切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

《国民無視・不在の茶番国会が終わった》

2020-06-28 22:12:00 | 社会



    嘘つき放題の審議と、税金無駄遣いの政策に堕落しきった国会だった。

 野党側の国会を年末まで延期と言う要求を軽く蹴飛ばして、安倍晋三総理の自民公明内閣は国会をさっさと閉じてしまった。

 理由は多分2つだろう。1つ目は自分たちにとって都合の悪い様々な問題の忘却と追求交わし狙い。2つ目は多分秋に行われるであろう解散総選挙。安倍晋三長期政権は誰がどこから見ても、国民の血税を税金とは思わず、自分たちの金だと信じ込みその税金と政治を私物化したところに大きな特徴がある。

 そこにはもちろん「日本国民」等は存在しない。まして様々な理由で日本に居住している在日の外国人など目の片隅にもないだろう。国会を閉じれば厄介な問題も、時間の経過とともに国民は忘れてしまう。もうどうでも良いと思うだろう、と甘ちょろい考え方で何の責任も取らずに国会を閉じたわけだ。


「説明責任」などと繰り返し口走っていたのは安倍総理本人だ。

 事あるごとに説明責任と言ってたのに、それをを全くしないのが安倍晋三本人であり、政権を握っている自民党の奴らと公明党の奴らだ。口だけ説明責任と言いながら、何にも言わない。こんな卑怯な奴らが日本の政治の最高責任者と言うから何をか況んや。

 このようなニュースが流れるたびに我々大人だけではなく、中学生や高校生にも当然のことながら疑問が湧いてくるだろう。要するに公然たる「嘘つき」であり、嘘つきであっても政治に携わることができる、と言うことを示しているのだ。こういったところに今の日本政治の腐りきった姿がある。


    結局様々な疑惑はどうなったのか。

 森友・加計問題。もう何年経ったのか。ここで動いた金はもちろん国民の血税だ。様々な疑惑があるのに「適切に処理されている。」と言うばかり。森友夫妻は逮捕されたが、政治家は何も問われない。

 加計学園の問題も同様。獣医学部の必要性から四国に新たに大学を建設する。申請プランがただの紙切れ数枚。同時期にというか、以前から京都産業大学が福知山市に計画していた獣医学部新設の計画書は何百ページにもなる。詳細な内容だったと言うのに、なぜこんなことが起きるのか。

 大学の新設学部の審査の答申が出る前に建設工事が始まっていると言う有様。森友も加計も安倍のお友達関係と言う。結局はうやむや。何一つ疑惑は明らかにされていない。

 周知のごとく、これらの事件の背後で資料改ざんを命じられた真面目な官僚の1人が自殺すると言う、痛ましい出来事が起こっている。このことを問われた安倍首相は、顔だけ神妙にして、紋切り型の言葉を並べて終わった。

 真面目な者が追い詰められて自殺し、嘘つきどもは大きな顔してのうのうとそれなりの地位について税金から莫大な給料をもらっている。こんなことが許されるはずがない。自殺された官僚の遺族が民事裁判を起こすことになった。尤も現状の裁判所の実態からして、起訴されるかどうかもわからない。

 当然のことながら、これらの問題は未解決なので、次の国会では野党は追求するはずだろう。


  「総理と桜を見る会」ってどうなったん。

 日本共産党が裏に隠された詳細な部分を調べて明らかになった「桜を見る会」の税金投入の私物化問題。これはただ単に桜を見る会だけに留まらない奥深い背景がある。安倍総理は長い政権を独占している間に特に影響力の強い、マスメディア関係のトップ達と何度もお食事会を持って仲良くなる。さらに人気のあるアイドルグループや芸能人等、これもまたお食事会を盛んに行ってお友達になる。スポーツ選手にも同じことが言える。そしてそこに何の関係もないはずの総理夫人もいつの間にか加わっている。これらが桜を見る会に集約されて現れてくる。

 集合写真には総理の周りに多くの芸能人が一緒に写り込んでいる。あるいはヤバイと呼ばれる裏世界人物なんかも参加していたと、写真付きの証拠も暴かれた。そしてここに使われたお金は税金なのに、完全に総理によって私物化されて大盤振る舞いされたと言うことだ。

 安倍晋三と言う奴には、名もなき庶民たちが懸命に働いて納めた税金の大切さと言うものが、何一つ理解されていないんだろう。税金はオレらのものだと信じ込んでいる。


検察って、今何かやってるのか?

 安倍長期政権の中でありとあらゆる不正と疑惑が発覚し、極めてでたらめな政治が当たり前になってしまった。もちろんその中には犯罪行為も数多く含まれている。

 当然のことながら政権や国会議員に対する犯罪については、検察が裏をとって捜査を進め、必要に応じて逮捕送検し、起訴にもっていく。テレビドラマでも以前「赤かぶ検事ナントカカントカ」と言う地方検察官の人物を主人公としたドラマがあったが、検察と言うのはもちろん、行政権及び司法権の両側面の性格を有する特別な立場にいる国家公務員だ。普段は小さな事件などの操作を警察から引き継いで審査し、送検するのかあるいは起訴するのか、といったことなどを決める役割がある。

 その力と言うのは時の総理大臣にさえ及ぶ。一定の年齢の人ならばかつてロッキード事件に関わって、総理大臣である田中角栄が東京地検に逮捕されたのは衝撃的で、あまりにも有名な事件だ。

 ところがこのところ、ずいぶん長い間マスメディアには「検察」というのが登場してこない。政治家の不正に対して当然検察の出番だろうと思っていたのに出てこない。一体どうなっているのかとずっと疑問を持っていた。

 その時に思い出したのが確か10年ほど前になるのか、大阪地検の歴史的な大失態の事件だ。当時の女性官僚が障害者の郵便物の取り扱いに際して、多額の金銭を横領したと言う疑いをかけ、強引に逮捕し起訴に持っていこうとした事件。

 結局この事件は捏造であり、大阪地検の幹部が逆に最高検察庁によって逮捕され起訴され有罪になると言う、とんでもない事件になったものだ。この時確か評論家か、あるいは検察庁内部の人間だったか忘れたが、「日本の検察は今後30年は立ち直れない」とか言ったことを思い出した。つまり何かが起こってもその大失態により、検察は正義の味方ではなく、再び失敗するのではないかと言うことを恐れて、政治家がらみの問題に手を出さないことになってしまったんではないかと思うようになった。

 こうして政治家がやりたい放題、国民の税金を違法な形で使い放題、何をやろうが検察は動けない。こうして検察が巨悪に対して操作すると言う場面はなくなってしまい、庶民の間に起こるちまちました事件の捜査と送検をするだけの、あってなきが如くの存在にまで落ち込んでしまったと言う事だ。

 ところが今回ずいぶん久しぶりに、広島の地検が動いた。広島における選挙で夫婦ともに国会議員となった河合夫妻に対する公職選挙法違反事件。旦那のほうは法務大臣まで務めた人物。夫人は県会議員で知事に対してかっこよく啖呵を切っていたような奴。それが自民党本部から15000万円の援助金をもらいそれを周囲にあちこち配って、なおかつ選挙運動員に違法な金額を渡して選挙活動したことが問われたわけだ。こうして2人は逮捕送検され起訴されることになった。この後どんな判決が下るか大いに楽しみだ。

 ところが次は東京地検の話。今現在世間の怒りを買っている経産大臣の菅井と言う奴。これが公職選挙法違反と言うことで東京地検の捜査を受け、送検。ところがなんとなんとなんと!!結果は「不起訴処分」本人も公選法違反は認めている。なんでこれが不起訴になるのか。東京地検の言い分は、本人は認めており大臣も辞職している。違反内容が世間一般の常識から見てもさほど大きな出来事ではない、といった趣旨のもの。

 なるほど国会議員と言う「上級国民」と言う奴らは、少々の犯罪ならば何の罪にも問われずに、大臣と言う職を辞するだけで許されると言うんだ。別に国会議員を辞めてはいないし、自民党離党もしていない。なんでこれが反省になるのか。東京地検は日本全国民をコケにしているのか、馬鹿にしてるのか。

 そういえばつい先日、東京検察庁の検事総長の任期が、それまでの取り決めにかかわらず、安倍総理の官邸で特別に定年退職延長を決めてしまった。該当の黒川検事総長は安倍総理とはお友達だと言われている。これによって東京の検察庁は安倍総理に恩を与えられたことになって、追求なんてとてもじゃないができないような状況に持っていかれた。

 新しく検事総長になった奴が、初めての本格的な重大な事案にこのような不起訴の決定を下したと言うのも、なるほどなとなってしまう。検察と政権の完全な癒着。検察はもはやただ単なる税金泥棒に成り下がっただけだと言うわけで、これから先検察に期待できるものは何もないと言っていいだろう。広島の河合夫妻逮捕の件なんていうのは例外中の例外で、同時にまた安倍総理にとっても選挙応援に行ったものの、単なる小者であり仮に有罪判決出ても大した影響は無いだろうと踏んでいるんだろう。

 検察もここまで成り下がり、仕事もろくすっぽすることなく高い給料もらって、左うちわ。いいご身分だ。

 (以下、続く) 



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