金木病院

太宰治のふるさと津軽の金木町。危機に瀕した金木病院がみんなの協力でもちこたえました。

救急再開の現場記録!

新潟県中越沖地震

2007年07月19日 07時34分14秒 | その他
地震で被災した部品メーカー・リケンからエンジン部品供給が途絶え、自動車メーカー各社が工場生産を休止した。

トヨタは全12工場を含む30工場、日産なども4日間休止するという。

この背景には、在庫圧縮・効率化を優先させるいわゆる「トヨタ生産方式」「トヨタかんばん方式」がある。最小限の在庫で利益を追求してきたこの方式は、いまやこの国のバイブルともなっているが、各方面で軋みが指摘されている問題でもある。いったん事おこればこれほど脆弱な方式であることも露呈した形だ。

アンディ氏からの批判にめげずあえて言うが、医療も同じ道をたどっているように思えてならない。医療費削減によって地域医療は集約化という「在庫圧縮・効率化」をよぎなくされている。

救急医療はまさに緊急の問題で命に即直結する。リスク・マネージメントが強く要請される部門である。

リスクを回避するにはリスク分散が必要だ。医療を集約化すればすれほど、緊急の事態に対応することが困難になるのは自明だ。

原発のみならず国はこの地震から多くを学ばなければならない。同じ悲劇をくり返してはならない。