伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

小説を発信中

  
  
  
  

  

唯一の現金収入

2020-09-07 19:14:40 | 家族

の小説の更新・・・昨年から遅遅として進まない

昨年は娘の入院があったりして

忘れていることが多い

もあきらめて何も言わない。

年金しかない私

の小説をパソコンに打ち込むことが唯一の現金収入だった。

良いアルバイトだった・・・

それも前借してしまったアッハハハハ。

これでは詐欺になる

頑張らなければ・・・。

打ち込んだ小説をブログにコピーしているので

読みずらいところもあると思いますが

これからはコンスタントに更新しますのでの小説の数少ない

読者の方々これからもよろしくお願いいたします。

 

9月なのに残暑が続いている

毎日蒸す・・・クーラが欲しいこの頃でございます。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャコシカ155

2020-09-07 10:04:15 | ジャコシカ・・・小説

 母は父が姿を消してからは再婚せず、女手一つで私を育てました。

 

 幼い頃、私は父親がいないことが不思議でした。ですから私は何度も母にそのことについて尋ね

 

ました。

 

 母はその都度同じ言葉で答えました。

 

 父は私が3歳の時、旅先の仕事場から突然姿を消したというのです。

 

 それでも私は何度も、同じ問いを繰り返しました。

 

 どうしても納得できなかったのです。

 

 母は理由については分からないと答えるばかりです。

 

 当然捜索願いは出されましたし、八方手を尽くしましたが消息は不明のままでした。

 

 事故に遭ったのか事件に巻きこまれたのか結局判らず仕舞いです。

 

 一方私は、父は旅先で女の人ができ、結果母と私を捨てたのだと考えました。

 

 ところがさらに大人になっていくにつれ、自分の考えに疑問を感じ始めました。

 

 それはまるで甚振(いたぶ)るように繰り返す、私の同じ質問に対して答える母の言葉に、嫉妬の感

 

情を感じないのに気付いたからです。

 

 確かに怒りや恨みは感じましたし、それは間違いなく幼い私にも乗り移りました。

 

 しかし、嫉妬は感じませんでした。

 

 大人になるにつれ、そのことに気付いたのですが、その頃から母は私の質問に答えなくなりまし

 

た。

 

 やがて母は父の話しを、一切しなくなりました。

 

 でも、話をしなくなったということは考えなくなったということではありません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする