BACK IN BLACK

今朝の通勤電車。

天気が良くないせいか、いつもの電車よりも若干混雑していた。



私の目の前に座った（推定）３４歳の、男性をイケメンとそうでない人とで強引に２種類に分類してしまった場合、かろうじてイケメンに入る感じなのにもかかわらず、本人的には上位５本の指に入ると確信しているかんじのサラリーマン。

紺の縦ストライプのスーツを着て、出張とおぼしき大きなスーツケースを持って、ちょっとキドリッチな雰囲気で座っていた。



・・・のだけど。



バッチリキメたファッション、バッチリキメた表情、バッチリキメたポーズ。

どこにも隙はないと、おそらく本人的には思っているんだろうけど。



どこかが微妙にヘン・・・

でも、どこがどうヘンなのか、なかなかわからない。

でも、絶対どこかが微妙にヘン。



どこがいったい彼のバランスを崩し、何がいったい彼の隙なく仕上げたはずのファションを微妙なモノにしてるのか気になって私は、顔は下４５度を向けたまま目だけで彼をガン見した。



そうすること約８分。



私は彼のアンバランスの原因を見抜いてしまった！！















彼、スーツのズボンがやたら短いんです。

椅子に座った状態で、普通の紳士用靴下の上のゴムまでまる見えで、たまにスネ毛がチラ見えするほどに、彼のズボンは短いんです。

天気が悪かったから、あえて普段より短いズボンを選んだのか、それともズボンは短いのが彼の趣味なのかは不明ですが、あれは明らかに普通ではない短さでした。



彼が立ちあがって電車を降りる後姿を見ると、ズボンの裾から靴のアキレス腱の上の部分が完全に見えてました・・・



疑問が噴出してから解決するまで、その間わずか８分の朝のミステリーでしたが、なかなか楽しめました。