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2008年1月26日（土） 
ジャケットを貫いて冷気がささってくるような冷たい風の一日だった。
こういう寒い日は、部屋に居るべきものが居ない空虚さで心も寒くなりがちだ。
でもこうしてコタツに入ってると
普通になちが潜ってそうなんだよね。
つい足でなちがコタツのどこらへんで寝転んでるか探したりして。
私の周りはまだまだなちだらけ
ペットロスになるのは飼い主に限ったことではなく
ペットロスになるペットも居る・・・。
ある意味、飼い主より密な関係の仲良しペット同士なら当たり前だわな。
ぴ～ちが天国へ旅立つ少し前
ぴ～ちしかしなかった爪噛みをなちがするようになった。
まるで、ぴ～ちの一部がなちに乗り移ったような気がした。
十年間一度もしなかったのに
急にやり始めて、それ以来2007年に至るまで
グルーミングの時に爪を噛むのが日常になった。
2001年ぴ～ちが闘病中は、下僕がケア出来ない部分で
ぴ～ちをサポートしてくれたなち。
グルーミングもその1つだった。
私の手は、ぴ～ちをそこそこ満足させられるテクニックを持っていたが
なちにグルーミングしてもらってる心地よさには負けてしまうだろう。
グルーミングって、される方はもちろんだけど
する方もうっとり目を閉じて
凄く気持ち良さそうなんだよね～。
ホントに仲良し兄弟です。
ぴ～ちが居なくなってから
なちは甘えん坊が更にパワーアップした。
いや、甘えるというか、不安や寂しさを訴えてくるような感じかな。
帰宅すると玄関の外にまで聴こえる声で
泣くというより、呼ぶような声を発し
トイレの中にもついてくるようになった。
ドアを閉めると大きな声で呼び続けるのだ！
浴槽の水張りを見るのが大好きだったので
付いてきてもおかしくはないのだけど
不思議とお風呂には来なかった。
「ココに入るとしばらく出て来ない」という事を分かってて
泣いても無駄だと思ってたんぢゃないかと思う。
ぴ～ちの匂いのない現在の家に越して、月日は流れ
なちのぴ～ちロス症候群もいつの間にか落ち着いた。
「お帰り」の挨拶は、長時間の留守や残業時には激しかったので
それなりに寂しかったんだと思うけど
トイレにも付いてこなくなったし。
ただ、トイレのドアは開けっぱなので
様子を見に来られてたけどね (^-^;A
私はトイレが好きで読書するので
時々早く出てこいとなちに怒られた。
なちは今、天国でぴ～ちや先に旅立った先輩達と合流してるだろう。
とんでもなく懐かしく、今も愛してるけど
あんなに泣きまくった私のぴ～ちロス症候群も今はすっかり落ち着いた。
なちロス症候群もきっと時間の経過とともに和らぐと思う。
ペットロスに陥ったペット達も
「時間」が彼らの心を癒してくれるんだろうな
生まれる前からの相棒だったぴ～ちを失ったなちの傷心を癒したように 
あ、もちろん、なちの寂しさを癒したのは
献身的かつマニアックなわたくし
下僕の愛もあったからだと自負しておりまする！
