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色々お散歩

ヨーロッパ好き乙女趣味な 旅写真・日常ブログです

ルーヴル美術館1 2014年

2017年10月14日 23時28分30秒 | 美術・絵画
ルーヴル美術館1
怒涛の!執念の!ルーヴル美術館侵略編


美術・絵画なんてカテゴリーを作っておきながら都内で開かれる展覧会に行った!
という事しか書いていないので…
写真撮影禁止ですし

旅行記で載せた美術館の写真を美術カテゴリーとして新たに載せることに。

世界的に有名で作品だけでなく建物も見所有りな美術館ですが
まったく絵画などに興味ない方、それでも有名どころだから行っておこうか…

なんて方も多いと思います。
そんな方にオススメなのが
中野京子「はじめてのルーヴル」

絵画に興味関心がない方でも とても読みやすく、絵の見方がわかりやすい、興味を沸かせる本です。 絵毎にさほど長くない見所、絵の背景、裏話的な事が書かれています。

きっと訪問した際、本物を目にした時の感動も変わってきます(*^_^*)


2014年間8月

初の海外旅行
ドイツ・スイス・パリ のツアーに1人参加。

最後地、フランスのパリではルーヴル美術館も含まれ、ツアーで連れて行ってもらう。
おそらく2〜3時間でメジャーな見所を回る。

その後は解散後にまた自分1人で。
ツアーの場合は団体として入るため、1人で行く場合はチケットを買って再度入り直す。

ツアーと個人で合わせてガッツリ写真を撮りまくった。
走りながらとにかく写真を撮った。

ツアーでは一般的メジャーな箇所
レオナルド・ダ・ヴィンチとか…
修復終了したばかりのサモトラケのニケ
ミロのヴィーナス、モナリザ

ナポレオンの戴冠、エジプトのエリアなど。

そしてその後ふたたび訪れた際はリシュリュー翼をメインに写真を撮りまくる。

そしてホテルに帰り、誤ってパリに来てからのバス市内観光・ルーヴル美術館での写真を全て削除してしまうという大失敗。

こうして
1度目のルーヴル美術館は写真無し。

翌日のフランス最終日、丸一日をかけて
ルーヴル美術館に篭った。その執念の記録。


2014年8月のルーヴル美術館
怒涛の!執念の!ルーヴル美術館侵略編

ピラミッドの入り口は混んでいる。
が、いかにもルーヴル美術館来ました!を実感するには良い入り口。

セキュリティーチェックを受けて中へ入ると中央にインフォメーション

館内地図があり、日本語は紫色。
隣にピンク紫の韓国語版があるので赤系の識別が少し苦手な方は注意!


自販機でチケットを買い、シュリー入口から入る。


では私の足歩取り写真を載せまくります。もう、ただただ載せまくります。

このアルテミスは元はヴェルサイユ宮殿にあった物



そして第一のお目当て、アモルとプシュケ!!!(神話)
可愛らしい純愛神話ロマンのロマンスにこの美しい姿の彫刻で
大人気なので常に人だかりができている。
(8月で日曜だったから余計かも)











死の眠りに瀕したプシュケの元にアモルが飛び降りキスで目覚めさせます。
ぐったりした下半身はまだ死の影が残り 上半身は 夢ではないとアモルを愛撫し確かめています。
二人の腕が輪を描くように交わるスタイルと アモルの羽が美しいです。
羽部分は別の素材の石が使われ透けるように薄いのです





そのうしろも この2人なのですがアモルに羽が無いせいか 気づいてないのか
ここには人は集まっていません




蝶々はプシュケのアプリビュート。
アモルの手に蝶々を。


そのまま奥へ進んで…ヘルメス(神話)


ミケランジェロの瀕死の奴隷

どこが瀕死なのかわからないけれど男色家のミケランジェロの造る(描く)男性像はかなりの肉体美で艶めかしく
エロティックです。
勇敢、荒々しさなど全くない ただただ官能的な男の像となっています。

ダ・ヴィンチもやはり男色家
聖ヨハネなど 描かれた男性は大変魅力あふれる姿で描かれています
ここでは写真は撮り損ねましたが(紛失した写真には撮っていた)


さて絵画を見に行きます。有名エリアです
ナポレオン


神話の地獄をさまよう二人ですね
不倫の中で夫に殺害されこうしてさまよっているのですが美しいです



でかくて迫力

フランス革命の自由の女神 

有名作ですね
後に職場の後輩くんがこれをジャンヌダルクだと思い込んでいたのでビックリ!


王の最後。自分の愛した女達と愛馬を殺害させます


実際に起きた事件から描かれた漂流画
実際にはこんなに肉体美で躍動感は無く 死にかけていたでしょうが、ここはやはり絵ですので
美しく描かれています。実際には死んだ仲間の肉を干していたそうです


天井

アンドロメダとペルセウス 神話ですね


ピグマリオン 神話のお話し


ピコのアモルとプシュケ 先に書いた通り神話

夜が明ける前 アモルは飛び去ります。
名残惜しげにプシュケを振り返りながら…

プシュケはまだまだ幸せな夢の中。
爽やかで可愛らし愛の物語ですが 物語を知らない方でしょうが「やり逃げ」なんてほざく方もいます。
また、この絵を「悪い天使」の絵と書いてる本もあります。古い本で
全て読むと書いてる方がかなり無知な方だとわかるのですが
そもそも アモルは神であって天使ではないですからね((((;゚Д゚)))))))

その本は…無知な方というか 少し古いので今のネット社会の情報源とはほど遠く、行き届かなかったのもあるのかもしれませんが

ルーヴル絵画に登場する可愛い動物にスポットを当てて載せていたり、面白い趣向も。

絵画全体を載せているわけではないので
自分で行って探してみる…(本やネット画像から探すのもアリですね)なんて楽しみも残してくれてました。



赤が基調の展示室75になじむ赤い配色。

大きい絵だと分かります。

沢山の絵を載せましたが ほぼ神話ですね。

興味がない、興味がどうの以前に何だかさっぱり分からん!と言う方は なんか膨大な量の絵がある((((;゚Д゚)))))))

なんて思ってしまうと思いますが
何も難しいことはなく
場所にもよりますが大まかに
宗教画・神話・歴史画 これです。

違う人が 違う絵を描いているようでも 同じ神話だったり、事実上の絵だったり、キリストに関わった人物であったり…

と 何も難しいことはないんです。

ほぼそれらの絵です。

その他、肖像画、風景画がプラスされます


ナポレオン戴冠 ダヴィッド画


2枚書き残してます。その一作目。もう片方はヴェルサイユ宮殿に。

違いは一箇所、女性のドレスの色が一着だけピンクに変えられています。
描かれている子供はナポレオンの甥ですが絵画が完成した時には亡くなっています。

肖像画・歴史画
この絵を描くにあたっての背景は…調べれば調べるほど面白いですよ

この展示室内にダヴィッド自画像もあります


プロパガンダ的にナポレオンを素晴らしく書きあげた画家はなんと革命時にはジャコバン派の革命家です。

ロベスピエール、ダントン、デムーラン、マラー、サンジュストなど
フランス革命では欠かせないジャコバン派の1人で革命後ナポレオン時代にこうしてナポレオンを素晴らしく描いてるんですよね…

ジロンド派に殺害された「マラーの死」も有名です
と、美術から脱線しそうなので絵に戻って…


神話
エウロラと私は呼んでますが
とりあえずオーロラと夜明けの女神
バラ色の指先からおとす小花がとっても可愛い
色彩も美しく好きな絵画です


ダヴィッドがフランス革命の時代、革命、その後のナポレオンを描いた同時期、同じフランス

こちらはフランス革命の渦に飲み込まれたフランス王妃
マリーアントワネットのお気に入りの女流画家、美貌のヴィジェ・ルブランの自画像
娘と一緒

ダヴィッドとは同時期、同じ国の画家
ナポレオンともあっています。
ナポレオンの戴冠やダヴィッドの自画像とまったく無関係ではないフランス革命時代の作品

神話になります
エンディミオン
処女神であるアルテミスが月の光となって神々しくる愛撫がとても美しい


神話
ケンタウルスに弓を教わる

この展示室75から見える
サモトラケのニケ。この時、修復を終えて戻ってきたばかり




有名作で人だかりがすごい…近寄らずに撮る



イタリア画がずらりと集まるグランドギャラリーが見えた。 行って見る
躍動感ある力強いダヴィデがいた。



眠るヴィーナスとアモル。アモルが可愛い。


ヴィーナスを連れてくるアモル
アドニスの死を知らせる


  

ミカエル



上野の美術館に来ていた「ラファエロ展」で初対面した絵
けっこう小さい絵です


このミカエルも小さい絵です


聖母とキリスト、ヨハネ。
ラファエロの描く聖母は そこに居るかのような暖かいぬくもりを感じさせます。
白い肌は柔らかく 温かみがあり 優しいまなざし・・・そして何て美しい聖母や可愛い聖母が多い事か・・・。

 ミケランジェロやダ・ヴィンチと違い
 ラファエロは女が好きです。
女性の暖かい優しさ、愛らしさを熟知し
 このような絵画になるのでしょう。


せっかくここまで来たのだからモナリザにたかる人でも撮って行こうか・・・と思いつつ自分もたかってみた。


モナリザは防弾ガラスの中に居るので一度目にルーヴルで撮った際には反射して撮りにくかったですが 今回何とか撮れました。
この絵はポプラの木で大昔に描かれているので大変痛みやすく すでに過去に盗まれた際にもだいぶ傷んでしまっていて
減収な温度、湿度管理が必要で このガラスケースの中で適切な温度湿度に調節され保護されています。





ふかわりょう肖像画(嘘です)


ティッツィアーノの描くこちら絵はその後日本にも来てまして、見に行きました


キリスト これも名画代表・・・と言うかここのはほとんどが代表的で 
一枚、日本の美術館に来日させたらその一枚で凄い人数の人間が集められるだろうと言う絵画ばかり。


モナリザに集まる人
  

ゼウス
が悪を懲らしめている元天井画



再び展示室75に戻ってきた

そしてまっすぐ通過してサモトラケのニケ

ここを通過
 
通過



ヘルメス発見




ミロのヴィーナス


天然の友人がこの写真を見て「どうしてミロのヴィーナスって手が無いの?」と。
「壊れたからよ」

さてここらで一気に一番上まで階段を駆け上がる。


そうすると 現れるのはこちら
神話の若い男女…男女というか少年少女です。



目も覚めるような美しい色彩

小中学石の頃は観る物にこれ以上ない程の感動と輝きを心に感じることが出来た。

知識も無く、ネットのように事前情報収集も出来ない頃だから
初めての感動というものだろうか

もうその感覚も無くなってしまった・・・と思っていたがルーヴルに来てあの頃感じられた驚き
輝く感動を十周年ぶりに感じることが出来た。


そしてずんずん進む


両サイドは神話 スザンナを題材にした絵は多かった。ヌードが描けるもんだからみんなこぞって描きまくったのだな。

簡単な説明
美しい人妻のスザンナが全裸で入浴というか水浴びだかしている所を2人のスケベジジイが覗く。
そしていかがわしい要求をする
要求というか脅迫する。
スザンナは拒否し、そのせいで色々嫌がらせを受けるのだが
その覗きシーンを描いた絵画はとにかく多い。

怒れるメディア ルーヴルのは小さい方なのだとか。
この話は後味悪い・・・
神話とは人間よりもドロドロ愛憎劇だったりする。


更に行くとショパン


そしてこの部屋




更に行くとナポレオン。



そしてやっと大好きな絵
アモルとプシュケまで到達。この辺りは人も少ないのでクーラーも効き のんびり座って鑑賞する。
ちょっとここで絵を見ながら休憩。


透ける布 春の野原にいることがわかる。小さな苺の花も咲いている
プシュケの頭の上の蝶々
蝶々はプシュケのアトリビュート
  

アモルの母は愛欲の女神、美しいヴィーナス。そのヴィーナスと愛人代表の軍神マルス と、それを隠れ見るヴィーナスの夫


ヴィジェ・ルブランのエリアに来ました
娘と一緒の自画像






眠るアモルを光りで照らし見るプシュケ


壊れた甕
この絵の依頼主はあのルイ15世の寵姫
デュ・バリー夫人。
性教育的な絵というか…。
乱れた服の少女
無残に摘み取られた花、壊れた甕、
そしてまったく乱れていない髪

ルーヴルで見るとまったく何も思わなかったけど その後、日本の美術館に来た際に この絵の大きさにビックリ!!!

普通に見えた絵も日本に来るとその大きさに驚愕させられる…そんな物ばかりです。


ロココ フラゴナール
すごく小さい絵。





フラゴナールはブランコが一番好きですが ここには無いのです

これも深い内容が・・・


結婚。母と妹が寂しがって泣いていますが 姉は先に嫁ぐ妹をねたんで睨んでいます


私的、ロココ絵画の最高画家ブーシェ













こちらの右側の振り返る女性のこめかみ

こめかみと鼻の横につけボクロのようなものが付いていますが これ美術本などの画像ではありません
あとから上につけられたものとわかります
誰が付けたんだ???

エイや魚、カキなどが沢山!猫ちゃん大喜び、猫まっしぐら!


パリスの審判


タイトルは忘れたけれどヴァトーの作品

右側に3組の男女が見えますが 一番右に愛の女神ヴィーナス像。その横に座る二人。口説いているようなカップル
女性のスカートの下にアモルが居ることから愛を意味します その左は一緒に立ち上がるさらに左は男性に連れられ去っていく
これは時間の経過をさし 右から左へ このカップルの愛の時の流れを表しています。 

ヴァトーのピエロ  こちらもルーヴル代表する名画・・・だと思うのですが 場所がらか周囲に人はいませんでした。
そもそもここらのエリアは人が少ない。快適です


この絵を初めて見たのは高校生の頃学校の図書室の美術史本ですが こんな大きいとは思いませんでした。


さ…シュリーは見たので
前日に午後来た際に偶然見つけた
ルイ14世の肖像画や、その時代の部屋やインテリアなどを集めた見事なエリア

若くて可愛いポンパドゥール夫人の肖像画、アモルとプシュケの鮮やかで見事なタペストリー
これを最後に見て帰ろうと

それらを探そうと歩き出すのだが…

全然見つからないのだ

ホントに全然…しかしこの日は最終日。
帰らないといけない。
しかし
タペストリーだけは絶対に撮らないと日本に帰れない!!!
そんな思いもあってまだこの階をさまよってみることにした。

こうして私の冒険が始まった。

ナポレオン書きかけ 






ちょっとした隙間に小部屋があったり少しの階段があってそこのエリアに離脱したりと もう迷宮さながらな箇所が・・・。

小部屋には大きなポンパドゥール夫人!
前日見た物とは違いますが。
こちらは30半ばころの絵。

 
ルソーの肖像画も発見
 

外を見ると
カルーゼル凱旋門、配置を知っている人でないと分からないかもしれませんがコンコルド広場のオベリスク、エトワール凱旋門


延長線上にあるのが見て撮れます。


・・・さて・・・ついに別のエリアに来ました。リシュリューと書かれているところに入り込みます。ここは全くのノーチェックで
あった為、何もわかりませんが こっちにはブーシェのディアナはいないはずだけど、せっかくここまで来たならちょっとだけ・・・
と入りこんで見た。なんの予備知識も配置もわからない場所・・・



ルノワール!どこの場所が知らないが
19世紀末の絵画エリアまで来ていたとは!!

詐欺師

そこからわりとすぐ・・・次の部屋に入り飛び込んできたのがっ!!!
忘れてしまっていたが私の大好きなアモルの絵!!!

アモルの誕生


アモルに敬意をしめす



この青の色彩がとっても綺麗

ガニュメディスの誘拐 ・・・


ああ、ここまで来てよかった!!!



これ…先ほど書いた、本でどの絵画とは記されず、ただ動物のみがルーヴルの動物として紹介されていた猫さん。


「主人公にはなれないのだけど…」

と台詞が勝手につけられて猫さんのみが載せられたこの控えめでかくれて顔だけ出したような猫さんが

可愛くてたまらなくて

ルーヴル美術館所蔵のすべてという

持ち上げるのも困難な重たい本やアプリからこの猫を探し出すのにどれだけ苦労したか…。

執念で探したものだがルーヴルでも実物発見!!!



つづく


マリーアントワネット展・六本木

2016年11月30日 01時07分06秒 | 美術・絵画

冬から長々と待ちわびたマリーアントワネット展に やっと行ってきました。

流行のリボンのついたデザインの正装ドレスを可愛くも上品に着こなした肖像画ポスターが都内で出始めてから気分もいよいよウキウキとしてきた私です。

昨年ヴェルサイユ宮殿に2回ほど行き
緑のドレスのマリーアントワネットや

この白いドレスを着たマリーアントワネットをプチトリアノンのビリヤード室で眺めたものですが…

どちらも正面から間近に見る事はできず
距離があり、斜めに見る形になります。

なので 今回のこの展示は正面からデカデカと見ることが出来、圧巻です。
想像通り、日本の狭い施設内で見ると
その大きさに圧倒されます。

外国の宮殿、元宮殿のような大きな美術館では何も感じませんが 日本に来るととにかく大きさに圧倒されます。

写真が撮れないのが残念ですが
これは借り物、ガラスなどの保護ケースもなしにそのまま展示され、近くで見せてくれるのですから有難いです。

湿気やら色々とこちらが心配になります。
もらったパンフでずっと口元を覆って
息がかからないように 展示物の負担にならないようにと気をつけてましたが そこまで影響があるかどうか…

20年ほど様々な本を漁って来たので肖像画や手紙などの写真は目にしてましたが
特に近年はネットの時代ですから
画像越しでは様々なものが観れますが

今回は生で初めて見る作品も多く
それこそ20数年前から見たいと欲していた絵も来ていましたから
それは嬉しかったです。
…グッズコーナーでそれらの絵も欲しかったのですが 無い…ように思いました。

混雑していたので見つけられなっただけかも…!?

マリー・テレーズとルイ・ジョセフの座っている肖像画は昔から大好きでした。

ウィーンの美術史美術館に展示されているらしいオーストリア時代のグラウサンだかを弾くマリーアントワネットの絵画も!

…この前美術史美術館に行った時は見つけられなかったけど…( ;´Д`)

日本に向けて準備のために引っ込められたのか…マリーアントワネットの肖像画は何1つ見つからなかったので六本木でマリーアントワネット補充!!!

ちょうど大好きなベルばらアニメのフランス語DVDを手に入れ フランス語勉強の為に見始めていたところなので
かなりタイムリーな感じです。

LINEゲームのポコポコでもベルばらコラボ中でマリーアントワネットが手に入り
より気分が乗ってます


ベルばら目線で見ても楽しかった今回のマリーアントワネット展
ベルばらとは違う、優しそうで可愛いデュ・バリー夫人
ルイ15世のオールドミスの娘
ベルばらでは マリーアントワネット的に「おば様方」の熟女時代の肖像画も出迎えてくれます。

ヴェルサイユの華やかなので時代から革命の動乱時期からラストまでの時代と流れに沿って展示される形になっています。

宮廷時代ものまでは華やいでいますが、途中から革命モードになるので
いきなりカルナヴァレ博物館にいるような錯覚に。
カルナヴァレ博物館からもルイ・シャルルの肖像画などが来ていました。

この絵も来ていたような、別の絵だったような…

なんだかうろ覚えでいけませんね、七月のチケットがかなり安く売られる早割時期に沢山買って置いたので
また再訪して もっとしっかり見て覚えて来ます。

上の写真は現地で撮影した物
今回の展示は撮影可能は箇所は一箇所のみです。
借り物なので仕方がないですが
絵画に関しては見やすい展示方法だと思います。


写真不可ですが浴槽化粧室の再現された部屋もあります。
通常のヴェルサイユ宮殿見学では見れない箇所になってますが
特別なツアーなども行なっており
行くことができます(^ ^)

帰りはマリーアントワネットコラボとして限定で出されているクグロフを食べに。
マリーアントワネットと言えば、やはりクグロフのイメージが強いです。


今回も窓ぎわの景色の良い席でした。


林檎と薔薇の紅茶がつきます。



外は…六本木と言えばこのイルミネーションですよね



ヒルズはクリスマスマーケット開催始まりました

ケーテウォルファルトは相変わらず行列…


マリーアントワネットコラボメニューが沢山出ていますが限定数量10食なんてのも多いです

10食って…とても無理そうです


今回のクグロフ


購入したもの

白いモスリンドレスの肖像画のミニ版
ニナスのピンクのマリーアントワネット紅茶
ベルばらのミニタオルです



ベルばらコミックも売られてました。


ニナスのピンクの紅茶
ニナスはヴォンドーム広場近くにお店があります。2年前にたまたま発見しましたが
このピンクの缶ではなくパックに入ったものを買ってしまう…

ギャラリーラファイエットにも売っているので
去年買おうと考えていたにもかかわらず
ギャラリーラファイエット行くだけ行って屋上の景色見て天井のステンドグラス見て
そのままのこのこ帰ってしまったという( ;´Д`)

そして今回、日本でやっとピンクの缶の紅茶が買えました。

マリーアントワネット展、期間中にまた行く予定です(^ ^)

新国立美術館・ルーヴル展行ってきました

2015年04月26日 21時02分48秒 | 美術・絵画
4/25土
土曜出勤…と言っても急ぎの仕事があるわけでもなく
9月に有給を使うため
有給日数も無駄にしないために出ただけで

特別忙しいわけではないのです。
自分以外に一人しか出勤してませんでした。

お昼に 焼きチーズハンバーグドリアなんて凄いものを食し…

もう一人の社員は午前出勤だった為
午後から一人に。

応接室のふわふわソファーに埋もれてみたり

会議室で一人会議してみたり


最初私も午前出勤にして帰りに美術館へ行こうと思ったのですが
ふと調べてみるとこの日だけ夜22時までと…。

なら遅い時間の方が空いてるだろう!
と会社にこもる。

他社員が帰った直後は静かで怖くて
絵を描いてみたり…


こうして夜は美術館へ。

20時半過ぎた頃だったかに到着。

当然写真NGですが…
ついついパリのルーヴルの感覚でうっかりスマホを取り出しそうな衝動が1、2回ほど…。

内容としては大変良かったです。
世界三大美術館の一つ、ルーヴル美術館からいいとこ取りしてくるわけにはいかないものの
満足度の高い絵画たち。

フラゴナールの見たことのない絵も来ていました。
フラゴナール、ブーシェら大好きで
色彩やタッチの特徴から見た事のない知らない絵でもすぐにその画家だとわかるので

フラゴナールの官能でも無い
女性もいない
なにやら私の知るフラゴナールの題材とは少し異なる絵も。

羊がいて…雲が盛り上がって…

フラゴナールの色の白くてとろけそうな美女はそこにはなく
幻想のように 近ずくと霧となってボヤけて消えそうな
記憶の底のようにはっきりとしないような特徴的な描き方はここには無いけれど

それでもフラゴナールだ!!!
とわかる 絵から受ける印象。
特に中央部でふんわりとなびく物の描き方がフラゴナールの特徴的な色の流れ。

私は失礼ですがフラゴナールの絵から何かを読み取ろうとも考えることもありません。

ただただ眺めるのみ。
深入りすると霧のように消えてしまいそうで
つい距離を置いたまま 何も考えずに見たくなる…そんな幻の官能美

今回の絵でもそうでした。
友人に話しをしたところ

「荷車を押してる絵のこと?」と言うので

「荷車を?そんな絵あった?記憶にない」
と返事をしたのですが

このフラゴナールの絵、よく見ると荷車を押している。

荷車を押す…から私は関東大震災や空襲を逃れる時の荷車に荷物を積み込み逃げ惑う絵やら
そんなんを想像してしまったので
当てはまらなかったわけですが

本当に 色の流や 白い幻の女性の体の流れ
朧げな印象の中に女性の視線だけを無駄に覚えている…そんな見方しかしていなかった自分。

せっかくなので今回来ていなかった物の
ルーヴル美術館で撮ったフラゴナールの絵を。


溶けてしまいそうな白い女性はまるで幻のよう
色の流れで表現された 体


自画像。左側は遠目にも白い綿のような女性像。
溶けてしまいそうなフラゴナールの世界






今回の目玉の一つ
フェルメール…のを紅茶の絵に使用された物を購入。
大抵の美術展はこちらのメーカーで絵を使用した紅茶を販売しているのか、私が行く美術展でたまたまやっているのかわかりませんが

私が見に行く展覧会では必ずこちらの紅茶が
その時の目玉作品の絵で出ています。
お茶の内容も変わっていてその展示会や絵のイメージに合わせたものなどが。

今回は天体を表現してアラザンを星に見立てて入れてある…と
友達が言っていたのでアラザンを探すと…
おおお!星の形になったアラザンが!!!


お菓子も購入しました。

焼き菓子

ポストカードなどは昨年の現地でお気に入りを沢山購入した為
今回はこのお茶とお菓子のみ。紅茶もお菓子も美味しいです



絵に関しては一部、昨年私が写真OKなパリのルーヴル美術館で直接撮影してデータが残っている物だけを…。

ティッツィアーノ

この写真、あまり大きく見えませんが
私もこの写真のように
あの恐ろしく広い美術館、特にこの絵は人気のモナリザの展示室と同じ場所、広い広い部屋の中、たくさんの人々がモナリザに集中する
その群れの裏側の方向にある為
人が群がったりはしていません

やはりあの広い広いルーヴル宮殿の中でこれらの絵画がひしめいていても
なんの圧迫感もなく

いやもう、ナポレオンの戴冠式やら
カナの婚礼やら
これらは特別とはいえ
日本ではそうそうお目にかかれない巨大な絵画がゴロゴロと。それが普通にあるのです。

元宮殿の美術館自体が大きい

実際にパリで見て小さっ!!!!
と何故か思った絵が今回見るとそこそこ大きくて驚いたり。

ブーシェです。
ブーシェもフラゴナール同様、ロココ絵画の代表で
その色彩、美しくも可愛い女性、その輝く真珠肌に薔薇が咲く様な頬

フラゴナールがロココの幻想なら
ブーシェは真珠細工で出来た女性と
信じられないような鮮やかで淡い色彩の世界

フラゴナールの色で出来た とろけるような白い女性が溶けて消え入りそうな幻なら

ブーシェは 幻想的でありながらも女性は確かに存在感として絵画を彩り華となっている。
輝くような肌に 薔薇色の頬、愛らしい顔が特徴的
絵画の登場人物達の配置といい、その夢見心地にさせる色彩
20年前からブーシェの絵画の虜に。
せっかくなのでこちらもルーヴルで撮影した絵を紹介します







そしてまさかこれが来てるとは…!
ずっと見たくて 昨年やっと観れた感動のこの少女

こちらもそんなに大きいとか思わなかった…気がしたのに今回
東京の美術館で見た際には
うおっ!!??

と驚きが起きました。

見る場所 部屋の規模によって全然違うわけです。
ある意味、こじんまりとした空間の
区切りがあるのが特徴の日本の美術館

室内も展示の絵画の他は全く何もなく
狭いため、絵画の大きさ、魅力が迫力となって直で体で体感できます。

まぁ目の錯覚なんですけど。日本の美術館は敷地が狭いのは逆手に利用して工夫しているのかもしれませんね。


こういう事ですね

6色ボールペン。太めに作られ
狭いこの四角の画面で また細いペンと比較して太めにできているのがわかります。



広い中で見ると、またその他に目に行くものがあればあるほど 存在感が弱まります

そういった具合で ルーヴルでは展示室が恐ろしく広く 大物作品が所狭しと
河原の石のようにゴロゴロとしているので
また部屋や天井にも目が行きます

全く何もない 薄暗く区切られた空間に絵画を展示し、絵画以外に目も、意識も写る場所がない日本ではその絵の存在感が最大限に発揮されてます。

…もちろんルーヴル美術館で観るのも大好きです。大元の場所ですからね。

せっかくなのでルーヴル美術館の一部分を。

ルーヴル美術館、4分の1部分か5分の1って所ですかね
もっとちょびっとかもしれません


通路ですが装飾と人間の大きさがわかります


有名彫刻です。これ、日本の美術館に持ってきたら大変なことになりそうです。


日本のこじんまりとした美術館の天井にくっつくんじゃないかと思ってしまう大きさの絵画ですが

そんなんが 当たり前のように…


一番上の絵画も大きさがありますが
やはり広さがあるので 大きい絵という実感がここではあまり感じません



このルーヴルにはこのナポレオンの戴冠より大きい絵があります。
…写真に残っていないところから
データ紛失事故の犠牲に。


大勢の人々がぞろぞろ移動していく
朝の駅のよう。


通路。人も多いが それ以上の敷地の広さが。


天井にも目がいく造り
とにかく縦があるので大きい絵画も余裕に見える


混雑スポット、ミロのヴィーナス。
でもその狭さを感じさせない天井の高さ!


日本に来たら相当な威圧感を放ちそうなこの絵もここでは繊細な花のよう。


ルーベンスのマリードメディシス、大きさも絵から受ける力強さからも 作品の大きさ以上に大きく重圧感をかんじる。

それが24枚集まるギャラリー

なにこの広さ?こんなのが24枚集まってこの余裕空間。

ここから先は迷子のため
迷い込んだ空間の




まるで屋外の庭のよう


迷子中

迷い込んじゃったナポレオンの部屋

オペラとか演奏したんですって。ここで。


さっきとは違う彫刻の庭

と、この様に 広いわ、目を引く絵画も装飾も天井画も…迷子にもなる…

こんな所です。





ウフィツィ美術館展

2014年10月19日 14時18分18秒 | 美術・絵画
上野の東京都美術館でウフィツィ美術館展開催


一般1600円の所、開催前の10\10までの前売り券でペアチケットを購入した為、1人500円安くチケットGET

かなり早い時期からチェックしてました

今回、目玉はボッティチェリですが
個人的にはやはり
ボッティチェリは「春」「ヴィーナス誕生」が華やかでいいですー。

今回来ていた
ケンタウルスとパラスも圧巻でしたが
私の中で印象的だったのはそのくらいで

やはりテーマを絞って来日させている為
世界の美術を集めた広いルーヴル宮殿を気ままに歩き回り走り回るようにフルに体を使って移動して
様々な美術に行き当たる驚き、楽しさ…

なんて物は当然不可能なわけですが

ついつい前回の美術館鑑賞は
パリ2日滞在の間に3回行ったルーヴル美術館
あの感覚が抜けていないため
狭い美術の中で少しもどかしいような思いもしましたが

まぁそれは私の個人的事情なので内容には関係ありませんが
やはりここは日本、西洋美術に関してはお借りするしかないので
どうにもならない部分はあります。

ブロンヅィーノの作品も来ていました。
少し力みます

知的解釈を求められる作品で 宮廷の博識人達が謎解きを楽しんだ彼の作品

私はプロンヅィーノの実物作品はおそらくこれが初です。

印象に強いのはやはり

こちらの代表作で 21世紀の現在でも完全に全てが解明されたわけでなく。
しかしこの絵には魅了されました。
いえ、実物は目にしたことがありませんが
今回きていたのはこちら

印象として、思っていたより小さい絵ということ。
大きな謎を持つ 知識解釈を求められる絵画、勝手なイメージで絵も大きいと思い込んでしまっ真自分、意外に小さい。

そしてオペラグラスを持参して鑑賞している人が一名。

なるほど!
その手があったか!
直に見たい気持ちもあるけれど
絵によっては細部をそのようにして鑑賞するのもまた面白い!!

是非これは真似てみようと思った。

今回やはり多いのが宗教画
私も宗教画に詳しいわけではないけれど沢山の作品を見てくれば
登場人物や題材がおなじみになってくる。

例えばキリストに対して左にいるのが聖母マリア、ヨハネは右側位置しているなどの位置関係など。

私も詳しくはないけれど
なかば強引に誘った私の友人はさらに美術と宗教には触れる機会が少ない子で、それでも今回の美術展で「ヨハネ」を覚えたよう。

どれが位置やアトリビュートと言った所までは知らなかったようだが(教えれば見ていてもー少し楽しめたんじゃないかと後になって後悔した自分)

友人は説明が書かれた物で
ヨハネの名前を覚えた様子。

沢山の宗教画が展示され、様々な顔のキリストにヨハネがいたけれど
とりわけて美しい
と感じたヨハネも。

はわァ~
美しいっっ

やはりそういった美しい感動を絵画から受ける…良いですね。

そういった意味では今回、華やいだ美しさ、派手さは見られない作品群で
人によっては退屈と思うかもしれませんが価値の高い作品群でした。

こちらに載せている画像は
美術展でのホームページ、Facebookなどに開催側が載せてきた画像を拝借しています。
今回珍しくお土産物は買いませんでしたがやはりフィレンツェ

見事な芸術的職人技を見せつけられる見事な土産物が目を引きました。


欲しかったんですけどねぇ
所持金なんと5千円です
あと約4万円くらい足りませんねぇ


お財布
勿体無くて使えません。

絵柄のついたチョコレートも売ってまして。
欲しかったですが所持金が少ないのと
ミルクチョコレートと言う事で
ビターの濃いものなら買ったかもされませんが
悩んだ末やめました(所持金が少なかったし、ミルクチョコレートはちょっと苦手だったりと…)


美術展ではこんなキモカワイイのもいるから探して見てね

と書かれていたので
友達と 一緒に探そう~
と、意気込んだりもしました

その絵は遠目に見た時に
すぐに 「ん!? 」と気づきましたが
友人はすでにそこは見終わって去る所で目が合いましたが
特に無反応。

私がその絵に近づくと
ああ、いたいた

そのあと友人に声を掛けると
やはり気づかなかったようで教えて一緒に見ましたが
しかし奇妙な生き物です


国立西洋美術館は上野駅から上野公園に入るとすぐそこですが
東京都美術館はちょっと奥にはいります




大きなカラスがいたり
昔の音楽の学校やら
ボス猫やら




行きに見たボス的存在の猫さん。

帰りにもいました。


遠回りして上野駅へ向かいます。



上野公園は友人にはわりと好評で
都会なのに自然があるのが面白く感じた様子。
なるほど…皇居の周りとかこの辺はけっこうこんな場所も多いので私はあまり気にしたことがないですが
人によってはそう感じるのかもしれません。

チラシを持ち帰りました



だまされた絵

サイトでこの作品を見た時に
フィリッポ・リッピの作品だと思ったのですが
実際に見て 解説を見るとボッティチェリ作でした。
サイトでの解説

聖母子の親密な描写が印象的なこの作品は、かつてはボッティチェリの師であるフィリッポ・リッピの手に帰されていた。構図に安定感をもたらす建築物を背後に、聖母子に幼子イエスを支える天使が寄り添う図像は、リッピか生み出した新しい構図である。衣服の襞(ひだ)や装飾にみられる繊細な線描や、清楚ではかなげな聖母の表情もまた、リッピ作品に特有の表現である。ボッティチェリは1460年頃に、フィレンツェ近郊の町プラートにあったリッピ工房に入門し、師の様式を模倣して技量を上げた。リッピの華麗な画風をよく学んだことを示す、ボッティチェリ初期の瑞々しい作品である。

との事。
ルーヴル美術館以来の美術館で久々。
狭い日本で
このように作品をお借りして展覧会を見る…
日本ではそうしないとこういった名画を見ることが出来ません

それだけに貴重な作品との対面でした。

上野公園を出た頃は5時も過ぎてました。
この後は私のワガママで市ヶ谷へ付き合ってもらいました。

フランス  ルーヴル美術館の前に目的と意気込み

2014年08月25日 01時02分55秒 | 美術・絵画
芸術の都パリ。
20年前から絵画が好きで憧れた地でありついにやってきたわけだが…

このフランスではまさかの悲劇が起きる。

ルーヴルでの写真データ消滅事件
最終日に再度ルーヴル訪問でそれがパリの全てとなった。他には無し!
そんなわけでたかが撮った絵画データ紛失で その絵画の絵は高画質アプリやら画集で持っているのだから・・・
と思われがちだが意気込みが違うのだ。
綺麗に撮ろうとかではなく言った証を 本物の見た物を残したかったのだ。
そんなわけでちょっと脱線して今回はルーヴルにかけた情熱をほざいてみることに。

結局パリのまともな写真はほぼ無いわけだが

まずはルーヴルでの目的。

ツアーの人や添乗員さんに色々話すと

絵が好きなのねー!

と言われる。
そしてオランジェリーやオルセーも勧められ、やはり動かすことのできない蓮の壁画など勧められるのだが

どれだけ知名度、歴史的価値と美しさがあろうと
私の性格は自分が美しい、好きだと思ったものこそが美しく、何が何でも自分の欲求のみを最優先する!
という性格から
きっとどれだけパリにとどまってもルーヴルなど決まった場所にしか足を運ばないだろう。

自分の欲求最大優先で他のことには興味がいかないのは一人っ子と関係はないだろうが よくわからない

ルーヴル美術館での目的は
大好きな20年前からの憧れ
ロココ絵画。フランソワ・ブーシェが主。

そしてギリシャ神話の大好きな神、アモル(エロス、あるいはクピド)

フランソワ・ブーシェ

ブーシェのポンパドールー夫人
まだ若いですね
ブーシェはロココ絵画の代表的で
鮮やかな色彩と可愛い女性の白い柔らかな肌、薔薇色の頬、繊細さから知らない絵でもブーシェだと容易にわかります




ギリシャ神話のアモル。プシュケも一緒だとないいです。

ギリシャ神話にしては綺麗で可愛い恋愛話です。

朝が来て まだ幸せな夢の中のプシュケを残して去って行くアモル

名残惜しげに振り返り見るシーンですが
男目線で評価する人、あるいはよく知らない人は下品なシーンだと言うアホな方もいらっしゃいますが
そーゆーんじゃないんですよねぇ…。

深い美しい赤と白いプシュケの肌の対比が素晴らしいです。

全体の色が朝靄の静かさを上品にまとめてあります。


こちらもアモルとプシュケ
愛おしいプシュケを壊れものでも抱くように大事そうに
触れるか触れないかの場所に手をやる

これは女性に人気の絵だそうで
色合いも爽やかです。
春の野田だとわかります。


眠るアモルとそれを見るプシュケ

愛の神アモルは母、ヴィーナスが嫉妬し憎む人間の美少女プシュケに恋し、自身の姿を隠したまま結婚し夜の暗闇の中でのみ通ってきます。

姿を見てはいけないという約束ですがプシュケは姉達にそそのかされ
光を灯して見てしまうのです。

愛を疑われ約束を破られ怒ったアモル
この絵は別の海外サイトから見つけたものでどこの誰が描いて、どこにあるのかもわからない絵ですが
怒ったアモルは飛び去ろうとします

そして捨てられたプシュケ

偽りと愛は一緒にいられないのです。

こうしてプシュケは再びアモルに許しをこうために彼の母、ヴィーナスの元へ趣イジメとも言える試練を与えられます。

これがプシュケの冒険物語です。
プシュケとら魂の意味で
直向きなプシュケ、魂は愛と結ばれ、喜びという女の子が生まれるのです。

アモルは人気者なので様々な神話絵画に登場しています

へレネの誘拐。穏やかですが
ここに愛の神アモルを描く事で
強奪とも言えないおだやかな愛による誘拐シーンが表されています


フランス革命の時代を生きた肖像画も好きです
やはりマリー・アントワネット!
しかしルーヴル美術館にはあまりないようで
しかしマリー・アントワネットのお気に入り 美貌の女流画家
ヴィジェ・ルブラン。
彼女の描く美しい女性、レースや服の生地、光沢の見事な表現力は必見です


娘と一緒の美しい自画像をはじめ…

数々の美しく書き上げる肖像画で貴族、王族からも人気。
革命後も各国で迎え入れられ賞賛を受けた。


こちらは有名な性教育的な意味を持つ少女の描。
この絵の注文主はルイ15世の寵姫デュ・バリー夫人

ルイ14世の有名な肖像画も見てみたいものでしたが
予定行動範囲からは場所が遠いようで…。


こちらはエンデュミオン
月の光、アルテミスの愛撫が神々しく神秘的!

見たい!!!と思うも展示室75と
シュリー翼から遠いいと一度は諦めたのですが
リシュリュー75と思えば
よく調べるとドゥノン75でした。


このアモルとプシュケやナポレオンの戴冠の絵と同じ展示室です。
ナポレオンの戴冠は絶対にツアーでルーヴルに行く際に見るはずだ!!!
その時にこのアモルとプシュケ、エンデュミオンも見よう!!
写真に撮ろう!!と思いました。

それができればツアー後に一人で来てもリシュリュー翼の上の階を見るのみだ!
と考えたからです。

この展示室75は他に

夜明け、オーロラの女神の絵があります。好き神ではないもののこの絵は美しく好きなのです。

この神はヴィーナスの愛人代表、軍神マルスと関係を持ちヴィーナスに嫉妬からつまらん男どもに片っ端から恋してしまうという災難を受けることに。

…ヴィーナスがアドニスに恋した時もマルスは嫉妬から(あるいはヴィーナスの夫か)獣に化けてアドニスを突き殺します。
嘆き悲しむヴィーナスの傍、アドニスはアネモネとなり血で赤いアネモネが出来た…と言う話ですが

まぁ、どいつもこいつもしょーもないって感じですかね。(おい!)





絵画のみでなく アモルとプシュケは彫刻もあります


ヴィーナスの命令で冥界に行きペルセポネに美しさを入れた箱をもらってくる…しかし途中で好奇心から見てはいけない箱を開けてしまい、冥界の眠り、死に直面します。

探しに来たアモルが舞い降りてキスをし、プシュケは目覚めます。
その瞬間の彫刻で縁を描く腕、透ける羽と滑らかな肢体が美しいです。

王子様のキスで目覚めるお姫様などの話はこの神話からきてます。

これはドゥノン翼なので絵画同様に絶対に外せないです。

アモルといえば

蝶々に薔薇を見せるアモル


盗んだもので弓を作るアモル
他生意気そうなアモルなどの彫刻があるようですが
それらはリシュリュー翼。
今回時間後ないことからリシュリュー翼は完全に外すので残念…。


このシュリー翼上の階、展示室54だか53にアモルとプシュケがいます。
ここを起点にこのシュリー翼を回る計画です


0階にはピラミッド方からドゥノン翼へ入っていく際にアモルとプシュケの彫刻があります。
これを見たら一気にドゥノン翼を突っ切りシュリー翼の上へ駆け上がる予定でしたが実際に行って見ると
道がある場所 ない場所、入り組んでいたりどこだかわからなかったり

そうそう予定通りに行くものではありませんでした。
この画像でももってればまだ良かったですが。

下の赤い部分がドゥノン翼
展示室75がナポレオン戴冠、眠るプシュケとそっと飛び去ろうとするアモル、エウロラ、エンディミオンなどが。モナリザとも近い様子がこの画像からはわかります。

さらに上の階
シュリー翼と向こう側のリシュリュー翼。
かなり遠いいらしい広大なルーヴル美術館だからリシュリュー翼は諦めましたが
こちにアモルの団体彫刻や見事なナポレオンホールなどがあるようで。



見事なナポレオンホールも見たかったとか思いました。

と、まぁこれが今回のルーヴル美術館の目的と計画です。

絵画たちの展示室を知るためにルーヴル美術館所蔵絵画全書も買いました。
もうやる気満々なスタートでした。

こんなわけで最終日も午後はルーヴルへと向かいます。