ふるさとを はるばるここに きみいでら
はなのみやこも ちかくなるらん(らむ)

私は信仰心はあんまり無いのですが、何故かお寺は好きです。
紀三井寺は小高い山の中腹にあり、間近に和歌の浦を望むことができます。
境内からぼんやりと和歌の浦や片男波の海岸を眺めていると
今の景色のむこうに、遠い昔の人々の姿を感じることができます。
向こうでもこちらを感じているかもしれませんね・・・
時間というものは流れても決して無くなりはしない
折り重なり存在する、たとえば十二単のようなものだと私は思っています。
そして私も今、またそのひとえを生きているのだ、と・・・。