今夜は私が親しくさせていただいている“フォトエッセイスト”
長尾宏氏の新刊書 「カメラと歩く東京の下町」
(2011年12月1日発売)をご紹介いたします。何気ない日常のワンシーンを情感豊かにカメラで切り取られ、かつ
穏やかに綴られたフォトエッセイはどのページにも温もりが溢れています。是非、ご一読ください。
氏との出会いは一昨年の5月のことでした。ブログの記事
「長尾宏写真集 = 東京下町 風が見える街 =」で
そのときのことをご紹介しています。本記事と併せて、どうぞご覧ください。
▲“フォトエッセイ”の発売情報を知ったのは発売日の数日前のことでした。
ネット通販で購入の問い合わせをしたところ「納期が3週間」とのことで落胆していましたら、タイミング良く長尾氏
からお電話をいただきましたので無理を承知でお願いして、お手持ちの本を5冊ほど送っていただきました。
ご無理をお願いしたのは12月11日に、1泊の予定で被災地宮城に行くことにしていましたので、事前に本を入手
して被災された方々へお渡ししたいと考えたからでした。
本には大震災・大津波で被災された方々への温かなメッセージ「人が好き、街が好き」を添えてくださいました。
実は、長尾氏ご自身も「この本を被災地に届けたい」と、
みやび出版の社長さんとお話しされていらしたとのことで
まさに「渡りに船」のご厚意に甘えましてご署名入りの本を入手し、出発前日には浅草の書店で運良く入手した5冊
を加え、予定どおり被災地宮城へと向かったのでした。
▲仙台市宮城野区で被災され、奇跡的に難を逃れられた五十嵐さんご夫妻です。
ご夫妻が手にしてくださっているのは、そのうちの1冊です。このフォトエッセイ集が五十嵐さんご夫妻の「心の癒
し」になって欲しいと願い、私からのささやかなプレゼントです。
▲同じく、仙台港に隣接する蒲生地区で被災された阿部さんです。
阿部さんのお店「Beer’s Bar」にはこの地区にお住まいの大勢の方々が集われますので、その皆さんにご覧
いただこうとプレゼントさせていただきました。
また、この地で精力的に復興に尽力されているYさんご夫妻、そしてY山さんとそのご親戚にお渡しいただこうと
長尾氏のご署名入りのフォトエッセイ集2冊を阿部さんに託し、宮城県を後にしました。
▲日頃、私がたいへんお世話になっているki76uさんです。
氏は
「SCC(シニアチャレンジクラブ)里山」の代表として里山活動、そして
“いちはら自然樂校”では“チェンソー
アーティスト&カメラマン”としてご活躍され、被災地支援のボランティア活動も精力的に行われておられます。
そのようなki76uさんにご覧いただこうと、プレゼントさせていただきました。
ここからは
「第47回神奈川県美術展」の写真部門で『大賞』を受賞された長尾氏の作品を鑑賞しようと、昨年9月に
「神奈川県民ホールギャラリー」を訪ねたときの写真をご紹介いたします。
昨年は猛暑の日々がつづいていましたので、この日は少しでも汗をかかぬようにと、重たい一眼レフカメラは避けて
コンパクトデジカメ(PENTAX WG-1)だけを手にして出かけました。
▲数年ぶりに訪ねた神奈川県庁、山下公園界隈です。久々のことでしたので、少し遠回りして歩きました。
▲2段目の写真が「神奈川県民ホール」なのですが、すぐには入館せずにぐるりと歩きまわりました。
▲猛暑のせいでしょうか?ギャラリーは人影も疎らでしたので、無謀にも大賞受賞作品をコンパクトデジカメで撮って
みました。タイトルの「猛暑日」がぴったり!あまりの暑さに、成す術を失ってしまった作品の中の猫の気持ちに思
わず同情してしまいました。猛暑をも楽しみながら撮影された長尾氏にはすっかり脱帽です(^^ゞ
大賞の賞金はナ、ナント「50万円!」です。大賞受賞作品は
“コチラ”をご覧ください。