銀の匙かげん

後味よい 究極ハッピーエンドをめざす
これまで観た好みの映画のことなど 
ぼちぼちと 備忘メモとして

エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事

2009-12-02 | 映画
ハズレのないダニエル・デイ=ルイス。
今回も評判がよい「NINE」。マーティン・スコセッシの「沈黙」も気になるところだ。なので、若かりし頃の、美しい立ち姿を見ながら待つことに・・・



監督 マーティン・スコセッシ
製作 バーバラ・デ・フィーナ
脚本 ジェイ・コックス
マーティン・スコセッシ

ダニエル・デイ=ルイス
ミシェル・ファイファー
ウィノナ・ライダー

19世紀末のニューヨークの社交界が舞台。当時のアメリカはヨーロッパ貴族を真似る、そんな時代だったようだ。
弁護士のニューランド(ダニエル・デイ=ルイス)と婚約者メイ(ウィノナ・ライダー)、伯爵夫人エレン(ミシェル・ファイファー)との許されない恋の話。抑圧された世界(上流階級)の掟、その中での葛藤と駆け引き、人間関係などなど。いろんな角度から楽しめる映画になっている。美術・芸術に興味があればもっと楽しめるのに・・・

The Age Of Innocence - Trailer - HQ



初々しく可愛いい、その実芯の強い女性を、ウィノナ・ライダーが好演。そんな彼女の毒の台詞。「当たったわ」 超怖い!!!ずーっと気になるのはミシェル・ファイファー、当たってない。どうもイメージが違うのだ。そして、変なやつともとれるニューランド。微妙な難しい個性、ダニエル・デイ=ルイスの品の良さでカバーしている。

不倫? 悲劇的な結末を連想させる三人の関係が、最後に登場する息子との会話により、完璧なかたちで成就するのがいい。
息子役でのロバート・ショーン・レナード が美味しいどころで現れるのが嬉しい。

エイジ・オブ・イノセンスとは?当時のアメリカのこと? メイの存在? だとすると真の主役はメイなのでしょうか。
話を支配していたのは・・・と考えると・・・かしら。