お茶しよう♪

旅するように生きる私の記録、10数年目、数えられない

映画『沈まぬ太陽』

2009-11-18 23:59:22 | cinema
1日つぶれる覚悟で行ってきました。
3時間40分。

長い!
お尻痛い!!
疲れた!!!
頭痛い!!!!



しかし、それを超えるくらい『観た~』っていうドッシリ、充実感がありました。

原作読んだのは8年か9年くらい前かな~?
すっごい衝撃的で、夜も眠れずに読んだのを覚えてます。

映画はかなり原作に忠実で、少し脚本違う部分もあるけど、
まさに大作ですね。

私は基本JAL好きだし、JALカードだし、マイル貯めてるし(笑)
だから今後もJALに乗るけど、普通に乗りたくないと思う人の気持ちもわかるなぁ。

そういう時代だったんだろうけど。

しかし、昨年公開の『クライマーズハイ』にしても、この『沈まぬ太陽』にしてもやっぱり御巣鷹山のご遺族は、時は経っていても辛くて観れないんだろうなぁ・・というか、
観てほしくない内容かも。
たとえそれが事実だとしても。(事実に基づいた小説とのことだけど、当事者じゃないからどこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなのかはわからないし)

しかし、それを知らないということはもっと怖い。
無知は罪なり・・・だよね。

高校時代の担任の先生で、初めて尊敬できる先生がいて、その人はよく『知的好奇心を持て』と言っていた。
そのときは、しつこいなぁくらいに思ってたけど、本当にそれが大事だと今でも思う。

思い出した。

私ももう一回その言葉をかみしめて生きていきたい。

空の旅がもっともっと安全になるように、
あの御巣鷹山の事故を知らない世代の人たちにも観てほしい。

小学5年生、林間学校の帰りのバスの中でのクイズ。
バスガイドさんの出したクイズの中で初めて知った『坂本九』という人の存在。
(私たちは九ちゃんという人をオンタイムで知らない)

その日、帰宅後所沢上空はものすごい騒がしかった。
ヘリコプターがひっきりなしに飛んでいた。
航空管制塔があるから。

ニュースで繰り返し流される『日航機123便がレーダーから消えました』という
速報。
ただ事ではない緊張感があった。

九ちゃんは、私たちが知ったその日、帰らぬ人となった。
バスガイドさんが歌った『上を向いて歩こう』が
事故直後のワイドショーで頻繁に流れていた。

私にはそういう記憶があるけど、7~8年後に生まれた世代からは知らない事故なんだよね。
でもすでに、知らない世代が航空会社に入社して活躍しているはず。
そういう人たちにはぜひ見てほしいなぁ。













沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)
山崎 豊子
新潮社

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7 コメント

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Unknown (まつきち)
2009-11-19 01:30:15
見たんだね!

オイラも原作を過去何度も読み返しては
日航機の事故思い出してました。

あの原作を三時間半にどうまとめるんだろうって
すっごい気にはなってましたが。。。
チエさんの日記読んでて
これは見にいかねばって思ったよ!

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Unknown (Emma)
2009-11-19 07:24:58
あの8月12日、そんな偶然があったのですか?
この映画の冒頭シーンは『クライマーズハイ』より重く、私はタイトルが出る前にもう涙ボロボロでした…
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Unknown (yayoi)
2009-11-19 11:09:16
ちえちゃんげんき~?わたしは映画館になかなか行けないから
本を読んでみようと思っていたところなんだ。多くの人の思いがこもってる作品だから、本を読むのも、映画を見るのも勇気がいるというか、覚悟してみないといけないかなぁと思ってます。

それで、知的好奇心は高2の時の先生だよね?ちがう??
最近記憶力が低下してるみたい~。ちえちゃんに「しんじられな~い」とか言われちゃう!!
で、きになってK先生って今何してるかな~って
調べたら、現地で結構活躍中みたい。学校も
なんだかスゴくなってるね。手が空いたとき見てみてね。
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Unknown (所沢のもう一人のちえ)
2009-11-19 22:00:12
ちえちゃんお久しぶり~
前回のこはるちゃん!可愛いかった~!
やっぱり女の子はいいね!うちは男なので、来年の予定だけども、再来年にするかも~

墜落の日の事私も凄く覚えてるよ~
ヘリコプター凄かったよね!

原作も読んで、衝撃的だったのを覚えてます。

友達のお父さんが管制塔で働いていて、墜落の日は大変だったって20歳の頃聞いて、これまた衝撃的でした。

今も海外のエライさんが来日の時はあの辺渋滞して大変だと父がよく嘆いてるよ~
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Unknown (chie)
2009-11-20 00:14:57
まつきちさん☆
そういわれてみれば3時間半にうまくまとまってると思うよ~!!
ぜひ観てね。
できればスクリーンで!!
カラチにも興味が出たし、アフリカに行きたくなるかも?!


Emma.さん☆
そうなんです。忘れられない1日です。
あのガイドさんが一番驚いてるだろうなぁ。
本当に衝撃的でした。


yayoiちゃん☆
お久しぶり~。
確かに二人の小さな子供を連れて、あの映画は見れないね~。
ぜひ原作読んでほしいわ~。
映画見てから原作読むよりは、原作読んで→後からDVDのほうがより良いと思うよ!!

そうだよ。
高2の時のK橋先生だよ~。
ちなみに高3のK先生は嫌いだったなぁ(笑)

現地というとシンガポール??
すっかり忘れていた。
今度シンガポール行ったら訪ねてみようかね?!
あのヒゲのあつくるしさが懐かしい!!


千恵ちゃん☆
コメントありがと~!!
あの日は所沢市民にとっても緊迫感あふれる日だったね。
何かと飛行機にゆかりのある所沢。
いまでも管制塔はいつでも日本の空の安全を見てるんだね。
ちょっと感慨深い。

やっぱり所沢の思い出はいっぱいあるなぁ。。



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あの日は。。。 (繭子)
2009-11-20 23:49:15
どんなに赤字になってもJALを愛してやまない私。
私はな、なんと当時母と妹と3人でアメリカ旅行中でまさに墜落の次の日にロスから成田へ向かうJAL機に居たのだ。

ガラス越しに見てる機体の前で手を合わせてお祈りする私と妹の写真が残ってるよ。6歳だったあっこは怖がってた。
入社しての訓練ではあの日の授業もあって、色んな写真やビデオを見たよ。その時は社員としての心構えを教えられた。
運良く助かったクルーの人の写真や女の子の写真も見たし、
先輩は新人訓練中で予約係を担当してたんだけど、お盆で満席だったのに次の日は電話がほとんどかかってこなくて、
シーン。。。としてたんだって。 予約をキャンセルするお客さんの中でも「僕はJALを応援してるけど、妻が乗るなというのでキャンセルしたい。。。。」っていう優しい人や「あの助かった人と同じ席にしてくれ!!」って怒鳴る人。まさに衝撃的な1日だったそうだよ。
「安全第一」これに尽きるね。

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繭子☆ (chie)
2009-11-22 00:16:34
当時アメリカ旅行中・!
やっぱりすごいなぁ、渡邊家。

入社時点で、当時現役の先輩がいらしたのね。
その先輩方はこの映画の公開も複雑だろうねぇ。
被害者側が描くものと、加害者側になってしまった会社側の立場は全然違うだろうから。

しかし、私も繭子も、今もJALが好きだと堂々と言えるというのは、事故後のJALの営業努力だと思う。

やっぱりどこの国行っても、サービス面では安心するもんね。

あの映画みたいに(繭子はまだ見てないケド!!)私も子供VIPで小3の時羽田→仙台でひとりで乗ったことあるよ~。
その時悪天候で仙台に着陸できず、羽田戻ってきたの。
お姉さん優しかったよ~。何回も声掛けてくれて。

映画みながら、もう飛んでないけど、繭子のこと何回も思って見てた。
こんな感じで飛んでたんだろうなぁって。

返す返すも、繭子の飛行機乗りたかったな~と思うよ。残念だな。






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