goo blog サービス終了のお知らせ 

🌸🌸扉の向こうに🌸🌸

扉の向こうにあるものは・・・

2012年06月30日 16時58分34秒 | 花の神話と伝説
別名/類義語  麦の秋・麦秋(ばくしゅう)・ 麦秋(むぎあき)
・麦の波・麦畑・麦生(むぎふ)・麦の穂・穂麦(ほむぎ)麦穂(ばくすい)

花言葉 音楽の魅力・裕福・富
折れた麦の場合  争い

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
 小麦・大麦などの麦類は初夏を中心とする季節(5月~7月)に
収穫期を迎え、畑いっぱいに穂が実ります。
この時期を麦の秋と呼ぶようになりました。

 小麦や大麦の原産地である地中海東岸は夏に著しく乾燥するため、
夏に作物が育ちにくく、麦の仲間は、米のように夏に育つのではなく、
秋に種をまかれたあと、冬の間に育って、初夏に実を結びます。

 辺りの草木がみずみずしい緑色となっている初夏に、
麦畑だけが黄金色になっているのを見ると、なにか神々しさのような
ものを感じます。
6月も今日で終わります。明日から夏の7月に入ります。

因みに「妙源寺」季節の由来によりますと
【天文学上の夏】は 夏至~秋分前日まで
(新暦6月22日頃~9月22日頃まで)
【気候学上の夏】は 新暦6月~8月

初夏とは、立夏(5月6日頃)から芒種の前日(6月5日頃)まで。
仲夏とは、芒種(6月6日頃)から小暑の前日(7月6日頃)まで。
晩夏とは、小暑(7月7日頃)から立秋の前日(8月7日頃)まで

夏の関連季語に、朱夏・炎夏・蒸炒・炎帝などがあります。以上です。 

捩花(ねじばな)

2012年06月29日 18時02分45秒 | 花の神話と伝説
別名  「捩花(もじずり)」「ネジレバナ」
            「ネジリバナ」「ねじり草(そう)」


花言葉  「思慕」
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
捩摺(モジズリ)とは
捩摺とはねじれ模様をすりつけた絹織物のことを云います。

ねじれの方向は、右巻き・左巻き両方が見られます。
(ねじれのない個体もあります)
科名 ラン科の多年草。
原産地 日本 
栽培方法 株分けで増やします。
北海道~九州の日当たりのよい野原、田のあぜ、
芝生などに自生する野草で、排水がよく、
あまり肥沃でない所を好みます。
草丈は30~40cmで、5~8月に開花します。

ネジバナ(捩花、学名:Spiranthes sinensis (Pers.)
Ames var. amoena (M.Bieb.) H.Hara)は、
ラン科ネジバナ属の小型の多年草。別名がモジズリ(綟摺
特徴
源融が百人一首でネジバナを「もぢずり」と詠んでおります。
湿っていて日当たりの良い、背の低い草地に良く生育します。
花色は通常桃色で、
小さな花を多数細長い花茎に密着させるように
つけますが、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く
「ねじれた花序」が和名の由来になります。

学名のSpiranthes(スピランセス)は、ギリシャ語の
「speira(螺旋(らせん))+ anthos(花)」に由来します。

右巻きと左巻きの両方があり、中には花序がねじれない個体や、
途中でねじれ方が変わる個体もあります。
右巻きと左巻きの比率は大体1対1です。

花茎から伸びる子房は緑色で、茎に沿って上に伸び、
その先端につく花は真横に向かって咲く。花茎の高さは10-40 cm。
花は小さく、5弁がピンク、唇弁が白。
花のつく位置が茎の周りに螺旋状であるため、
花茎の周りにピンクの花が螺旋階段のように並ぶことになります。

白花や緑色の個体もしばしば見られます。
コハナバチのような小形のハナバチなどが花粉塊を運んで
他花受粉が起こると考えられますが、長期にわたって花粉塊が
運び去られないと、これが崩壊して柱頭に降りかかり、
自家受粉を成立させることが知られております。
開花時期は4-9月
葉は柔らかく厚みがあり、根出状に数枚つけます。
冬期は楕円形だが生育期間中は細長く伸びます。
根は極めて太短く、細めのサツマイモのような形で数本です。
ごく稀に真っ白い花をつける個体(シロネジバナ)が見られます。
ウィキペディア参考
   

睡蓮

2012年06月27日 23時35分50秒 | 花の神話と伝説
別名  未草(ヒツジグサ)英名:ウォーターリリー



花言葉  「清純な心」「甘美」「優しさ」「信頼」「純情」「信仰」
 (白) 「純粋」「潔白」

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
 
日本では、原種のひとつ「ヒツジグサ(未草)」が自生しております。

エジプトでは「太陽のシンボル」とされ、神聖な存在です。

エジプト・バングラデシュ・タイ の国花になっております。


スイレン科 水生植物(多年草)
原産地 世界の熱帯~亜熱帯(日本にも原種あり)
花期 6~8月
花色 白、ピンク、黄色、紫など(「熱帯性」のほうが花色が豊富)

神話と伝説

東洋の話
湖の近くにワヨタ(太陽)という尊長には、美しい恋人の乙女がいました
しかし乙女の両親が交際に反対した為 乙女は、
川に身を投げ睡蓮になりました
それから睡蓮は、太陽(ワヨタ)の暖かさで開花 
日が沈むと眠るようになったそうです

ドイツの話
森のニンフは、人が近づくと睡蓮に化け通り過ぎると
元の姿に戻っていました
睡蓮の葉の下には、邪悪な魔物が住んで花を摘む時は、
呪文を唱え刃物を使わないと言い伝えあります

エジプトでは、ナイル河畔にたくさん咲いていることから
「ナイルの花嫁」と 呼ばれ、国花になっております

名前の由来
和名 未草(ヒツジグサ)は「未の刻(今の午後 2 時)」に
咲くことからつけられました。

花言葉の由来
エジプトでは、太陽のシンボルとして神聖視され「信仰」の
花言葉が生まれました

開花期・・5月~9月
原産地・・熱帯 シベリアから欧州
花色・・・・赤 ピンク 黄 オレンジ 紫 青 白
花持ち・・・3日~5日

昼過ぎには花が閉じてしまうイメージがありますが、
夜咲きの品種もあります。
睡蓮で思い出されるのはランスを代表する印象派の画家、
クロード・モネですね。自宅の庭にある睡蓮の池をモチーフに、
200点以上が制作されております。

・池のなかで植栽。
・蓮(ハス)に似た花。
ハスは、葉や花が水面から立ち上がりますが
睡蓮は、葉も花も水面に浮かんだままです。
(「熱帯睡蓮」は、花が水面から立ち上がります)






百日紅

2012年06月26日 15時31分51秒 | 花の神話と伝説
別名 百日紅 ひゃくじつこう 怕痒樹(ハヨウジュ)
          「クスグリノキ、サスリノキ、サルナメリ」


花言葉  「潔白」「不用意」「雄弁」「愛敬」「活動」
「世話好き」あなたを信じる」
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
サルスベリはミソハギ科の落葉高木。原産地は中国南部。
季節は7~9月。花の色は、紅、白、淡紫。
なめらかな木肌は、樹皮が定期的にはがれ落ちるためです。
開花期は、同時に樹皮が剥がれ落ちるシーズンでもあります。
線路の枕木や床柱に使われます。
材質が堅く、しっかりとしているため、
耐久性が必要な部分に用いられております。

新しく伸びた枝の先に花を咲かせるので、
冬に剪定します。

由来
鉢物用の矮性種「一才サルスベリ」という園芸品種もあります。
さるすべりの樹皮はなめらかで剥がれやすく、
木登り上手なサルでさえもすべって落ちるところからネーミングされました。
百日紅とは長い期間に渡って花を咲かせることを意味します。
約100日間、ピンクの花を咲かせるのが名前の由来になっております。
約3ヶ月間、夏から秋まで咲き続けます。
実際には、一度咲いた枝先から再度芽が出てきて
花をつけるため、咲き続けているように見えます。
花はしわしわの形。白い花もあります。
・「猿滑」とも書きます。
・秋になると、早めに落葉します。

さるすべりの幹をくすぐると、花が細かく揺れます。
この揺れる花が、見ようによっては盛んに話しているようなので、
雄弁という花言葉になりました。

サルスベリは6月~7月の夏の暑さに慣れたころが最盛期で、
花径約3㎝、外側の6個が長いしわくちゃの紙のような6弁花で、
花つきは美しく華麗です。
葉は卵形で無毛。
葯のほとんどが黄色で、色は紅色・白・ピンク・紫紅です。
幹肌の美しさや、花を長く楽しめることもあって、
庭植えや街路樹にもよく植えられております。

属名のラジェルストレミアは本属の命名者であるスウェーデンの生物学者
「ラジェルストレーム(M.von.Lagerstroum)」の名にちなんでおります。
英名は「crape myrtle(クレープ・ミルトル)」。

花色が美しいうえ、夏の盛りから10月ころまで100日間咲き続けることから
漢名である「ヒャクジツコウ(百日紅)」とも呼ばれております。
あるいは幹をくすぐると枝や葉が細かく揺れるので「怕痒樹(ハヨウジュ)」。
ほかに「クスグリノキ、サスリノキ、サルナメリ」などの呼称もあります。

花言葉は、この揺れている様子が盛んにおしゃべりしているように
見えるので「雄弁」となったそうです

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*

早朝にはしっとりした雰囲気の百日紅の印象が強く心に残ります。


沙羅の花

2012年06月24日 16時31分46秒 | 花の神話と伝説
別名 「沙羅の木」(しゃらのき)「夏椿」

花言葉  愛らしさ・はかない美しさ・さわやか・愛らしい人・哀愁
季 語  晩夏

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
被子植物門 Magnoliophyta
双子葉植物綱 Magnoliopsida
ツバキ目 Theales
ツバキ科 Theaceae
ナツツバキ属 Stewartia
ナツツバキ S. pseudocamellia
ナツツバキ(夏椿)
英名
Japanese stuartia

ナツツバキ(夏椿、学名:Stewartia pseudocamellia)は、
ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。
仏教の聖樹、フタバガキ科の娑羅双樹(さらそうじゅ)に擬せられ、
この名がついたといわれております。
①特徴
原産地は日本から朝鮮半島南部にかけてであり、
日本では宮城県以西の本州、四国、九州に自生し、よく栽培もされます。
樹高は10m程度になり、樹皮は帯紅色でツルツルしており「サルスベリ」
の別名もあります(石川県など)。
葉は楕円形で、長さ10cm程度。
ツバキのように肉厚の光沢のある葉ではなく、秋には落葉します。

・花期は6月~7月初旬
・花の大きさは直径5cm程度で、花びらは5枚で白く雄しべの花糸が黄色い。
・すっきりした白色のきれいな花です。
・朝に開花し、夕方には落花する一日花です。
・「椿」の名ですが、梅雨の頃に開花します。
・5枚の花びらの 縁(ふち)には、こまかいギザギザがあります。
・花の形が椿によく似ており、夏に開花することから「夏椿」
 と呼ばれております。
・幹はすべすべしております。

ナツツバキより花の小さいヒメシャラ(Stewartia monadelpha)も
山地に自生し栽培もされます。
ナツツバキ属(Stewartia)は東アジアと北アメリカに8種ほど
分布しております。

・お寺によく植えられております。
・「沙羅双樹(さらそうじゅ)」と呼ばれることもあのくすが、
お釈迦(しゃか)様が亡くなったときに
近くに生えていたことで有名な「沙羅双樹」は、
全く別の熱帯樹のことです。
「沙羅双樹」は日本の風土では育たちません。
では、なぜ夏椿がこの「沙羅双樹」に間違われたのか・・・。
昔、ある僧侶が、仏教にゆかりのある沙羅双樹の樹は
日本にもきっとあるはず、と山に入っていろいろ
探したところ、夏椿の木を見て沙羅双樹と思い込み
広めたため、との説で知られております。

※釈迦が悟りを開いたことで有名な木は
「インド菩提樹(インドぼだいじゅ)」です。

ウィキペディア 他より

矢車草

2012年06月23日 15時31分45秒 | 花の神話と伝説

別名 矢車菊 イエローサルタン黄花匂矢車(きばなにおいやぐるま)
  コーンフラワーブルー(ヤグルマギクの花の青)



花言葉 幸福感・繊細・優雅・繊細な心・独身生活・
デリカシー・幸福感・隠された功績・幸福・癒しの力・
矢車草(白)の花言葉は、愉快
矢車草(黄)の花言葉は、侮り
矢車草(紫)の花言葉は、貴方の要求を容れます
矢車草(青紫)の花言葉は、教育・信頼
季 語 仲夏

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
キク科セントウレア属
ユキノシタ科にも矢車草という同名の植物があるので区別するために
呼ばれる事があります。
・菊科。
・学名 Centaurea cyanus(矢車菊)
Centaurea : セントウレア属
cyanus : 藍色の
Centaurea は、ギリシャ神話に出てくる
半人半馬の怪物、
「Centaur(ケンタウルス)」の
名前にちなむ。

エジプトでツタンカーメンの棺が発掘されたとき、
埋葬品と一緒に発見された花がこの矢車草でした。

それほど古代から愛されてきた花です。
英名のコーンフラワーのコーンとは、麦のことで、
麦畑でよく見る花だからです。

ドイツでは国花であるため「カイゼルの花」と呼ばれ、
独身者が襟元につける習慣があったので「独身者のボタン」
というしゃれた名前もありました

・ヨーロッパ原産。ドイツの国花。
明治初期~中期に渡来。
・春から夏にかけて色とりどりの花が咲きます。
・古代エジプトのツタンカーメン王の墓
からも発見された、由緒ある花です。
(古代エジプトでは青い花が魔除けとされ
王様のミイラの胸のところに飾られた)
・鯉のぼりの柱の先につける矢車に似ている
ことから「矢車菊」の名前になりました。
・ヨーロッパ東南部や西アジアの麦畑の中に
咲いていたことから、
英名は「コーンフラワー」。
・ドライフラワーにも利用されます。
野生種は青花で、種名の「cyanus」は「あさぎ色の」という意味です。
属名の「Centaurea」は、ギリシャ神話に出てくる半人半馬の怪物ケンタウルスから。

ヨーロッパ原産。もとは麦畑などに多い雑草でしたが
園芸用に改良され桃色などの品種が作られました。
ドイツ連邦共和国、エストニア共和国、マルタ共和国の国花です。
耐寒性一年生植物。越年草のものもあります。
夏に矢車状の花が咲きます。

栽培
東北地方以北または寒さの厳しい中部山岳地帯では春播きですが、
関東地方以西の平地では秋にまきまる。
現在販売されているタネはほとんどが寒咲種で、
8月末にまき、暖かな日だまりに植えておいてやると、年内に開花します。
普通は9月下旬に播種し、4月頃から咲かせます。
病虫害も少なく、丈夫な草花で、花壇や家庭の切り花などに用いられます。
文化
その青色の美しさから、最高級のサファイアの色味を
「コーンフラワーブルー」(ヤグルマギクの花の青)として
引き合いに出されます。
ツタンカーメン王の棺の上にはヤグルマギク、蓮、オリーブ等で
作られた花輪が載せられておりました。
マリー・アントワネットが好んだ花であり、
洋食器の『小花散らし』の模様は彼女がデザインした
ヤグルマギクの柄に由来します。

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
双子葉植物綱 Magnoliopsida
バラ目 Rosales
ユキノシタ科 Saxifragaceae
ヤグルマソウ属 Rodgersia
ヤグルマソウ R. podophylla
特徴
根出葉は5枚の小葉からなる掌状複葉で、葉柄は50cmに達します。
小葉は倒卵形で先端が3-5浅裂する。花茎の高さは1mほどになり、
短い葉柄をもった茎葉が数個互生します。

花期は6-7月で、先端に円錐状の花序をつけます。
花弁はなく、花弁にみえる萼裂片は長さ2-4mmで、ふつう5-7個あり、
はじめ緑白色で、のちに白色に変わります。
雄蕊は長さ3-4mmで8-15個あり、直立です。
花柱は長さ1.5-2.5mmになり、2個あり、花時に直立します。
果実は狭卵形の果で、長さ5mmになります。

和名の由来
小葉の構成が、端午の節句の鯉のぼりにそえる「矢車」
に似ることによる。
分布と生育環境
日本では、北海道西南部、本州に、世界では朝鮮半島に分布し、
深山の谷沿いの林床など、湿り気のある場所に生育する。
しばしば大きな群落をつくる。
ウイキペディア その他より

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
矢車草と言われているものには二種類ございました。
一つは幼いころからお庭で見慣れた菊科で矢車草と呼んでおりました。
そして、ユキノシタ科の白い花を咲かせます矢車草がございます。
以上 まだまだ知識不足ですので、解り次第加筆致します。

合歓の花

2012年06月21日 23時11分23秒 | 花の神話と伝説
ねむのき(合歓の木)
花言葉 「歓喜」「胸のときめき」「創造力」
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*

マメ科 落葉高木
原産地 日本 南アジア
高さ 6~10メートル前後
花期 6~7月
花色 淡紅色~白(おしべの軸色)

繊細な羽毛のように見えるのは雄しべ。

① 名前の由来
葉が夜になると閉じる様子が眠るように見えるところから
「眠りの木」 → 「ねむの木」となったとされております。
② 名前と花言葉の由来
和名のネム、ネブは、夜になると葉が閉じること(就眠運動)
に由来します。
漢字名の「合歓木」は、中国においてネムノキが夫婦円満の象徴
とされていることから付けられたものです。
男女が共寝すること喜びを共にすることをあらわす言葉
「合歓」が用いられた理由は葉がピッタリとくっつき男女が
共寝する姿に似る為か不機嫌になった夫にネムの花を酒に入れて
飲ませると機嫌が良くなるという中国の伝説から、家族が仲良くなる、
歓びを共にするという意味で「合歓」が用いられたと考えられております。

特徴
葉は2回偶数羽状複葉。花は頭状花序的に枝先に集まって夏に咲きます。

淡紅色のおしべが長く美しい。香りは桃のように甘い。

果実は細長く扁平な豆果。
マメ科に属しますが、他のマメ科の植物とは花の形が大きく異なります。

陽樹であり、荒れ地に最初に侵入するパイオニア的樹木です。
河原や雑木林に生え、高さは10mにもなります。
芽吹くのは遅く、成長は他の木と比較すると迅速です。

ネムノキ属は主として熱帯に150種ほどが分布しますが、
その中でネムノキは飛び抜けて耐寒性が強く高緯度まで分布します。
温帯で広く栽培され、一部で野生化しております。

・開花時期は、 6/15頃~ 9/ 5頃。
7月後半頃は花が途絶えるが、8月になると
再び咲き始めます。
・日当たりのよいところに生えます。
・夏の夕方に、かわった紅の花を咲かせます。
花は化粧用の刷毛(はけ)に似ている。
・オジギソウの葉は触るとシューッと閉じるが、
ネムノキの葉は触っただけでは閉じません。
夜になるとゆっくりと自分で閉じ、
それがまるで眠るようなので「眠りの木」、
そしてしだいに「ねむの木」に変化していきました。

・地方によっては七夕の日に「ネム流し」といって
合歓の木の枝と大豆の葉を川の流れに流して
邪気をはらう行事があります。

ウイキペディアより




栗の花

2012年06月20日 22時11分57秒 | 花の神話と伝説

花言葉   「満足」「豪奢」「贅沢」 
樹木    「私を公平にせよ」「公平であれ」
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*

ブナ科 落葉高木
原産地 アジア、北アメリカ ヨーロッパ
高さ 2~5メートル前後
花期 6月
花色 (雄花)乳白色

6月に、白く目立つのは雄花。独特の匂いがあります。

日本の産地は、茨城、愛媛、熊本など。
京都の「丹波グリ」と兵庫の「但馬グリ」もブランド栗として有名です。

日本種、中国種、ヨーロッパ種に大きく分けられ、
日本種は「大粒で風味がよい」・・・栗ごはん、ぜんざい、ようかん

中国種は「小粒で渋皮がとれやすい」・・・天津甘栗

ヨーロッパ種は「甘さ中くらい」・・・マロングラッセ、焼き栗
など、特色があります。

栗の花には雄花と雌花があり、雄花は紐のように長く、
雌花は雄花の根元の方に小さな薄緑色の花をひっそりと咲かせます。
霧にぬれた穂状の花は、銀の紐のように枝から下がり、
独特の匂いを放っています。

●栗
クリはおなじみのイガを持つ実を落とす、ブナ科クリ属の木です。
英語ではチェスナットchestnut、フランス語ではマロンmarronといい、
栗色の色彩はマロンもしくはマルーンmaroonという名前で
一般に通用します。
日本にも「栗色」という色彩名があります。
クリという言葉は「黒実(くろみ)」がなまったものとも、
クルクル転がるからその名ができたものとも言われ、
後者の派生語としてはクルミなどが挙げられます。
かつて古代日本では、石ころのことを「クリ」と呼んでいた時期が
ありました。
クリを意味するチェストナットという言葉は、
ラテン語のカスタネアcastanea、
ギリシア語のカスタノンが語源で、
その意味するところはどちらも「クリの木」です
(余談ですが、楽器のカスタネットは栗の木を使うことから
その名があります)。この言葉から、
クリを意味するチェストchestという言葉ができ、
「実」を意味するナットがついてチェストナットchestnutという
言葉になりました。
ちなみに、クリを意味するフランス語には、マロンの他に
シャテーニュchâtaigneという言葉がありますが、
一般にひとつの果皮にひとつの実しか入らないものを
マロン、複数の実が入っているものをシャテーニュと呼び
習わしているようです。
● 歴史
マロン・グラッセ(クリの実の砂糖漬け)などの材料になる
ヨーロッパグリの原産地はコーカサス地方ですが、
ニホングリと呼ばれる日本固有種は日本が原産地であり、
中国グリ(シナグリ)と呼ばれる中国固有種は華北地方が原産であり、
その種類はそれぞれ違います。

古代ローマ時代には既にいくつかの品種が編み出されており、
紀元前5世紀ごろのギリシアでは主食のひとつとして食べられていたことも
ありました。


苔の花

2012年06月14日 17時18分16秒 | 花の神話と伝説
別名 花苔



花言葉 「母性愛」「 信頼」 「孤独」「物思い」
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
苔にも花言葉があります。
これだけでも驚きですが、季語としても扱われております。

苔類の胞子体。
梅雨の頃、白や薄紫色の胞子を入れた胞子嚢を花に見立てていう語です。

苔(たい)とは、生物学的には苔類(たいるい)のことをさします。

コケと言った場合は、苔類、蘚類、ツノゴケ類の総称として使われ、
伝統的な分類ではコケ植物門としてまとめられます。

しかし、日常用語で苔(こけ)・コケは、植物であるコケ植物のほかに、
菌類と藻類の共生体である「地衣類」をも指します。

その他、一部のごく小型の維管束植物や藻類もコケと呼ばれる場合があり
地域によっては、キノコの類をコケと呼ぶことがあります。

漢字では、蘚は蘚類を、苔は苔類をさし、総称としては蘚苔(せんたい)
または苔蘚(たいせん)といわれております。

日本では、俗には蘚・苔・ツノゴケを区別せずに
総称して苔の字を使っていることが多くあります。

要するに地表や岩の上にはいつくばるように成長し、
広がるような植物的なものをまとめてこう呼びます。
食用の苔もあります。
日本においては、苔は日本庭園や盆栽で利用されるほか、
日本の国歌・君が代で歌われるなど、馴染み深いものです。
京都市には地面一面に苔をはやした西芳寺(通称:苔寺)
という寺があります。

また、コケは岩や地表が長く放置されたときに生え、
.耕すなどの攪乱が行われていると育たない、との認識があります。
例えば「苔むす」という言葉はその状態が長く続いてきたことを示す。

これは善悪両面の取り方があり、「転石苔むさず」は、
「腰を落ち着けて長く一つのことを続けないと成果は上がらない」の
意味に取るのが普通ですが、ときに「活動を続けている人は古びない」
という意味に使われます。
英語ではA Rolling Stone gathers No Mossで、イギリスでは前者の
意味で使いますが、アメリカでは後者の意味に使う。
苔の育て方
苔は乾燥に強いが、高温のムレに弱く暑い日中の水やりが苔を蒸らす
ことになり、非常に苔の生育を阻害するので避けたほうがよい。

夏は苦手で冬は強いので、秋に苔を蒔いて、来年の春までに、
大きく育てるのがよい方法です。
強い日当たりの場所は、苔は弱ります。
やはり半日蔭(木漏れ日が動く場所)で苔はよく育ちます。
苔の育て方のポイントは
1:水やりは夕方にたくさんやる。
2:水はけをよくする。
3:風あたりの強いところは苦手なので、風避けを設ける。
4:落ち葉を取り除く。光合成ができなくなり、生育を阻害する。

子季語 花苔
関連季語 苔茂る
解説 梅雨のころ、苔に咲く白や紫、赤などのごく小さな花のごときもの。
来歴 『俳諧大成新式』(元禄11年、1698年)に所出。
文学での言及  
実証的見解 苔の花といっても正確には花ではありません。
苔は原始的な植物で苔類、蘚類、ツノゴケ類、地
衣類などに分類されるものの総称である。

「苔の花」というのはこれらの苔類から立ち上がる生殖器官のことです。
苔類では雌器床、雄器床がそれであり
蘚類は地衣類は胞子嚢がそれです。

花言葉の由来
国歌、君が代に「こけのむすまで」と歌われている通り、
こけ類は樹木や岩石をおおうところから「母が子をかばう」意味に転じ、
母性愛が花言葉になっております。
熱帯や高山、世界中に繁殖している植物、種類は2万とも3万ともいわれ
十分に調査されていない植物の1つです。
「こけ」は他の植物の根を激しい暑さによる乾燥や恐ろしい寒さによる
凍結から守り、又、ほかの植物ならとうてい生きられないような痩せた
土地にへばりつき、その土地を他の植物が生きられる様に変えていく
献身的な植物なのです。
ウイキペディア他

時計草

2012年06月13日 18時17分55秒 | 花の神話と伝説
別名    パッションフラワー・ハナトケイソウ


花言葉  「信心」「宗教」「信仰」「宗教的熱情」「聖なる愛」
     「信じる心」「隠しもった情熱」「聖なる力」「奇抜」「受難」
     「恋の激しい苦しみ」
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
トケイソウ科 常緑つる植物
原産地 熱帯アメリカ
科・属名 トケイソウ科・パッシフローラ(トケイソウ)属
原産地 ブラジル・ペルー原産 状態 つる性多年草
つるの長さ 6メートル前後
花期 5~9月
花色 紫・白・ピンク・赤など

ユニークな花の形で知られ、世界中で観賞用に広く栽培されております。
つる性で萼片・花弁が5個ずつあり、夏に花径8㎝ほどの大形の花を
付けます。
色は白や淡紅・黄・ピンク、紫色で、糸状の副冠が時計の文字盤のように
整然とした花形をしております。

ブラジル原産のクダモノトケイソウの果実は、
パッションフルーツとしてお馴染みです。

属名のパッシフローラはラテン語の「パッシオ(キリストの受難)」が
語源とされております。

英語ではパッションフラワー「passion flower(受難の花)」と
呼ばれております。
イエズス会の宣教師らによってラテン語で flos passionis と呼ばれていた
のを訳したものです。
この花を初めて見た16世紀の宣教師たちは、原産地である中南米に
派遣された彼らは、この花をかつてアッシジの聖フランチェスコが
夢に見たという「十字架上の花」と信じ、キリスト教の布教に利用しました。

・3本の雌しべを磔にされたキリストの釘跡に、
名前は3つに分かれた雌しべが時計の針のように見えることに由来します。

・5本の雄しべはキリストの5つの傷、

・花弁と萼の10枚を使徒になぞらえ、

・巻きひげは鞭をあらわしていると捉え命名したといわれております。

スペインの伝説では、キリストの手足を打ち抜いた釘の跡をふさいだのは
このトケイソウとあります。

霊力を持つ花だとして聖職者や病で苦しむ人たちがこの花を探し求めた
ということです。

名前は花びらを時計の文字盤に、雄しべと雌しべを長短の針に見立て
「トケイソウ(時計草)」と名づけられました。

・英語名のPassionは「情熱」ではなく「キリストの受難」を意味しており、
 英名 passion flower は「キリストの受難の花」のいみてず。
 16世紀頃のキリスト教の布教にも利用されたと言われております。
・俳句では夏の季語です。

原種は500種類以上あるとされ、
赤い花を咲かせるベニバナトケイソウ、
果実(パッションフルーツ)を食べるクダモノトケイソウなど
品種も様々で、
園芸品種用に品種改良が繰り返され1000種を超えるとも言われております。

耐陰性、耐寒性があり成長も早く初心者でも栽培が容易です。

クダモノトケイソウは温暖な気候で育成するため奄美諸島や沖縄県などで
栽培されますが、関東以西であれば気温を5度以下に保ち、
霜などを注意することで栽培が可能な品種も存在します。

なお、英単語 passion には「情熱」の意味もありますが、
この植物の名称での passion は「受難」の意味であって、
「情熱」の意味ではありません。

トケイソウの利用
一般にパッションフルーツと呼ばれる物は
クダモノトケイソウ(Passiflora edulis)の実で、これ以外にも
P. ligularis、P. mollissima、P. quadrangularis等が
食用(果汁の採取)目的で栽培されることがあります。
またハーブとして、鎮痛・精神安定・抗痙攣・不眠の緩和・血圧の降下・
ヒステリーやノイローゼの緩和・更年期障害など「精神や痛みを静める」
働きがあるといわれております。

※後日、加筆の可能性あります。

オクラの花

2012年06月12日 13時16分33秒 | 花の神話と伝説
別名  アメリカネリ(黄蜀葵)・オカレンコン(陸蓮根)

花言葉  「恋によって身が細る」「恋の病」
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
花は夏の季語ですが、オクラ自体は秋の季語不思議です。
オクラはの花は一日でしぼんで、結実します。

・葵(あおい)科。
・学名 Abelmoschus esculentus
Abelmoschus : トロロアオイ属
esculentus : 食用になる
Abelmoschus(アベルモスカス)は、
アラビア語の「abul-mosk
(じゃこう(香り)の父)」が語源。
・アフリカ原産。
・名前は英語の「okra」から。
(原産地の地名らしい)
フランス名は「gombo(ガンボ、ゴンボ)」。
・夏、黄色いきれいな花が咲き、
そのあとにできる実があの「おくら」になる食用です。
切り口が5角形、独特のねばねば、 さくさくおいしいですね。
 ヌルヌルとした独特の粘り気のある野菜として、
 花よりも実のほうがよく知られております。

南米の郷土料理「ガンボ」には欠かせない食材です。
 独特のネバネバは、水溶性食物繊維とムチンというタンパク質で、
 整腸作用や胃の粘膜の保護作用があります。

トロロアオイ属のオクラは、中央が赤色の黄色花を咲かせます。
実のネバネバの正体はペクチン、ムチンなどで、糖尿病の予防や
整腸作用などがあり、ビタミンB1やビタミンC、カリウムなどを
含むため夏バテ防止などにも有効です。

オクラの花よりもひとまわり大きな花を咲かせます。
ハナオクラ(別名:トロロアオイ)は、実ではなく
花を食すことができます。

以前はフヨウ属(Hibiscus)に分類されておりましたが、
現在ではトロロアオイ属に分類されております。

短期間で50cm-2mほどに生長し、15-30cmの大きさの掌状の葉をつけ、
黄色に中央が赤色のトロロアオイに非常に似た花をつけます。

開花は夜から早朝にかけてで、昼にはしぼんでしまいます。

開花後、長さ5-30cmの先の尖った形の五稜の果実をつけ、
表面に短毛が生えており、熟すと木質化します。

・原産地はアフリカ北東部(エチオピアが有力)で、熱帯から温帯で栽培されます。
・エジプトでは、紀元前元年頃にはすでに栽培されておりました。
・アメリカ州では、主に西アフリカから移住させられた奴隷によって
 栽培が始まり、現在でもアメリカ合衆国南部、西インド諸島、
・ブラジル北部など、アフリカ系住民の多い地域でよく栽培されております。
・熱帯では多年草ですが、オクラは少しの霜で枯れてしまうほどに
 寒さに弱いために、日本では一年草となっております。

・日本に入って来たのは明治初期である。
 従来「ネリ」と呼んでいたトロロアオイの近縁種であるため、
 アメリカネリと名付けられた。
現在の日本で主流を占めるのは、稜がはっきりしていて
断面は丸みを帯びた星型になる品種だが、沖縄や八丈島などでは
大型で稜がほとんどなく、断面の丸いものが栽培されております。
他にも莢が暗紅色になるもの(赤オクラ)など亜種は多い。
大きくなりすぎると繊維が発達して食感が悪くなるので、角オクラは10cm、
丸オクラは15-20cmくらいに成長した段階で収穫されております。



フランネル草

2012年06月11日 12時41分48秒 | 花の神話と伝説
別名  スイセンノウ(酔仙翁)(水仙翁)・らんぷの花
            

花言葉
誠実・機知・機転・思慕・冠・名誉・強い気持ち・いつも愛して

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*

特徴
南ヨーロッパ原産でナデシコ科の多年草です。
花茎が70~80㎝で茎はまっすぐに立ち、
夏に花柄の頂に鮮やかな紅色や白色などの五弁花をつけ、
明るい紫紅色とのバランスがとても美しい花です。
また株全体に白い毛を密布し、葉が銀色を帯びているので
花のない時期でも葉や茎でも楽しめます。
草丈は50~70㎝、花期は6~9月頃です。
茎は直立し、茎先に3cm程の淡紅色や白色の5弁花をつける。
茎葉は対生し、葉身は披針形。花壇や鉢植えで利用される。
人家周辺で栽培されていたものが野生化している帰化植物。

江戸時代に移入された二年草

いわれ・由来
フランネル(flannel)とはイギリス原産の起毛した布の意で、
茎葉が柔らかな綿毛に覆われ、手触りがよいことから
「フランネルソウ(フランネル草)」と呼ばれています。
茎全体が白い毛で覆われ、ビロード状でフランネルに似ることから
フランネル草と呼ばれております。
英名は「rose campion(ローズ キャンピオン)」です。

属名の「リクニス(Lychnis)」は炎のような紫紅色で、
または葉がふかふかしてロウソクの芯に適しているため、
ギリシア語の「lychnos(ランプ)」が由来とされます。
花が灯火のようにみえることにも因ます。


※後日加筆の可能性あります。


未央柳(びょうやなぎ)

2012年06月10日 20時52分45秒 | 花の神話と伝説
別名  美女柳(びじょやなぎ)美容柳(びようやなぎ)
            金線海棠(きんせんかいどう)


花言葉 幸い
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
開花時期は、 6/ 1頃~ 7/15頃。
中国原産。
澄んだ黄色の花をいっぱい咲かせ長いおしべが花から、はみ出ております。
花のいわれ
漢の高祖劉邦が、長安の竜首山に造営した宮殿が未央宮。
時は下り、唐の時代にも造営され、その第6代皇帝が玄宗。
「開元の治」と称賛される善政を布きながら、晩年に楊貴妃を溺愛し、
彼女の一族、楊国忠を宰相に据えたところ、
彼と、同じく重用した胡人の安禄山とが対立、
755年に安禄山の乱を招いた。
一時その勢力が強くなり、玄宗皇帝は遂に蜀に亡命し、
途中の馬嵬(ばかい)でやむなく楊貴妃を殺した。

その後、長安に戻った玄宗が眼にした風景は、
楊貴妃が居ないだけで昔のまま。
城内の大明宮にある太液池の芙蓉(当時は蓮の花)に、
楊貴妃の面影を重ね合わせ、未央宮の柳に、
その美しい眉を思い浮かべて、玄宗は涙、涙であった………。

玄宗と楊貴妃との愛と悲しみを綴った長編叙事詩「長恨歌」
を世に出した唐の詩人、白楽天の諸作品は平易明快で、
日本文学にも多大の影響を与え、長らく知識人の愛唱するところとなった。
長恨歌にある「太液の芙蓉、未央の柳」の7言は、
「源氏物語の桐壷の巻」に、そのまま使われているほどで、
平安時代以降、わが知識人の素養にしっかり取り込まれている。

一部ウイキペディアより抜粋しました。加筆あります。



枇杷(びわ)の実と枇杷の花

2012年06月09日 13時25分35秒 | 花の神話と伝説
  


花言葉 「内気」「ひそかな告白」「静かな思い」「温和」「治癒」
「あなたに打ち明ける」

枇杷の実は夏の季語 
枇杷の花は冬の季語

*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*

・晩秋から冬に、枝先に細かい毛が生えた褐色のつぼみがたくさんついて、
やさしい香りのする黄白色の5弁花が房になって咲くと、
初夏に淡いオレンジ色に熟した実が鈴なりになります。
・実は初夏に熟し、花は11月~12月に開花して芳香を放ちます。
・ビワ(枇杷)の誕生花:1月25日、6月27日、12月9日、12月20日
薔薇(ばら)科。
・学名 Eriobotrya japonica
Eriobotrya : ビワ属
japonica : 日本の Eriobotrya は、ギリシャ語の
「erion(軟毛、羊毛)+ botrys(葡萄)」が語源です。
表面が白い軟毛で覆われた実が、ぶどうのような房になることから
ついたようです。
・「桃栗3年、柿8年」ということわざがありますが、さらに
 「ビワは9年でなりかねる」ということわざもあるようです。
(実はなかなかできないらしいです)
・葉は厚くて固く、薬用になり関節の痛みによく効くようです。
また、ビワの葉を2枚、産毛のあるほう(裏)をこすり合わせて
 患部に貼るのも効き目があります。
・材は粘り強いので木刀、杖、くし、印材などに使われます。
・「比波」と書くこともあります。

ビワ(枇杷、学名: Eriobotrya japonica)は、バラ科の常緑高木
およびその果実です。
中国南西部原産。英語の「loquat」は広東語「蘆橘」(ロウクワッ)
に由来します。
日本には古代に持ち込まれたと考えられております。
またインドなどにも広がり、ビワを用いた様々な療法が生まれました。
中国系移民がハワイに持ち込んだ他、日本からイスラエルやブラジルに
広まりトルコ、レバノン、ギリシャ、イタリア南部、スペイン、
フランス南部、アフリカ北部などでも栽培されております。
植物学的特徴
・ 葉は互生し、葉柄は短い。
葉の形は20cm前後の長楕円形で厚くて堅く、表面が葉脈ごとに波打っております。
縁には波状の鋸歯があり、枝葉は春・夏・秋と年に3度伸長します。
・花芽は主に春枝の先端に着きます。
花芽は純正花芽。
花期は11~2月、白い地味な花をつけます。
花弁は5枚。葯には毛が密に生えております。

・自家受粉が可能で、初夏に卵形をした黄橙色の実をつけます。
・果実は花たくが肥厚した偽果で、全体が薄い産毛に覆われております。
・長崎県、千葉県、鹿児島県などの温暖な地域での栽培が多いものの
若干の耐寒性を持ち、寒冷地でも冬期の最低気温-10℃程度であれば
生育・結実可能である。
露地成熟は5月~6月。

ビワにまつわる言葉等
・ 桃栗三年柿八年枇杷(は早くて)十三年
・インドの古い仏典、涅槃経(ねはんきょう)などに、ビワの木は花や葉、果実に、様々な薬効があり、大薬王樹と呼ばれているそうです。
名前と花言葉の由来
・花(木)の名は、果実の形が楽器の琵琶に似ているところから名づけられました。
・花言葉「あなたに打ち明ける」「密かな告白」は、実をたくさんつけるけれど、房になって咲いても目立たない小さな花の印象からつけられたのでしょうか。
・花言葉「治癒」は、古くから葉が民間療法として用いられてきたことからつけられたのでしょう
品種
・江戸時代末期に日本に導入され、明治時代から、茂木(もぎ)や
田中などの果樹としての品種がいくつかあります。
現在ではその他に大房、瑞穂、クイーン長崎(福原)、白茂木、麗月、
陽玉、涼風、長生早生、室戸早生、森尾早生、長崎早生、楠、
なつたよりなど多くの品種があります。
・中国びわとして冠玉や大五星などがあります。
2006年、種なしびわである希房が品種登録されました。

古代に渡来し野生化した物と考えられる自生木もありますが種が大きく
果肉が薄いため果樹としての価値はほとんどありません。

産地 日本では全国でビワの実が6730トン(2004年産、農林水産省統計)
収穫され、長崎県、千葉県(南房総市)、
鹿児島県など太平洋側の温暖な気候の土地で栽培されております。
特に長崎県は、全国の3分の1近くを産する日本一の産地となっております。
ただ、近年は食の多様化や種子を取り出すなど食べにくさに加え、
農家の高齢化等もあり、収穫量は減り気味でなのです。
近年ではビニールハウスによる促成栽培も行われております。
薬用 「大薬王樹」と呼ばれ、民間療薬として親しまれており、
葉はアミグダリンやクエン酸などを多く含み、乾燥させてビワ茶とされる
他、直接患部に貼るなど生薬(枇杷葉(びわよう))とし
て用いられております。

・葉の上にお灸を乗せる(温圧療法)とアミグダリンの鎮痛作用により
神経痛に効果があるとされております。
ただし、アミグダリンは胃腸で分解されると猛毒である青酸を発生します。
そのため、葉などアミグダリンが多く含まれる部位を経口摂取する際は、
取り扱いを間違えると健康を害し、最悪の場合は命を落とす危険性さえ
あります。
・果実酒 氷砂糖とホワイトリカーだけでも作れますが、
ビワは酸味が非常に少ないので皮むきレモンの輪切りを加えて
漬け込むとよいようです。 また、果肉を用いずにビワの種子のみを使った
ビワ種酒は、杏仁に共通する芳香を持ち、通の間で好まれます。
・木材 乾燥させると非常に硬い上に粘りが強く、昔から杖の材料として
利用されておりました。現在でも上記の薬用効果にあやかり、
乾燥させて磨いた物を縁起物の『長寿杖』と称して利用されております。
激しく打ち合わせても折れることがないことから、剣道・剣術用の高級な
木刀として利用されております。

・ビワは初冬から花が咲き始めます。
ほとんどの木が、これから休眠に入ろうかという時期に花を開くのです。
花の少ない時期ですから、蜜を求めて色んな虫達が集まってきます。
・そんなビワの花ですから、季語として多くの俳句が詠まれています。
・中国南西部原産。
・英語の「loquat」は広東語「蘆橘」(ロウクワッ)に由来します。
・日本には古代に持ち込まれたと考えられております。
・インドなどにも広がり、ビワを用いた様々な療法が生まれております。
・中国系移民がハワイに持ち込んだ他、日本からイスラエルやブラジルに広まりました。
・トルコ、レバノン、ギリシャ、イタリア南部、スペイン、フランス南部、
 アフリカ北部などでも栽培される。
同じ漢字でも中国での呼称は「ピパ」。
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*
以上 ウイキペディア その他より 
※写真の入れ替えと加筆致しました。2013.12.15
以後も可能性がございます。



ジャスミン

2012年06月07日 13時53分59秒 | 花の神話と伝説

別名 マツリカ(茉莉花)

花言葉 「愛らしさ」「素直」「優美」「清純」「清浄無垢」
*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*

花時期は6~8月頃
一株あるだけで周りが心地よい香りでいっぱいになります。
また、香りだけでなく、見た目も楽しめる植物です。

ジャスミンという名で呼ばれる花には、マダカスカルジャスミン・
はごろもジャスミン・カロライナジャスミンなどがあります。
その中でジャスミンティーの原料にするのは、このまつりかだけなのです。
昔の中国では乾燥させたこの花を衣類にはさんで移り香を楽しみました。

中国の宋朝(西暦960年-1279年)では、ジャスミン(花)
は人々に避暑の香花として親しまれておりました。
宋代(現在の河南省、あの中国の少林寺より東へ100km程いった所)
の宮廷では夏にたくさんのジャスミンを集め、皇帝の住む庭にたくさん植え、
皇帝を夏の暑さから守っていたと言われています。
ジャスミンからできたお茶は中国では花茶(ファチャ)と呼ばれ、
その変わった作り方と芳醇な香りが話題になり、
あっという間に中国全土に広がりを見せました。
人が飲むとすごく爽やかな気分になることから、
古くから不老長寿の妙薬としても愛飲され続けました。
そして、中国人がはるか昔からどれ程お茶を愛していたかは、
宋代のとある粋な詩人が詠った詩からもうかがう事ができます。
「真っ白なジャスミンが体の内で花を咲かせ、
その蜜で体の外まで香りを漂わす」と詩よりくした。
中国人がはるか昔からどれ程、お茶を愛していたかが良く伝わる詩です。

ジャスミンの効能
日本の中華料理でもジャスミン茶は頻繁に出されています。
日本でのジャスミン茶は「消化促進」や「におい消し」のイメージが
かなり強いのですが、実はそれだけではありません。
ジャスミン茶にはビタミンC、E、そしてミネラルが豊富に含まれるため、
「気分転換」「不安や悩みを軽減」「リラックス効果」「美容」などの
効能があるのです。
ビタミンCの量は、実にジャスミン茶3杯分でりんご一個分の量になります。
そして、注目すべきはジャスミンの香り成分「ベンデルアセテート」。
その香りをかぐことで右脳を刺激し、自律神経の緊張を緩和させ、
集中力やストレス解消につながる事が科学的に証明されています。

また、ジャスミン、緑茶に関して研究をなさっておられる
愛知大学医学部の奥田拓道先生らの実験によりますと、
高脂肪食の長期間摂取によるネズミの体重増加が
ジャスミン茶を与えることによって抑制される事が確認されました。
その実験から脂肪分解促進作用と脂質吸収抑制作用
(膵臓リパーゼ抑制)が判明しました。
香りで口臭を予防する事が期待できます。
日本茶や中国茶などのお茶類にはカフェインが多く含まれる為、
寝る前や不眠の改善をねらって使うならジャスミンだけで飲むか、
他のハーブとブレンドして飲む方が良いでしょう。

ジャスミンのお茶には 鎮静効果や抗うつ作用があり、
気分転換をする、不安や気うつを軽減させて、
不眠を解消するなどが代表的な効能です。
胃腸の調子の良くない方、下痢気味の方などにもおすすめです。
女性のホルモンバランスを調整する働きも知られており、
生理時に体調が崩れる人や更年期障害の方にもよいそうです。