昭和49年ごろ?に木口屋~金山ルート(農免道路)ができるまでは、山の中を通り抜けて通学していました。途中、水のみ場やアバラン坂、スズッカシなどがあった道です。この水のみ場の上に道路ができていることは10年ほど前に分かりましたが、こんなに長い立派な道路だと分かったのは、つい3年ほど前です。ヒマだったもので(勤務中ではありましたが)田布川から蔵多山めざしてドライブ中、違うルートを見つけ進んで行ったら木口屋側の農免道路に到着。この道路の目的についてはネットで見つけた下の文章を読んで見てください。しかし約8億円とはタッボン切ィの為だけではもったいない。市がここでクロスカントリーを開催するとか有効活用できないもんでしょうか?
事業名:森林環境保全整備事業(普通林道開設事業)
地区名:金山悪谷線事業
実施主体:鹿児島県関係市町村:枕崎市 管理主体:枕崎市
事業実施期間S62 ~ H9(11年間) 完了後経過年数5年
事業の概要・目的:
①位置等枕崎市は、市街地を花渡川が流れ、北部が山林で南部に向かって東シナ海に面した平地は農地及び市街地として利用されているが、総面積75km2のうち43%が豊富な森林資源を有する山岳地帯で占められている。
②本線林道にかかる森林の状況本路線は、花渡川とその支流である中州川に挟まれた市の中心より北側に位置し、ヒノキを主体とした人工林が利用区域内の49%となっており、このうち継続的な保育等を要するⅧ齢級以下の林分が34%を占めている。このため、森林の持つ水源かん養機能等の多面的機能を高度に発揮させるための森林整備の実施が期待されている。
③本線林道を整備する目的・意義しかし、当地域には森林整備を効率的に実施するための根幹となる林道等の路網が未整備であったことから、適切な森林施業の遅れが目立っていた。このため、施業の必要な森林への到達時間の短縮、労働力や資材の効率的な移動等により林業労働の軽減及び森林施業コストの低減を図り、森林整備を促進することを目的に枕崎市木口屋地区と田布川地区を連絡する線形で林道を整備したものである。開設延長5,225m、車道幅員3.0m、利用区域内森林面積136ha
①費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化
現時点における費用対効果分析の試算結果は以下のとおりである。総便益(B) 1,504百万円総費用(C) 814百万円分析結果1.85 (本事業の採択当時には、事業評価制度が導入されておらず、費用対効果分析を行っていない。)
②事業効果の発現状況
①路網から250m未満となる森林面積が、整備前の5%に対して20%となり、森林へのアクセスが容易になった。
②人工林に対する保育・間伐等の実施率が林道開設前が2%だったのに対し、13%に上昇している。
③本林道の開設により、地元住民の山菜採りや散策など、森林を訪れる機会が増加している。
③事業により整備された施設の管理状況
本林道は、鹿児島県が整備し、その後、枕崎市が林道管理規程に基づき管理しており、地元シルバー人材センター等を活用した作業により、維持管理状況はおおむね良好である。
④事業実施による環境の変化森林へのアクセスが容易になり、森林所有者の林業経営意欲が高まったほか、高齢者でも容易に森林へ行けるようになり、きめ細かな森林の手入れが出来るなど、森林施業の実施に対する意欲が向上してきている。森林整備が実施され林内の明るい単層林や複層林、針広混交林が整備され、森林の景観が向上してきている。
⑤社会経済情勢の変化林業労働の軽減、森林施業コストの低減が図られ、森林施業の実施面積が増加してきたことから、将来の木材供給源としての期待がより一層高まってきている。また、集落間を連絡することで農作物や林産物の輸送にも大きな役割を果たしている。森林整備が行われる一方、本林道を通じて山菜採取やハイキング等に森林を利用する地元住民が増加しており、森林に対する理解が深まりつつある。
⑥今後の課題等森林施業の実施に対する意欲が徐々に増進されてきているが、木材価格の低迷等により間伐等の実施状況が十分とは言えない状況であることから、森林所有者に対する森林施業実施の普及啓発等を行い、積極的な森林施業の実施を促進する必要がある。
評価結果
・必要性
森林へのアクセスの向上、効率的な森林整備や木材生産等の施業の実施を図るため、基盤となる林道等路網の整備が求められるところであり、必要性が認められる。
・効率性
費用対効果分析を試行した結果、費用以上の効果が見込まれるとともに、切土や盛土の抑制、必要最小限の路側施設の設置など、コスト縮減に取り組んでおり、効率性が認められる。
・有効性
森林整備の推進状況、地域住民による利用状況等からみて有効性が認められる。
事業名:森林環境保全整備事業(普通林道開設事業)
地区名:金山悪谷線事業
実施主体:鹿児島県関係市町村:枕崎市 管理主体:枕崎市
事業実施期間S62 ~ H9(11年間) 完了後経過年数5年
事業の概要・目的:
①位置等枕崎市は、市街地を花渡川が流れ、北部が山林で南部に向かって東シナ海に面した平地は農地及び市街地として利用されているが、総面積75km2のうち43%が豊富な森林資源を有する山岳地帯で占められている。
②本線林道にかかる森林の状況本路線は、花渡川とその支流である中州川に挟まれた市の中心より北側に位置し、ヒノキを主体とした人工林が利用区域内の49%となっており、このうち継続的な保育等を要するⅧ齢級以下の林分が34%を占めている。このため、森林の持つ水源かん養機能等の多面的機能を高度に発揮させるための森林整備の実施が期待されている。
③本線林道を整備する目的・意義しかし、当地域には森林整備を効率的に実施するための根幹となる林道等の路網が未整備であったことから、適切な森林施業の遅れが目立っていた。このため、施業の必要な森林への到達時間の短縮、労働力や資材の効率的な移動等により林業労働の軽減及び森林施業コストの低減を図り、森林整備を促進することを目的に枕崎市木口屋地区と田布川地区を連絡する線形で林道を整備したものである。開設延長5,225m、車道幅員3.0m、利用区域内森林面積136ha
①費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化
現時点における費用対効果分析の試算結果は以下のとおりである。総便益(B) 1,504百万円総費用(C) 814百万円分析結果1.85 (本事業の採択当時には、事業評価制度が導入されておらず、費用対効果分析を行っていない。)
②事業効果の発現状況
①路網から250m未満となる森林面積が、整備前の5%に対して20%となり、森林へのアクセスが容易になった。
②人工林に対する保育・間伐等の実施率が林道開設前が2%だったのに対し、13%に上昇している。
③本林道の開設により、地元住民の山菜採りや散策など、森林を訪れる機会が増加している。
③事業により整備された施設の管理状況
本林道は、鹿児島県が整備し、その後、枕崎市が林道管理規程に基づき管理しており、地元シルバー人材センター等を活用した作業により、維持管理状況はおおむね良好である。
④事業実施による環境の変化森林へのアクセスが容易になり、森林所有者の林業経営意欲が高まったほか、高齢者でも容易に森林へ行けるようになり、きめ細かな森林の手入れが出来るなど、森林施業の実施に対する意欲が向上してきている。森林整備が実施され林内の明るい単層林や複層林、針広混交林が整備され、森林の景観が向上してきている。
⑤社会経済情勢の変化林業労働の軽減、森林施業コストの低減が図られ、森林施業の実施面積が増加してきたことから、将来の木材供給源としての期待がより一層高まってきている。また、集落間を連絡することで農作物や林産物の輸送にも大きな役割を果たしている。森林整備が行われる一方、本林道を通じて山菜採取やハイキング等に森林を利用する地元住民が増加しており、森林に対する理解が深まりつつある。
⑥今後の課題等森林施業の実施に対する意欲が徐々に増進されてきているが、木材価格の低迷等により間伐等の実施状況が十分とは言えない状況であることから、森林所有者に対する森林施業実施の普及啓発等を行い、積極的な森林施業の実施を促進する必要がある。
評価結果
・必要性
森林へのアクセスの向上、効率的な森林整備や木材生産等の施業の実施を図るため、基盤となる林道等路網の整備が求められるところであり、必要性が認められる。
・効率性
費用対効果分析を試行した結果、費用以上の効果が見込まれるとともに、切土や盛土の抑制、必要最小限の路側施設の設置など、コスト縮減に取り組んでおり、効率性が認められる。
・有効性
森林整備の推進状況、地域住民による利用状況等からみて有効性が認められる。