メロンと云うことで「足守」を紹介しましたが、此の足守に築城(山城)していた毛利方の城に、高松城の水攻めの前にも秀吉軍は攻撃を仕掛けております。この城を攻撃したのがあの加藤清正(虎之助)です。そんな話は、余り、この地方でも、語られてはいないのですが、残っておりますので、それを「足守のメロン」を紹介したついでに、是非、お知らせしたいと思います。
この城は、当時、毛利軍の支配地である備中に設置していた七つの城がありました。その一つが高松城です。其の七つを地図で紹介します。
地図の上から二番目の城「冠山の戦」です。岡山に到着してから秀吉軍は、まず、一番備えの貧弱な宮地山城を攻めます。この時、この城を守っていたのは数百名の兵士でしたので、秀吉軍に破れます。次に向かったのが「冠山城」です。此れも簡単に敗北するだろうと思って攻撃を仕掛けたのですが、二千騎余りの軍勢が籠城していたのです。訳なくと思っていたのですが、地理に疎い秀吉軍は攻めあぐねます。戦略を整えるために、いったん軍勢を、その時の將「加藤清正」は、一端、城を取り囲んでいた兵を後方へ引きます。この軍が後方に引き上げている時に、意味は分からなかったのですが、冠山城がら、煙が立ち上り、激しい爆発音が起こります。
この冠山城がある場所が「足守」です。そのお話も、例によって、はゆっくりとしますので、よろしかったら、お付き合いください