まだ寒い今日この頃ですが・・・それでも、どこかしら冬も終わりの気配を感じさせてくれます。
ちんたらちんたら編んでいるらしいラヴォスお嬢様の「腹巻」は完成したのか、気になるところですが・・・どうやら、まだ完成には至らないようです。また次の冬に期待することにしましょう。
さてさて・・・
この星に住むラヴォスたちは、たまにテレパシーを飛ばし、未だに寄生する星が見つからずに宇宙を彷徨っているだろう仲間のラヴォスに、この星へ誘導しようとしています。
が、この星から、あえて宇宙へ旅立つラヴォスもいます。
そう、冒険家ラヴォスです。
この星のように生命にあふれた星は、希少とはいえ、この広い宇宙のどこかに、まだまだあるはずです。それを探そうというのです。
とてもとても壮大な夢です。
一度、宇宙に旅立てば、少なくとも数億年は帰ってきません。
でも「生命あふれた星」を見つけることが出来れば、そこにも仲間のラヴォスを呼び寄せることができますし、ラヴォスの繁栄のためになります。
もちろん、「住むにふさわしい生命力があふれた新しい星」を見つけることが出来ずに帰ってきても、その志と努力は皆に讃えられます。
過酷な宇宙へ旅に出る、ということだけでも、とても偉いことなのです。
そんな大志を抱くラヴォスに、なんと、ラヴォスお嬢様の親友である乙女ラヴォスが恋をしてしまったらしいのです。
大きな夢を実現するべく、快適な星の暮らしを捨て、過酷な宇宙に旅立つなんて、カッコ良すぎます。オスの中のオスといっていいでしょう。英雄の中の英雄です。
そして、そのオスのラヴォスがちょっとワイルドで硬派だというところに、乙女ラヴォスはいっそう惹かれてしまったようです。
そのワイルド・ラヴォスは春になれば旅立つ予定だということです。
いつもは「春こそ乙女の季節」として、春が待ち遠しくなる乙女ラヴォスですが、今回ばかりは「春が来るのが寂しい」と言ってます。
でも、ワイルド・ラヴォスの夢を応援することこそ、本当の愛なのです。
乙女ラヴォスはお口から「涙」を流しつつも、ワイルド・ラヴォスの夢を受け入れようとしているようです。
ちなみに、お口から流れているのは、今回は「よだれ」ではなく、本当に「涙」のようです。
お気ラクでのんびりのほほーんとしているラヴォスとはいえ、泣く時は泣くのです。
それでもお腹は空きます。
ラヴォスおばさんの家へ行くと、流れるのは「よだれ」となる乙女ラヴォスです。
ラヴォスおばさんは、宇宙へ旅へ出ることになったワイルド・ラヴォスも招き、いろいろなお料理を振舞います。
そのときに、ワイルド・ラヴォスだけでなく、大勢のラヴォスたちが招かれ、その中に乙女ラヴォスもいました。
その時に乙女ラヴォスはワイルド・ラヴォスのことを好きになったようです。
乙女ラヴォスの恋の話を聞きながら、ラヴォスお嬢様はうつらうつらしています。
毎度毎度、乙女ラヴォスから同じような話を聞かされるラヴォスお嬢様・・・最初は懸命に乙女ラヴォスの話を聞いてましたが、今では子守唄に聞こえてしまいます。
ラヴォスお嬢様が一眠りしても、まだ乙女ラヴォスは「恋の話」をしてます。これなら、もう一眠りできそうです。
ところで・・・「恋の話」とはいっても、乙女ラヴォスはワイルド・ラヴォスとつきあっているわけではなさそうです。
乙女ラヴォスは、乙女らしく、遠くからワイルド・ラヴォスを見つめているだけのようで、ワイルド・ラヴォスには気持ちを伝えていないらしいのです。
なので、ワイルド・ラヴォスが旅立つ前に気持ちを伝えてようかどうしようか悩んでいるようです。
いつもいつも同じ悩みを聞かされます。
乙女ラヴォスにとっては大いなる悩みも、ラヴォスお嬢様にはなぜそんなに悩むのか、いまいち分からないのです。
ラヴォスお嬢様は「気持ちを伝えればいいのではないかしら・・・だって、振られても、どうせ相手は旅立ってしまうのだし、どっちみちお別れするのだから・・・」と思うのですが、乙女心は複雑なようです。
でも乙女ラヴォスの得意技は空想です。空想の世界では、恋は成就し・・・でも、やはり旅立ってしまうワイルド・ラヴォスを涙ながらに見送る乙女ラヴォスです。壮大な遠距離恋愛物語が始まります。
妄想・・・いえ、空想の世界では、乙女ラヴォスの恋は成就するのです。
さすが乙女ラヴォスです。
乙女ラヴォスは、そんな空想で満足しているところもあるようです。
しかも、それを物語として小説や詩にしてしまいます。
散々、乙女ラヴォスの恋の話を聞かされ、少々飽きてきているラヴォスお嬢様ですが、乙女ラヴォスの作る恋愛物語は読んでみようかしら、と思ってます。
そう、ラヴォスお嬢様とて、恋に全く興味がないわけではないのです。
ただ、恋よりも眠ることや食べることのほうが大切なだけです。
当の乙女ラヴォスだって、恋の悩みで食欲がわかない、眠れないなんてことはないのです。
しっかり食べまくりますし、しっかり寝ます。
ワイルド・ラヴォスが旅立つことに涙を流す乙女ラヴォスですが、食べるときと眠っているときは、よだれを流す乙女ラヴォスです。
「これは、ひょっとするとあまり乙女らしくないのでは」と思う乙女ラヴォスですが、気にしないことにしてます。
春はもうそこまでです。
乙女ラヴォスはため息をつきます。
乙女ラヴォスの恋を、なま暖かく見守りたいものです。
ちんたらちんたら編んでいるらしいラヴォスお嬢様の「腹巻」は完成したのか、気になるところですが・・・どうやら、まだ完成には至らないようです。また次の冬に期待することにしましょう。
さてさて・・・
この星に住むラヴォスたちは、たまにテレパシーを飛ばし、未だに寄生する星が見つからずに宇宙を彷徨っているだろう仲間のラヴォスに、この星へ誘導しようとしています。
が、この星から、あえて宇宙へ旅立つラヴォスもいます。
そう、冒険家ラヴォスです。
この星のように生命にあふれた星は、希少とはいえ、この広い宇宙のどこかに、まだまだあるはずです。それを探そうというのです。
とてもとても壮大な夢です。
一度、宇宙に旅立てば、少なくとも数億年は帰ってきません。
でも「生命あふれた星」を見つけることが出来れば、そこにも仲間のラヴォスを呼び寄せることができますし、ラヴォスの繁栄のためになります。
もちろん、「住むにふさわしい生命力があふれた新しい星」を見つけることが出来ずに帰ってきても、その志と努力は皆に讃えられます。
過酷な宇宙へ旅に出る、ということだけでも、とても偉いことなのです。
そんな大志を抱くラヴォスに、なんと、ラヴォスお嬢様の親友である乙女ラヴォスが恋をしてしまったらしいのです。
大きな夢を実現するべく、快適な星の暮らしを捨て、過酷な宇宙に旅立つなんて、カッコ良すぎます。オスの中のオスといっていいでしょう。英雄の中の英雄です。
そして、そのオスのラヴォスがちょっとワイルドで硬派だというところに、乙女ラヴォスはいっそう惹かれてしまったようです。
そのワイルド・ラヴォスは春になれば旅立つ予定だということです。
いつもは「春こそ乙女の季節」として、春が待ち遠しくなる乙女ラヴォスですが、今回ばかりは「春が来るのが寂しい」と言ってます。
でも、ワイルド・ラヴォスの夢を応援することこそ、本当の愛なのです。
乙女ラヴォスはお口から「涙」を流しつつも、ワイルド・ラヴォスの夢を受け入れようとしているようです。
ちなみに、お口から流れているのは、今回は「よだれ」ではなく、本当に「涙」のようです。
お気ラクでのんびりのほほーんとしているラヴォスとはいえ、泣く時は泣くのです。
それでもお腹は空きます。
ラヴォスおばさんの家へ行くと、流れるのは「よだれ」となる乙女ラヴォスです。
ラヴォスおばさんは、宇宙へ旅へ出ることになったワイルド・ラヴォスも招き、いろいろなお料理を振舞います。
そのときに、ワイルド・ラヴォスだけでなく、大勢のラヴォスたちが招かれ、その中に乙女ラヴォスもいました。
その時に乙女ラヴォスはワイルド・ラヴォスのことを好きになったようです。
乙女ラヴォスの恋の話を聞きながら、ラヴォスお嬢様はうつらうつらしています。
毎度毎度、乙女ラヴォスから同じような話を聞かされるラヴォスお嬢様・・・最初は懸命に乙女ラヴォスの話を聞いてましたが、今では子守唄に聞こえてしまいます。
ラヴォスお嬢様が一眠りしても、まだ乙女ラヴォスは「恋の話」をしてます。これなら、もう一眠りできそうです。
ところで・・・「恋の話」とはいっても、乙女ラヴォスはワイルド・ラヴォスとつきあっているわけではなさそうです。
乙女ラヴォスは、乙女らしく、遠くからワイルド・ラヴォスを見つめているだけのようで、ワイルド・ラヴォスには気持ちを伝えていないらしいのです。
なので、ワイルド・ラヴォスが旅立つ前に気持ちを伝えてようかどうしようか悩んでいるようです。
いつもいつも同じ悩みを聞かされます。
乙女ラヴォスにとっては大いなる悩みも、ラヴォスお嬢様にはなぜそんなに悩むのか、いまいち分からないのです。
ラヴォスお嬢様は「気持ちを伝えればいいのではないかしら・・・だって、振られても、どうせ相手は旅立ってしまうのだし、どっちみちお別れするのだから・・・」と思うのですが、乙女心は複雑なようです。
でも乙女ラヴォスの得意技は空想です。空想の世界では、恋は成就し・・・でも、やはり旅立ってしまうワイルド・ラヴォスを涙ながらに見送る乙女ラヴォスです。壮大な遠距離恋愛物語が始まります。
妄想・・・いえ、空想の世界では、乙女ラヴォスの恋は成就するのです。
さすが乙女ラヴォスです。
乙女ラヴォスは、そんな空想で満足しているところもあるようです。
しかも、それを物語として小説や詩にしてしまいます。
散々、乙女ラヴォスの恋の話を聞かされ、少々飽きてきているラヴォスお嬢様ですが、乙女ラヴォスの作る恋愛物語は読んでみようかしら、と思ってます。
そう、ラヴォスお嬢様とて、恋に全く興味がないわけではないのです。
ただ、恋よりも眠ることや食べることのほうが大切なだけです。
当の乙女ラヴォスだって、恋の悩みで食欲がわかない、眠れないなんてことはないのです。
しっかり食べまくりますし、しっかり寝ます。
ワイルド・ラヴォスが旅立つことに涙を流す乙女ラヴォスですが、食べるときと眠っているときは、よだれを流す乙女ラヴォスです。
「これは、ひょっとするとあまり乙女らしくないのでは」と思う乙女ラヴォスですが、気にしないことにしてます。
春はもうそこまでです。
乙女ラヴォスはため息をつきます。
乙女ラヴォスの恋を、なま暖かく見守りたいものです。