伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

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野菊の墓

2012-07-21 16:55:13 | 文学・読書
 昨日今日と気温が急に下がり

 寒いくらいである・・・・・・・。


 今日は庭の隅に咲いている

 野の花を摘んで活けた。





 拙い俳句二句


 ・野の花の力強さに母思う

 ・野の花を摘んでしばし母偲ぶ





 私の母の名は先日も書いたが

 タミという

 それはそれはめっぽう強い人で

 私は面と向かって言い返せなかったので

 小学生の頃はいつも

 遠く離れてから

 母に罵声をあびせていた・・・・。


 「お前の母さんで・べ・そ・・・ベエー」

 みたいな

 他愛ない・・・・・


 田舎だったので・・・・人はいなかったしネ



 その母は子供たちに笑われるほど

 花好きだった・・・・。


 私も後年母の血を引いたのか

 花大好き人間になつた。


 すぐ上の兄なんぞは

 今じや

 盆栽にはまり

 プロになってしまった・・・・。


 おまけに

 盆栽様のお家まで造ってしまった。






 中学の時

 私は文学に目覚め

 伊藤左千夫の「野菊の墓」を読んだ

 そこに登場してくる女性の名もタミさんであった。

 多感な思春期真っ只中の私は

 小説のたおやかなタミさんとは

 あまりにもギャップのある

 母にショックを受け

 ますます反抗的になって行った・・・・。


 まぁ少々というか

 相当オーバに書きましたがネ・・・・。


 訳の分からない渦の中に巻き込まれた

 ような・・・・

 思春期ってそういうものですからネ


 暗いトンネルを


 うまく乗り切ったから今があるので

 しょう・・・・・。

 私の場合はかなり重症でしたが・・・・。



 全く

 口を開かず

 あん時は本当にゴメンねカアちゃん・・・・


 


 お盆のせいでしょうか

 最近

 亡き母のことが思い出されます。

 

 またまたこりもせず

 短歌一首


 ・丸き背をかがめて重き荷を押したる

      老女に重なる遠き日の母

        

 
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