の夕食会場まで歩いて向かいます。
今日の夕食は炉端焼きです。
俺たち家族+常連Mさんと北の山海物を楽しみます。
常連さんとは明日、小樽水族館にもご一緒して頂けるとのことで、大変楽しみにしています。
夕食後は再びホテルまで徒歩で戻り、明日に向けて荷物のパッキングや仕分けを行います。