ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

もう1年以上か。

2014-04-10 | 私のお仕事(本業)

私が山がらみの仕事をするようになって1年と半年ほどたった。
元々天体好きだったし、生き物が好きだったのでそんな勉強ばっかりしていた。

そんな私の無駄に深い雑学が活かされる日が来た。

それが山の仕事の話しだった。

正直全然乗る気じゃなかった。なんの仕事だろう、また私ならできると根拠のない自信だけで仕事を振ってるなと思っていたくらい半分流されていた。

ところが・・・関係者の人間性、山を思う人たちとの出会いや、私の元々の知識がものすごく通じる相手であること、そんなこんなで実はド・ストライクだったことがすぐにわかった。


去年の夏の終わりにある質問をされた。

「山が膨らんでいるんだ。GPSで計測したらわかったんだよ。噴火だろうか。あなたどう思うね」

と数値を見せて訪ねられた。

その質問に私は

「月かもしれません。月の引力の影響程度の膨張ともとれる数値ですよね。どっちだかわかりません。あと半年程度様子を見て水蒸気の様子も観察しなきゃ上がってきているのかはわからないですよね」

その答えに二人の担当者は「やっぱりあんたやったな」と肩を叩きながら笑っていた。

「俺達も月なのかもしれないと思ったんだよ。そこに気がつくのは関係者くらいだからね。あんたの仕事でわかってしまうことはないと思ってたんだ」そういわれた。

私はちょっと得意気だった。今まで何度も星空教室に参加してるし、天文部のみんなともいろいろ話すけど、こういうマニアな話しまではしない。

でも、この山の仕事が始まって、地質学者や生物研究家と急に仲良くなり出して私は自分が質問したかったことをばんばん聞ける相手ができた。

そんな私のことをみんな温かく迎えてくれる。

誰かに言ったら引くだろうなと思う内容でも、待っていましたとばかりに嬉しそうに返してくれる人たちに出会えた。

自分の仕事というよりは私が楽しくて仕方ない。

こういうことで地域のことを考えたり、ものづくりを考えたりできるなんて何て恵まれているんだろうと感激する。


そんなことを上司に話すと、そこまで喜ぶのは他の従業員にはない話しだよ。と言われる。


それでもいつまで続けられるかわからないけど、この関係を大事に、私が担当をはずれてもずっとこれからも応援しようと思う。

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