はなまめいもにんにく

八ケ岳南麓で雪割草を育てています。

それでも幸せ

2024-03-13 | その他

 

( 。とか句読点とか付けてもいいですか?

高齢者なので小学校の時、

国語の先生に教わった事を出来るだけ守りたいのです)

 

 

長い間引き籠っていた息子が家にやってきました。

 

もう何年になるのか?

いつからだったのか?

 

安否確認はスマホの着信音だけ。

長い間、電話はもちろんメールもLINEもスルーされ、

私からの空しいコメントが延々と続いている状態でした。

 

 

そんな息子からのSOSがあったのは去年の11月頃。

飛んで行きました。

 

有無を言わさず車に引きこんでそのまま山梨まで連れてきました。

と言っても、運転は息子がしたので観念して山梨に来たという感じです。

 

身体はガリガリに痩せて髪は不自然に伸び放題。

財布の中身は10円玉1枚。

 

歩くこともままならない様子で右に左に揺れてしまいます。

 

誰が見ても異常です!

 

 

車の中でいろんな話をしました。

 

嫌な話を避けていたわけではないですが、

子供の頃の楽しかったことや旅行に行った時の事など、

幸せで楽しい話が次々と出てきて、

 

こんな情けない状況なのに、幸せな時間でした。

 

お互いを責めることもなく、謝る事もせず、

長い年月を一気にしかも自然に超える事が出来ました。

 

受け入れ態勢が整っていなかった我が家では雑魚寝状態で一夜を過ごし、

翌日からの忙しい事と言ったら。。。

 

私からのお願いは「トイレは座ってする事」

息子からのお願いは「しばらく鬱々させて欲しい」でした。

主人は「どうしようもねぇ!」と一言。

 

どうしようもねぇ息子との同居生活が始まって約4カ月。

 

何もかにも、私の思いとは真逆の方向へ進んでいきます。

 

何もかにも、ゆっくりで時計が止まっているかのような毎日。

サクサク物事が進みません。

 

1つのミッションをこなすのに何日も何ヶ月も掛かります。

 

まだまだ、大事なミッションがいくつかあり、

手も着けていない。。(大泣)

 

 

こんな恥ずかしく情けない状態の、

我が家ですけど、

負け惜しみですけど、

 

私は今、幸せです。

 

もう何年も笑ったことがなかったという息子が、

今では、顔をくしゃくしゃにして笑います。

 

 

 

 

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