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ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

レッスンをしたからってね。

2011-02-01 | バンド活動など
うちの息子のドラムの成長が遅いことで、結構のんびりしていたのに最近2つのバンドのバンマスが「息子をうちで使いたいんだけど」と言ってくれた。

私のバンドと師匠のバンドで、期待が大きいだけで本人はまったりしてるわ・・・とこのチャンスを大事にしたい私は多少困ってしまった。

息子は恐ろしくまったりしている。

親として息子の晴れ舞台を見たいのは山々だけど、みんなに迷惑をかけるわけにも行かない。


息子の部屋をアフリカバージョンにしようか・・・



息子は3歳から和太鼓、7歳からドラムをやってる。


私も最初に歌い出したのは11歳のころ合唱団に入ったときだけど、その前から洋楽が好きだった。
不思議と音楽の授業は好きじゃなかった。

特に成績がいいわけでもなかったし、音楽の授業もめんどくさいと思っていた。

だから息子の音楽の成績がどうなのかってことは全然気にならない。


私は耳が悪いことを努力でカバーしていた。おかげさまで14歳の頃に最初のバンドに入った。

それからはボチボチ・・・最初は悲惨なものだった。
当時、バンドブームで私はただ流されていたし好きな曲でもないし、人前で歌うことが嫌いだった。
致命的だ。

そのうち次のバンドに拾われて、よく行くライブハウスで週に1度出番が来てやっぱり人前に出ることが嫌いだった私だったけど、酒のつまみのように歌うことが気に入った。

誰も聞いてくれなくてもいい。

自分が好きだからそれでいい。

私はしがらみにもまれることもなく、偉そうなやつもそばにいなかったし、理想も高くなかった。
だから痛い目に遭わされることもなくて、つぶされることもなかった。

ただ好きだったからそれでいい。と 思ってるだけだった。

目立ちたがり屋じゃなかっただけ誰かにイヤなことを言われる心配がなかった。

息子も私に似てちょっと恥ずかしいのかな。


今朝、「もうちょっとちゃんと練習しよう。あんたはできるはずや。お母さんは、あんたが自分の子だからじゃなくてマジでリズム感を持っていると思う。それに気がついたときは嬉しかったんよ。もうちょっと練習しようね」と言った。

黙って「うん。」とうなずいた。


息子に声がかかった理由は私の考え方を知って、息子に期待をしてくれたようだけどそれはきっかけで、まだ小さい息子がどう成長するのか楽しみにしているのは二人のバンマスも同じなのだろう。


自分がどういう状況にいるのか全然わかっていないでぽやんとしている。
ただの10歳の子供で、甘えん坊で、まさか自分がそんな期待をされているなんて思っていないだろう。

習って解決することじゃない。でもまだちいさいから私ができることをしてやる。

音楽の話をして、私はまずセンスを持っている人や努力家の人を先生に選ぶ。
だから息子にもそういう人のそばにいかせる。


そのうち習うことをやめる。

それでもしまたやりたいと思うならそのときが上達のときかもしれない。

朝から

2011-01-20 | バンド活動など
今日は5時に起きて朝からシャリルクロウを聞きながら一人でぶつぶつ歌ってみた。
かれこれ13年くらい彼女のことを聞いている。

結構いろいろ聞くけれど、彼女以外にヒットすることはそんなになかった。
男性じゃたくさんいるけど。

直訳すると「あなたは私の一番お気に入りの間違いだったわ」という歌があって、初めて聞いたときにその歌詞を聴いて笑ってしまった。

そうだ。アレは間違いな男だ。でも本当に大好きだった。
そんなことってある。

彼女の曲は歌詞に共感する。


その歌をぶつぶつ歌いながらお湯を沸かしていると、息子が10㎝くらいいふすまをあけて私を見ていた。

「お母さんその人好きだねえ」と言った。

息子はなんちゃってな発音で歌えるほど暗記していた。

10歳児が「あなたは私の一番お気に入りの間違いだったわ」と歌っている。
朝6時半くらいの出来事だった。

解釈

2011-01-19 | バンド活動など
この前友人と「ロックって??」って内容で盛り上がった。
で、凄いいいことを聞いた。

「sing」と「rock」の違い。
ここで言う「rock」とはもちろん岩石じゃない。
どっちかって「さけぶ」と言う意味。・・・かな。

singはもちろん歌うってこと。

rockでいう叫ぶは、ただ「わ~!!」っと叫んでいるってことじゃなくて心の声って意味かな。

で、友達が言うには「singは耳に届ける。rockは心に届ける。この違いだね」と言われた。

おおおお~わかりやすっ


そうだねたぶん。

だって私、「こいつロックなやつやなあ」と思うことがたまにあって、例えば好きな人に好きだと言える人より、好きだと言えないけど好きなんだと言うことを感じさせてくれる人のことを「ロックな男」と思う癖がある。

それってsingとrockの違いじゃないのか?
意味が違うのかな。

そうか自然とわかっていても、改めて考えると出てこないもんだ。


それからもう一つ。
これはバンドの兄さんに言われたことで、音楽を生業にしている共通の知り合いがいて、彼女のことを「自分を安売りしているように見える」と彼が言った。

別に私は彼女のことをそう思っていない。
むしろ感謝したいくらいだからだ。
私のように、アマチュアでやっていてしかもこの年齢にしてまだまだ修行するところが多いのに(文句はあるんだろうけど)文句も言わずに出し惜しみなどせずに教えてくれる。
見下すこともないし絶対お高くとまっていることもない。

私はそれがプロだと思っている。

だいぶ前、プロのミュージシャンのライブに行って帰りに会場で友達にあった。
その友達はその日のPAと友達で口をきいてくれた。

楽屋へ入れてもらってその人と話ができた。

「僕は何を残せるか、僕は次の子どもたちに何を残すべきかってことを考えているんだよ。君もそんなことを思って音楽を自分の子供に残しているの?」と聞かれた。

私は「私は再婚もせずにいますし子供には兄弟もいません。だから音楽というツールを使って人生の支えの足しになればいいと思っているだけです。私がいなくなっても、支えてくれる人たちを持っていけたらいいと思うので、息子の心の支えのつもりです。別にこれで食べてくれなくてもかまいません」

その人はしっかり私に握手をしてくれて「お母さんって強いね。君が僕の歌を聴いてくれてよかった」と言ってくれた。

プロって、これだなって思いながら帰った。

出し惜しみせずに愛情もって「こっちへおいで」と言ってるようなそんな姿勢こそ凄いから出せるオーラなんだ。

だから私の友達が私にいろんなことを教えてくれるのは安売りじゃない。「プロらしい懐の広さ」だと思ってる。


それからプロになる人はどこか3次元だ。
歌声一つ取っても奥行きがあって、時間が流れていて季節や情景とか一緒に添付されている。
それを一言で言うなら「雰囲気あるよ」っていうんだろうな。

アマチュアって言うかただの上手な人っていうのは2次元で、写真を見て写した絵のようで、無機質なぺたんとした感じがする。

伝わるものが伝わらないような。
この違いに気がついたのはここ10年くらいの間だ。
38歳になってもまだこんなことを言ってる。
いつまでも私は10代の頃のようにどっかがあほだ。

昔は歌より絵描きになりたかった。

その頃はたくさんメッセージを持っていた。

やっぱり今も「職業は絵描きです」と言うセリフにあこがれを感じる。
いつになったら時間ができるだろう。
なれる日が来てプロになれるなら、ロックなプロの絵描きになろう。

まじめってなんだろう

2011-01-14 | バンド活動など

私のバンドに兄さんから聞いた。
共通の友達が私のことを「あの子は、すごくまじめな子だよ」と言ったらしい。

私は自分中心に生きてきた。
自分以外を中心にしようと思ったことはない。
今は会社で一応肩書きもあるし、母でもある。
その責任を果たしていて、それは逃げては行けない私の義務だ。
それを全うしようとやっているだけで、それが私の生きるエネルギーの一つでもあって、そうすることが当たり前だと思っているだけだ。

例えば家族が死んだら葬式をするし供養をする。
それはあたりまえじゃないか。

そう言う感覚なんだ。

しないでいられる方が不思議なくらいだ。

バンドの楽曲が渡れば練習する。みんなに迷惑をかけたくないし音あわせくらい楽しみたいなら練習したい。

それがまじめに見える人もいるんだろう。

まじめってなんだ。

ちゃんとやらないこともある。でも結構後悔する。
それが嫌い。失敗するより後悔する方が嫌い。

理由があってちゃんとやれない人は仕方がないと思う。
でもこれは誰かのためにやるんじゃなくて、結局自分が後悔しないようにしたいだけ。

子供のことも仕事のこともバンドも私でないといけないことで 自分のいい加減さが理由で後悔したくないだけ。

まじめっていうのだろうか。

違うと思う。

だって人間としてどうなのとか親としてどうよとか娘としてどうよって言う客観的な判断ってある。
結構ちゃんとやってない。
ただ自分が許せないことがあるってだけだ。


喜ぶ顔

2010-12-22 | バンド活動など
バンドの練習中、私の勘違いでとんちんかんなやりとりをして大笑いしていた。
アットホームという言葉とは無縁な練習が、どんどん砕けていく。

私の仕事は男性に囲まれている。

昔からそういうところに縁あって仕事をすることが多い。

しかもおじさんが得意かもしれない。


営業もする仕事柄なのか、一度会うと何となくどういう人なのか大まかにわかる。

実はそれぞれの性格を多少なりとも把握している。

だからわかった上でいろんな話をする。

バンマスのことはあえていじる。実は可愛がられることが好きな人だと思う。そして笑いながら音楽をすることを今になってしみじみと楽しいと思っていると思う。
私は「筋肉ついたら抱っこしてあげますよ」とかあえて冗談を言う。

で、全員に少しずつ絡む。
やさしい。かわいい。上手。きれい。かっこいい。

私は隠さずに言う。これからもそうするし言ってあげたい。

昨日兄さんがサックスのフレーズがかっこいいと言った。
褒めてるところをあんまり見たことがないから正直嬉しかった。

そうだよ。好きでやってるんだしもっと認めたっていいじゃん。

いつもみんな間違えない。
なのに昨日3人一緒に間違えた。
で、間違えた人は手をあげる。
笑いながら3人一緒に手をあげた。

「おまえらぁ~」

と言いながら笑っていた。

兄さんはたぶん女性限定だろうけどシャイな人だと思うし、捕らわれグセを感じる。
だから「ああ。この曲の歌詞ってなんか40歳過ぎて歌うには可愛い歌詞だな」と思っても言わない。
そういうことを曲中に思い出すような人だからだ。
女性がそう思うというところにヒットするんだと思う。

それにベースくん。
「今日、月食は??」とドアの前でドキドキ顔をしてたっていた。
「終わったよ。7時ぐらいに」というと「なんだ・・」とニコニコしていた。
彼はなんかのキャラクターのような人だ。
普通男性に可愛いと言っちゃいけないような気持ちになるんだけど、平気でそういいたくなる人だ。
で、本人も嬉しそうにしてる。
あんなに独特なベースって私は好きだ。

みんないい人。

だから誰かが誰かを怒ったりすると、まわりが自分のことのような気持ちになる。
そんな顔をする。

私は自分が怒られるとすぐにまわりに対して「ごめんね」という気持ちになる。
だから私以外が怒られたりするとあえて気にしてない顔をする。
それがその人に対して「気にしないでね」という私のメッセージのつもり。

昨日バンマスが真冬に黄色の半袖で万歳して見せてるのをみて、兄さんが「なんで半袖?」ってわらっていた。

私は万歳してる意味がわからないから大笑いしていた。

今年最後の練習で「よいお年を~」と言いながら「あ~面白かった」と思った。