LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

電源トラブル・解決篇

2010年03月16日 23時51分26秒 | 時事ネタ関連
前回の記事のコメント欄にも書きましたが、月曜日の午後、またも2階の電圧低下が再発。件の電気屋さんに電話すると、やはりコンセントか、あるいは天井裏の接点関係が怪しい、という意見でした。
とりあえず2階の電気は切っておいて下さい、ということで、またも書斎と仕事場は電気無し状態に。

仕方ないので1階のコンセントから長い延長コードで電気を持ってきましたが、あまり沢山の機器をつなぐと今度は1階のブレーカが落ちてしまうので、パソコンと光回線のルーターだけにしておきました。
仕事をしようにもバリ取り・仮組みくらいしか出来ません。しかも夕方になるともう暗くて全然ダメですよ。普段如何に電気に頼っているかを痛感させられました。

昨日火曜日、朝一番に電気屋さんが来てくれましたが、2階のブレーカを上げてみると、コンセントや天井の照明は何ごとも無かったかのように復活。こういう再現性の無いトラブルほど厄介なものはありません。
とりあえず、2階のほぼすべてのコンセントを開けてみましたが、焼損した痕跡は全くなし。ということは…
「常識的に考えて、あとは天井裏の接点でしょうね。どこかにショートしているところがあるはずなんですよ。天井裏に上がれるところはありますか?」

これが困った。我が家は鉄骨パネル工法で建てられているんですが、こういう作りの家には天井裏に入れるようなリッドは無いのが普通なのです。1階の天井裏には、2階の床下収納庫を外せば入れるんですが、2階の天井はどこも外せません。となると、穴を開けるしかない。
しかし、天井裏の接点の正確な位置は判りませんから、とりあえず2階の配線の大元らしい分電盤の真上のコンセントの上あたりを開けてみて、ダメならほかのコンセントの上あたり、という具合に、焼けた箇所に当たるまで穴を開け続けなくてはなりません。下手すると2階の天井、穴だらけになっちゃいます。こりゃもう内装リフォームまで、まとめてやらんとダメかも。

というわけで、どこに穴を開けるかを思案し始めた、その矢先。
何の気無しに書斎の照明がついていたのを消したんですね。そしたら、
「あれっっ? 今、見ましたか? そっちの明り」
「見ました見ました! なんか揺れましたよね!」
隣の部屋、仕事部屋の天井の照明がフラッとまたたいたのです。
「今、そのスイッチ触りましたか? これだ!これですよ!」
電気屋さん、すかさず書斎の壁の照明スイッチを開けました。
「あー焼けてます焼けてます。これですよ原因は。でもまたなんでこんなトコから引っ張っていたんだろう?」



なんと、照明スイッチから仕事部屋の照明・コンセントと廊下の天井の照明に電源が引かれていたのです。しかも、配線から枝を出すのではなく、照明スイッチの配線穴に直接差してありました。スイッチ端子は電圧容量が低いので、普通はこういう事はまずしないのが工事屋さんの常識だとか。

最初に2階の電源が使えなくなったとき、焼けたテーブルタップが繋がっていた書斎のコンセントだけは電気が来ていたのは、そこだけはなぜか照明スイッチの下にあるコンセントの裏から分岐していたため。分電盤から直接回路が形成されて、2階の配線がショートしても関係なかったわけです。
電気屋さんもその結線がきちんとされているのを見ていましたから、まさかスイッチ裏で分岐しているとは思いもよらなかったようです。

結局、原因は20数年前にこの家を建てた時の電気工事屋の不適切な配線でした。ただ、違法あるいは施工ミス、というほどではなく、まああまりよろしくはない、という程度なのだそうです。実際、20年以上トラブルなく使えていたわけですから。
早速照明スイッチを新しい物に交換し、スイッチの手前でしっかり結線したら、すべて解決しました。

この手のトラブルというのは、ジワーッと異常が出るわけではなく、ずっと普通に使えていたのが、ある日突然症状が出るものだそうです。2階で電気を使っていると、スイッチ裏が加熱し、使わなくなると冷える。その繰り返しが長年続いているうちにスイッチ端子と銅線の双方が劣化し、加熱がひどくなってショートして切れる。切れると冷えるので、ある程度導通が復活して、時間がたつとまた使えるようになる、というカラクリでした。

実は、あとから考えるとこのトラブルには1つだけ前兆がありました。2階の廊下の天井照明を白熱球からパルックボールに交換したのは、半年ほど前の事なんですが、同じパルックボールをつけた洗面所や勝手口よりも、光がハッキリと暗かったんですね。
その時にはすでに書斎の照明スイッチの裏でショートが起っていて、2階廊下の天井照明は本来の回路ではなく、コンセントや仕事部屋の照明の配線を迂回して電気が流れていたのだと思われます。そのため、余計な抵抗がかかってしまって、電圧が低かったんですね。

ってことで、電源トラブル、一件落着。中性線欠相遮断ブレーカはまだ入荷待ちですが、今週中に交換する予定です。
いやー天井穴だらけにならなくて良かったー(笑)


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1 コメント

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見えない怖さ (こぶら酒)
2010-03-18 07:32:51
電気系統トラブル、解消解決したみたいでよかったですね。
何よりも原因がはっきりしたみたいで。

私は電気は見えないだけに、手強いと思い込みがちです。
旧い単車の電気系統位は理解してしまえば怖くなくなったのですが…
6V、12V位なら恐怖感は少ないですが、100Vとなりますとねぇ。

我が家も近々「中性線欠相遮断機能付ブレーカーに交換します。
パソコンやオーディオ機器が逝ってしまったら泣くになけません。
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