地震で被災した部品メーカー・リケンからエンジン部品供給が途絶え、自動車メーカー各社が工場生産を休止した。
トヨタは全12工場を含む30工場、日産なども4日間休止するという。
この背景には、在庫圧縮・効率化を優先させるいわゆる「トヨタ生産方式」「トヨタかんばん方式」がある。最小限の在庫で利益を追求してきたこの方式は、いまやこの国のバイブルともなっているが、各方面で軋みが指摘されている問題でもある。いったん事おこればこれほど脆弱な方式であることも露呈した形だ。
アンディ氏からの批判にめげずあえて言うが、医療も同じ道をたどっているように思えてならない。医療費削減によって地域医療は集約化という「在庫圧縮・効率化」をよぎなくされている。
救急医療はまさに緊急の問題で命に即直結する。リスク・マネージメントが強く要請される部門である。
リスクを回避するにはリスク分散が必要だ。医療を集約化すればすれほど、緊急の事態に対応することが困難になるのは自明だ。
原発のみならず国はこの地震から多くを学ばなければならない。同じ悲劇をくり返してはならない。
トヨタは全12工場を含む30工場、日産なども4日間休止するという。
この背景には、在庫圧縮・効率化を優先させるいわゆる「トヨタ生産方式」「トヨタかんばん方式」がある。最小限の在庫で利益を追求してきたこの方式は、いまやこの国のバイブルともなっているが、各方面で軋みが指摘されている問題でもある。いったん事おこればこれほど脆弱な方式であることも露呈した形だ。
アンディ氏からの批判にめげずあえて言うが、医療も同じ道をたどっているように思えてならない。医療費削減によって地域医療は集約化という「在庫圧縮・効率化」をよぎなくされている。
救急医療はまさに緊急の問題で命に即直結する。リスク・マネージメントが強く要請される部門である。
リスクを回避するにはリスク分散が必要だ。医療を集約化すればすれほど、緊急の事態に対応することが困難になるのは自明だ。
原発のみならず国はこの地震から多くを学ばなければならない。同じ悲劇をくり返してはならない。
救急医療はあくまで平時における突発的な個人の急変に対応するもの。
災害医療は都市・地域単位が巻き込まれる混乱状態に対応するもの。
性質の異なるものを同列に並べて語るのでは主張に正当性を失う。
>医療を集約化すればすれほど、緊急の事態に対応することが困難になるのは自明だ。
救急は患者にとっては非日常であるが医療機関にとっては日常であり、24時間365日休まることはない(忙しさに波はあったとしても)。
集約化されスタッフが十分に揃っている医療機関ならば個々の医療従事者に休養をとらせることができるため、労働量としては個人間では分散される。
逆にスタッフが少なければ(極論するなら一人医長産科)すべての業務がたった一人に負わされるためノンストップの業務に耐えられなくなるのは自明だ。一人医長なんてリスクを集約化してるようなもの。
それこそありえない話。
医療は病院が行っているのではなく、医療従事者が、人が行っているということを忘れてはいけない。
また、隣接した地域が被災したのであれば中途半端な病院がいくつもあるよりは機能分化させて重症・中等症・軽症の患者を割り振っていく方が効率的であろう。
出産リスクのマネジメントが社会から強く要請された産科はリスクを軽減するために施設の集約化を進めましたよね。
何で1つのエントリ内で矛盾した内容が出てくるんですか?
今までにも何度かありましたしその度に指摘しましたけど。
どこにもお金がないから大変なんです。
でも国は医療費削減路線を変えるつもりはありません。
仮に路線を変更したとしてそれが実を結ぶまでどれだけかかるでしょう?
でもそれまで待てないんでしょう?
事態は急を要するから。
だからそれを前提とした上で私は常々
「金木病院に救急を!」というのであれば署名じゃなくて「市民が金を出して」解決すればいいだけの話じゃないかといっているわけです。
雨が降るまで雨乞いを続ければ必ず雨は降るでしょうが、その前に死んでは元も子もありませんからね。井戸を掘ったほうが建設的でしょうね。
同様にお国から金がもらえるまで署名や嘆願を続ければいつか必ずもらえるでしょうが、それをいつまで待ち続けるのか。
アンディさんらのコメントが全てを説明しているので詳しくは述べませんが、管理人さんは
①災害医療は救急医療の延長であり、患者人数が多くなるので、医療者も多ければ対応できる。
②医師を分散させれば、リスクも分散される
と考えているようですね。お願いですから、勉強してください。「トリアージのしくみ」「トラウマバイパス」「高エネルギー事故」などの意味がわかりますか。
まずは、救命救急24時の東京大震災編をみることからおすすめします。
西北病院の老朽化についての見解も矛盾したことをいっていることをおわかりでしょうか。
つまり、西北病院が老朽化していると言っても、増築を重ねているので、全部が古いわけではないから、今の施設の使える部分は利用し、古い部分を改築すればよく、何も別に199億も使って建て替える必要はないということをいいたいのだと思います。
しかし、空調、水道、下水などは、感染対策等も考慮すると、そこだけを直せばよいというものではありません。また、動線も複雑化し、患者にとっても複数の科を受診したり、検査をうける際は、端から端へ移動したりしなければならなくなります。
したがって、4、50年たつとだいたい病院をたてかえないと、維持費ばかりがえらくかかります。水道の配管が一部ぼろぼろになると、内視鏡などの精密機器の洗浄にも何万もするフィルターをしょっちゅう各部署でとっかえなければならなくなります。
つまり、現在の建物に増築することは、金木地区と旧五所川原地区の水道を一緒にするようなものです。
だから、論理的に、現実的に考えると、西北地区の医療を充実する(これ以上悪くしない)ためには、新しい病院は必要であるが、199億円も必要があるのかという議論になると思います。
管理人さんはことあるごとに行政にグランドデザインをしめせといいますが、管理人さんの考えはどうなんでしょうか。今までのブログからは、金木病院はある程度の救急のできる病院にといっているだけで、抽象的でよくわかりません。1度ブログで具体的な提言をお願いします。
金木病院の場合、行政と病院がどう取り組んでいるのか一切住民に知らされていません。なにがなんだかわからないまま、なにかをしているといった状況です。事実、報道の取材拒否もおこなわれています。
また、金木病院の運営を担う「病院議会」に請願を出していますが、会議は秘密会議。どのような議論がなされたのかも一切知らされませんし、いまどのような問題を協議しているのかも闇の中です。
このような秘密主義をまずは撤廃し、情報を住民に公開することが地域医療を守る第一歩となるはずです。
水道疑惑問題、199億中核病院建設・・市の大規模事業が住民の理解を得ないまま進められようとしています。平山市長は当選にあたり「わかりやすい市政、情報公開」を約束しました。いまとなっては、空しいことです。
住民が声をあげ続けなければならない大きな理由がここにあります。
基本的には救急停止前の状態に戻すことです。高度な救急医療体制を求めているものではありません。