ベースをつれて来て

うちのバンドにベースが欲しいと言われたので弟に「誰か夜練習に加わってくれるベースおらん？」と聞いていたら「一人いるから見に来て」と言われ行ってみた。
そのベースはロカビリー系のベーシストで、かなりいっちゃっていた。
まず私は「その服どこで売ってた？」と　田舎じゃなかなか見かけない７０年代なシャツと、お尻のプリプリ感がよくでたジーンズについて訪ねた。
「正直屋って店ですよ。よくいくんです。」としゃべりながら何かのリズムを刻んでいた。
うちはブルースとか８０年代のアレンジが多いんだけどなあと思いながら彼の強烈なキャラが気になってもったいなかった。
弟が「ベースの種類が違うよなぁ」とつぶやいた。「まあ待っちゃん。いいやん雰囲気あって。ほかのにも聞いてみるし。」と慌ててしまった。
　彼は「電話してください！」と見かけによらずかなり腰が低い挨拶を何回もして、気のいい兄ちゃん的な感じで帰っていき、私はますます猛烈に迷った。きっと「ちょっと違うかな」などと言う（自分で探せといいたくなる）
弟には「とりあえずまだ探すの続けてくれない？」と頼んで、「しかし面白いんだけどなあ！！」とぶつぶつ車の中でいいながら帰った。
　今朝起きて考えていたけど、とりあえず一回会ってもらって考えよう！
ほんともったいないんだよなあ。