食事するにもティータイムでも、何にもない時でも
クラシック音楽を流していないとダメな自分。
せっかくなのでちょっと
シューベルト即興曲について語ってみる。
シューベルト即興曲には思い入れがある。
初めて聞いたのは2001年の9月
実はあまり体が丈夫な方ではなく
特に肺が。
当時、退院後、自宅療養していた頃に図書館で
ショパンづくしな私が ただなんとなく借りたCDが シューベルトの即興曲。
作品90が4曲入ったもの。
肺炎入院後、退院はしたものの
そうそう起きたままでいられないほどの
体力の無い頃
寝たまま 虚ろな意識状態で聞いていたそれは
自身の病気などの環境の影響もあったか
消え入りそうな闇の中で音達が幻想的にキラキラした光の様な響を出しながら転げ踊るような…
そんな美しい旋律に感じた。
特に90-2と90-4が印象に残った。
そして演奏者を見るとポリーニ
…だと思った。
この時はそう認識していた。
しかしその図書館でポリーニの弾くシューベルト即興曲を探すもまったく見つからない。
ピアノの先生にも聞いてみるが
先生もポリーニでシューベルト即興曲なんて聞いたことがない、図書館でもまず見かけない
と。自分が勝手にポリーニだと思い込んでいただけかもしれない。
結局その後もそのCDは見つからなかったが
とにかく誰が弾いていたのか謎なそのCDは感動的で綺麗な曲だった。
今はネットで誰でも動画を載せられる時代。
有名ピアニストだけでなく実力派の子供の入賞者など 様々な方の演奏が見聞きできる。
私自身は聞くことに対して
あーだこーだと煩いが
自身のピアノ弾くレベルはと言えば
超初心者レベルだ。
こればかりは ピアノの才能が絶対にないと言うか確実に向いていない!!
と、私の話はどうでもいいのであって
今回はシューベルト即興曲を自分の好みに合わせて聞く。
というだけのお話。
リリー・クラウス
即興曲90-1 90-2 90-3 90-4
142-1 142-2 142-3 142-4
曲とは人それぞれ好みが違うので
批評と言うわけではないが 私はちょっと苦手
古い為、録音時の音の悪さの影響もあるかも知れないけれど
特に左手の強いアクセントとなる音が乱暴に感じてしまい耳触りが悪く感じてしまう。
あと速いパッセージで少し急かしすぎるような癖があるようで気になるが、これは本当に好みなので 好きな人には好きなのだろう。
作品90の幻想的な曲調の中で哀愁漂う中に微かにキラキラと光る様な
そんな作品90。
あまりに速い部分だけが急かされるようにめまぐるしく感じたり、アクセント部分が耳障りに感じるほど強くなってしまうのは
自分の好みには合わなかった。
もちろんこの作品90に哀愁の中にわずかにキラキラ光る物を感じさせる幻想的な雰囲気
と、勝手に感じ、そう解釈しているのは私個人の勝手な趣向。
ただし、この方の演奏が嫌いというわけではない。シューベルト即興曲90に関しては苦手だ。
作品142に関しては とても合っている。
先程の90で強すぎると感じたアクセントも
急かしすぎると感じた速いパッセージ部分の癖なども
142のショパン風な繊細かつ特徴的な曲調には素晴らしく合っている。
全体的には全て繊細な作りの曲でありながら
ショパンを思わせる独特の曲調
心に強くつける様な力強さ
奏でる音一つ一つがストーリーを演じ見せている様に展開していく。
音符のドラマでも観ているようだ。
ラドゥ・ルプー
安定した音がとても耳当たりが優しい。
ソフトで温かみのある優しい音色でシューベルトを奏でる。
…今まで色々聞いてきて思ったのが
シューベルト即効曲90-2は女性の演奏者の方が
温かみを感じない事が多い気がする。
たまたまかもしれないが 女性の方が
この曲の速さ、技巧などを気にし過ぎている気がする
(女性でもフジ子・ヘミングの演奏ではまだ聞いていない。彼女はとても魅力的に弾きそうな気がする。私が彼女贔屓だからではなくて)
この曲はどんな音を出すか…そこが一番重要な気がする。
90-2
冒頭の左手部分の地味ながらも主張している音がメロディのように美しくアクセントをついて…
私が十数年間気になっていた
ポリーニと思い込んで初めて聞いたこの曲は
この方の物ではないか
…おそらくそうだと思う。
それが15年目にして出た結論。
なぜ演奏者がポリーニにすり替わったのかが最大の謎。
とにかく毎週毎週いろんなピアノ曲を聞いていたから 同時期にポリーニを聞いていたのかもしれない。
90-2と90-4は 病気中に聞いていたせいか
かなり幻想的な曲の中で溺れて酔っているような
そんな感覚を覚えた
美しい旋律の中で目を回して何も考えられなくなっていた。
病に伏せていたから本当に目を回していたのかもしれないが。
そんな思い入れのある曲。
今は90-3も好んでいる。
今年はフジ子さんのピアノリサイタルに3度行ってい
るか3回、生演奏を聴いているので
心揺さぶられるようだった。
もう戻る事のない、懐かしく切ない何か…
そんな物を曲で表しているような
そんなイメージを持っている90-3
クラシック音楽を流していないとダメな自分。
せっかくなのでちょっと
シューベルト即興曲について語ってみる。
シューベルト即興曲には思い入れがある。
初めて聞いたのは2001年の9月
実はあまり体が丈夫な方ではなく
特に肺が。
当時、退院後、自宅療養していた頃に図書館で
ショパンづくしな私が ただなんとなく借りたCDが シューベルトの即興曲。
作品90が4曲入ったもの。
肺炎入院後、退院はしたものの
そうそう起きたままでいられないほどの
体力の無い頃
寝たまま 虚ろな意識状態で聞いていたそれは
自身の病気などの環境の影響もあったか
消え入りそうな闇の中で音達が幻想的にキラキラした光の様な響を出しながら転げ踊るような…
そんな美しい旋律に感じた。
特に90-2と90-4が印象に残った。
そして演奏者を見るとポリーニ
…だと思った。
この時はそう認識していた。
しかしその図書館でポリーニの弾くシューベルト即興曲を探すもまったく見つからない。
ピアノの先生にも聞いてみるが
先生もポリーニでシューベルト即興曲なんて聞いたことがない、図書館でもまず見かけない
と。自分が勝手にポリーニだと思い込んでいただけかもしれない。
結局その後もそのCDは見つからなかったが
とにかく誰が弾いていたのか謎なそのCDは感動的で綺麗な曲だった。
今はネットで誰でも動画を載せられる時代。
有名ピアニストだけでなく実力派の子供の入賞者など 様々な方の演奏が見聞きできる。
私自身は聞くことに対して
あーだこーだと煩いが
自身のピアノ弾くレベルはと言えば
超初心者レベルだ。
こればかりは ピアノの才能が絶対にないと言うか確実に向いていない!!
と、私の話はどうでもいいのであって
今回はシューベルト即興曲を自分の好みに合わせて聞く。
というだけのお話。
リリー・クラウス
即興曲90-1 90-2 90-3 90-4
142-1 142-2 142-3 142-4
曲とは人それぞれ好みが違うので
批評と言うわけではないが 私はちょっと苦手
古い為、録音時の音の悪さの影響もあるかも知れないけれど
特に左手の強いアクセントとなる音が乱暴に感じてしまい耳触りが悪く感じてしまう。
あと速いパッセージで少し急かしすぎるような癖があるようで気になるが、これは本当に好みなので 好きな人には好きなのだろう。
作品90の幻想的な曲調の中で哀愁漂う中に微かにキラキラと光る様な
そんな作品90。
あまりに速い部分だけが急かされるようにめまぐるしく感じたり、アクセント部分が耳障りに感じるほど強くなってしまうのは
自分の好みには合わなかった。
もちろんこの作品90に哀愁の中にわずかにキラキラ光る物を感じさせる幻想的な雰囲気
と、勝手に感じ、そう解釈しているのは私個人の勝手な趣向。
ただし、この方の演奏が嫌いというわけではない。シューベルト即興曲90に関しては苦手だ。
作品142に関しては とても合っている。
先程の90で強すぎると感じたアクセントも
急かしすぎると感じた速いパッセージ部分の癖なども
142のショパン風な繊細かつ特徴的な曲調には素晴らしく合っている。
全体的には全て繊細な作りの曲でありながら
ショパンを思わせる独特の曲調
心に強くつける様な力強さ
奏でる音一つ一つがストーリーを演じ見せている様に展開していく。
音符のドラマでも観ているようだ。
ラドゥ・ルプー
安定した音がとても耳当たりが優しい。
ソフトで温かみのある優しい音色でシューベルトを奏でる。
…今まで色々聞いてきて思ったのが
シューベルト即効曲90-2は女性の演奏者の方が
温かみを感じない事が多い気がする。
たまたまかもしれないが 女性の方が
この曲の速さ、技巧などを気にし過ぎている気がする
(女性でもフジ子・ヘミングの演奏ではまだ聞いていない。彼女はとても魅力的に弾きそうな気がする。私が彼女贔屓だからではなくて)
この曲はどんな音を出すか…そこが一番重要な気がする。
90-2
冒頭の左手部分の地味ながらも主張している音がメロディのように美しくアクセントをついて…
私が十数年間気になっていた
ポリーニと思い込んで初めて聞いたこの曲は
この方の物ではないか
…おそらくそうだと思う。
それが15年目にして出た結論。
なぜ演奏者がポリーニにすり替わったのかが最大の謎。
とにかく毎週毎週いろんなピアノ曲を聞いていたから 同時期にポリーニを聞いていたのかもしれない。
90-2と90-4は 病気中に聞いていたせいか
かなり幻想的な曲の中で溺れて酔っているような
そんな感覚を覚えた
美しい旋律の中で目を回して何も考えられなくなっていた。
病に伏せていたから本当に目を回していたのかもしれないが。
そんな思い入れのある曲。
今は90-3も好んでいる。
今年はフジ子さんのピアノリサイタルに3度行ってい
るか3回、生演奏を聴いているので
心揺さぶられるようだった。
もう戻る事のない、懐かしく切ない何か…
そんな物を曲で表しているような
そんなイメージを持っている90-3