金木病院

太宰治のふるさと津軽の金木町。危機に瀕した金木病院がみんなの協力でもちこたえました。

救急再開の現場記録!

県・医師求人情報

2007年07月15日 06時54分47秒 | 青森県の医師不足
青森県の公式HPに「医師求人情報」がある。(2007.6現在)

http://www.pref.aomori.lg.jp/welfare/iryou/kyujin.html

県内の自治体病院が本来の機能を発揮するために必要な医師数(一説にはこれでもまだまだ足りないとも言われている)だ。

この医師不足時代にこれだけの数の医師を招聘できるわけはないし、事実この求人情報によって医師が病院に来てくれたという話も聞いたことがない。

民ができる診療科は民に。税金をつかって運営される自治体病院の本来の使命は時代とともに変わる。たとえば金木病院が求められているのは、民では難しい「救急体制」の確立にある。ここに新たなグランドデザインの必要性がある。

ところで、この「求人情報」に西北五医療圏域の核である西北中央病院がない。医師が足りているというのだろうか、まさかそんなはずはないと思うのだが・・・。

西北中央病院の施設は老朽化しているという。増設や改造が何度もおこなわれてきたと記憶するが、一部50年以上もたつ部分があるという。そして、そのことが関係者によって妙に強調されている。それほど長いとはいえない病院の歴史からいってその部分はどの部分なのか。

どこでも市中心部は「過疎化」しているおりから、現在の病院を最大限に利用することによって市の活性化が計られるのは明らかだ。

密かに進められている水道問題と並んで、新中核病院構想が市民の理解を得ないまま進められることに大きな危惧を感じる。