ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

昔ながらの楽器店の模索

2008-11-25 | バンド活動など
都城には今の30代以上のバンドマンを育ててくれた楽器屋さんが何軒かまだがんばっています。
私が10代のころはまわりはみんなバンドをやっていて、その当時私はレベッカやパーソンズをしていた。

西村楽器が昔の壽屋の隣にあったころよく行った。

駅前のライブハウスには毎週のように通っていたような気がする。

どんどんバンド人口は減ってきて、練習場も込まなくなった。
いつ行っても余裕で入れるようになった。

今では臣ちゃん(私の師匠)のスタジオがあるけれど、最後に楽器屋さんのスタジオを使った記憶がわからない。

最近私が生まれるころにはもうあったという楽器屋さんに行った。
その店は和楽器の修理が得意で、三味線や琴など今でもたくさん並んでいる。
おじいさんの代からの職人さんで、旦那さんが修理をして奥さんがお店のことをしていた。
でも今年の春、旦那さんは病気で亡くなってしまった。
あとを継ぐ人もいなくて、奥さんはただ店番をしている。
もう三味線を修理できる人はいない。

私は三線のバチを見に行ったり、子供のドラムの練習に使うものを買いに行ったりしている。

でも品揃えは当たり前だけど大きなお店より悪くて、おばちゃんも「うちは子供がお年玉をためてやっと買いに来るところなの。いいものがほしいならもっと大きなお店に行ったほうがいい」といいます。

私はお店をなくしてほしくない。
だからその店でそろうものはそこで買います。
大して他の店と値段はかわらないんです。(むしろ割引してくれるくらい)

今度都城には大きな楽器屋さんが来ます。
私が大好きな楽器屋さんで、福岡にしかなかったころから行っていたお店です。
でもそのお店がくることで、小さなおばちゃんの店はもっと苦しくなるでしょう。
もし、おばちゃんが本気でお店を守りたいと思うなら、私は自分にできることをたくさんしてあげたいと思っているのにおばちゃんは、「売りっぱなしなんてしたくない。だからお客さんにはアフターサービスもちゃんとしてくれるお店に行ってほしい。私は今頃からチューニングを覚えているの。お父さんが全部してくれていたからわからないの。私はあと1年ゆっくり様子を見るわ」というのです。

私にできることは何でしょう。たまに楽器の材料を買いに行くくらいです。
おばちゃんがんばってねというくらいです。

そしてそんな楽器屋さんが少しでも助かるように、音楽の良さを広めたいと思うことくらいです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (スマイル)
2008-11-25 23:33:48
そういえばしばらくギターを弾いていません。
レベッカはよく聴きましたよ。
時の流れとともに無くなっていくものが色々とありますねぇ。
頑張れおばあちゃん!!
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Unknown (maki)
2008-11-27 07:59:16
おばちゃんも本当は頑張って行き単打と思うんですよね。
返信する

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