ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

音楽人の中にも

2007-10-10 | バンド活動など
私のまわりには音楽を好きでやってる人がたくさんいる。
ここ2、3年くらいでまわりのタイプががらっと変わった。
つきあう人間が変わった。
10代の頃私はかっこいい音楽人に囲まれていた。20代も同じ。
なのに今になって自分とは種類の違うタイプと出会った。
いい方ではない。
元々の仲間はみんな音楽馬鹿という種類の人種で、誰かにというより自分のために演奏したり歌ったりしているやつばかりだった。
その頃の仲間は今も同じ。音楽が好きで自分の場所にしている。
家族と暮らすように生活の中にとけ込ませていたし、家族も恋人もすべて巻き込んでみんな一緒に作り上げている人がいっぱいだった。
ライブはみんなで集まって作ったし、遠征は家族も混ざって資金集めしてくれた。
お金がないメンバーを遠征にいかせるために路上ライブしたこともあった。
フリーマーケットで洋服を売ったこともあった。
練習の時おにぎりを作ってくれたおばちゃんもいた。
初日の出を見に霧島へ登ってみんな暑くて頭から湯気出して「今年も家族みんな仲良く。メンバーも上手くやっていくように」って拝んだこともあった。
メンバーの家族や恋人と一緒に釣りに行ったり、熊本へカントリーのライブを見に行ったり、福岡へ社会勉強だと中州に行ったりした。
そういう音楽人と一緒に生きていた。
みんなそうだと思っていた。
ここ最近出会った音楽人と言ったら目立ちたがり屋だ。「凡人と一緒にしないで」という態度がものすごく出ている人がたくさんいる。
家族がどうなろうが、恋人にどう思われようが、自分たちさえ楽しければいい。そう見えてならない。
家族は寂しくなりつまらなくなり、その人のことを思いやることすらばかばかしくなるだろう。
私は音楽が好きだけど、こんな上から見下ろすような音楽はしたくない。
たとえ実力があろうがプロじゃなく、趣味だと言ってしまうなら家庭を犠牲にしてはいけない。
私は悲しくなる。音楽が大好きで頑張ってるけどヘタッピで、でもやっぱり大好きだから楽しそうにしてる人を見て「あんな下手ではずかしい」と言わんばかりに鼻で笑うやつ。
一緒にやろうと言われても「あんたたちのレベルに巻き込まないで」とでも言いそうに苦笑しているやつ。
そんなやつを見て悲しくなる。
なんだかんだ言って演奏が上手だと褒められて嬉しいか?
それは褒めるところがないカラオケを聴いて、「声がきれいだね」というしかないのと似てないか?
ただ上手なことと、いい音楽だということとは違わないか?
私は歌が上手だと言わたときより、「この女とやりたい」と言われた時の方が嬉しかった。
私は演奏が上手と言われるより、「青島の海岸線とか似合うねだろうね」と言われた時の方が嬉しかった。
もっとみんなを元気にするような、そんな楽しみ方ってできないのだろうか。
今度作ることになった女性ばかりのこのバンドは、とても上手とは言えないがみんなやってみたい、自分の居場所を見つけたいという子だ。
そんな素直なメンバーの心を大切にしたいと思う。

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2 コメント

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最近多いです。 ()
2007-10-15 22:22:16
そういう自分だけみたいなので趣味でも生活を犠牲に出来る人いっぱいです。
でも嫁さん次第でもあるけど、嫁さんの理解を得る努力を日頃してなきゃな。
俺は一人もんですんでじぇんじぇん気にしてないけどね。
彼女がいれば別だけど。俺たち頑張ろうなああ
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Unknown (まりりん)
2007-10-27 08:51:48
自分ってすごいでしょて見せたい人とか思われたい人っているけど大体そうだよね。私もサックス始めた時はそうだった。
だけど家族が出来てからは子供とか家族に思われたいと思うの。「お母さんかっこいい」って見せたいの。だから家族も一緒に楽しんでくれるのが理想だし、そうでないと続けていられなくなるの。旦那もきっと最後にはそんなことやめろって言い出すと思うの。だから家族や恋人とも楽しんでいけるバンドでなくちゃ行けないんだよね。
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