終わらない演奏会

不惑の道を歩みながらも未だ惑いっぱなしの筋肉おばはん帯の、ヘヴィーでメタルでどうでしょうな日常です。

BRAVE

2011-04-01 20:36:30 | ただの日記


震災から3週間。


あんまり詳しくは書けないけど、私が勤務する会社でも、いくつかの支店が被災し、業務が停止している状態。


そして、被災した支店の業務を、被災しなかった支店がそれぞれ分担して行っている。


私が勤務している支店の、私が所属するチームも、ある支店の業務の一部を担っている。


通常とおりの人数で、通常の2倍の職務を行っているわけで、業務量的にもかなり限界。


しかし。


募金だってたいした額はできないし、今、一般市民にできることなんて限られている中で、こういう形にせよ、何らかの協力ができているのであれば、いくらでも頑張ろうと思う。


これが、普段の仕事を一生懸命やることで、少しでも日本を支えるってことの一部にでもなってるのかな。


もちろん、実際に被災地で働いているたくさんの人に比べれば微々たるものではあるけど、自分にできる事、自分のステージでやれる精一杯の事で少しでも協力できればと願っている。


そして。


今回は業務量が増えなかった、別のチームの人の中にも、私たちのチームを気遣っていろいろ協力してくれる人がたくさんいる。


普段は、メンドーな事ばかり押しつけてくるオジサマが、「いつも世話になっとるけん、こんな時くらいは・・・」と、私の代わりに倉庫に備品を取りに行ってくれたり、私たちのチームでやるべき仕事でも、他のチームの人でかわりにできるような仕事は、何も言わずにそっと処理してくれていたり・・・


なんとなく、会社全体が、何か自分にできることを・・・という気持ちでやっているのが感じられて、ああ、自分たちにできる形って、お金とかそんな事だけじゃなくて、もっと身近にいろいろあるのかもしれない・・・という事を知ったような気がする。


そんなこんなで。


徐々にではあるけれど、中には業務を再開しはじめた支店もあるようで、少しずつ、前に進んでいるんだなあ・・・と感じる。


でも、たまたま私たちの会社では比較的市街地に立地する支店が多いから、少しずつでも前進しているように感じるけど、実際はまだ電気も水も復旧せず、避難所で不自由な暮らしをしながら、今も家族を探している人がたくさんいることも、もちろん忘れてはいけない事で。


改めて、こうして毎日仕事ができること、今日は暖かい一日だったな、とか、桜が咲き始めたな、とか感じる心の余裕がある事が、いったいどういう事なのか、よく考えて、自分にできる事をこれからも精一杯やっていこうと思う。







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