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Tedのつゆ草の旅

母校関西学院ラグビー部とアメリカンフットボール部の試合を中心に書いているブログです。

関西大学ラグビーAリーグ 2節

2019-09-10 10:09:23 | ラグビー

関西大学ラグビーAリーグ 第2節2019

天理大学 対 関西学院大学

関西大学Aリーグ開幕戦に勝利した両チーム。

天理大学は、FW、BK共充実した戦いで予想通り相手を寄せ付けない試合を行い大阪体育大学に勝利。
関西学院大学は、優勝候補の一角と言われていた京都産業大学に勝利した勢いをそのままに試合に臨みたい。

天理親里ラグビー場は、暑い日差しの中、風上から攻める天理大SO10番松永のキックでゲーム開始。
開始8分、天理大左中間5mスクラムからSH9番藤原からパスを受けたHO2番北條が左中間に先制トライ、GKもSO10番松永が成功し7−0。
12分に再び天理大が自陣10mスクラムから左に展開しWTB14番荒川からWTB11番江本に渡りゴールポスト下にトライ、GKもSO10番松永が成功し14−0とする。

その後も攻撃の手を緩めない天理大は23分にLO5番モアラが27分にはFB15番立見が、30分にはWTB11番江本がトライ、GKもSO10番松永が2本成功し、33−0とリードを広げる。
36分にも天理大が左ゴール前10mラインアウトからモールを形成し、HO2番北條がそのまま押し込み左中間にトライ、GKは2番松永が成功し、40−0で前半が終了。

後半に入ってもリズム良く攻め込む天理大は、3分に10m付近のラックから大きく展開しFB15番立見がゴールポスト下にトライ、GKもSO10番松永が成功し47−0。
攻め続ける天理大は、14分にCTB12番松田が、26分にはWTB11番江本が、34分には途中出場したSH21番小畑からパスを受けた同じく途中出場したWTB23番福西がトライ、GKもSO10番松永がすべて成功し、68−0とリードを広げる。
意地を見せたい関学大は38分にゴール前ラックから途中出場したSH21番山内からSO10番房本に渡り最後はWTB14番中が右隅にトライ、GK不成功68−5。

勢いが出てきた関学大は、42分に22m付近のラックからCTB12番山本からパスを受けた途中出場したCTB23番金森がトライ、GKもFB15番奥谷が成功し、68−12と追い上げる。
しかし、このままでは終われない天理大は45分にゴール前ラックから展開し最後はLO20番奥長がトライ、GKもSO10番松永が成功、75−12、となってノーサイド。

天理大はアタックだけでなく、デフェンスでも隙がなく完成されたチームとしての勢いを感じた。
関学大もリードを広げられても諦めない攻撃でトライを奪ったことを次節に生かしてほしい。

MOMには、チームの勝利に貢献したWTB11番江本洸志が選ばれた。

天理大学・小松節夫監督
「今日は暑い中で、前節に勝っている関学大だったので、しっかり体を当てて、軽くならない様に臨んだ。今日は新しいウィンング2人も良く頑張ったと思う。毎試合、毎試合、緊張感を持って臨んでいる。最後に2本獲られたことは反省材料です」。

天理大学・岡山仙治キャプテン
「先週の試合ではハンドリングエラーがあったので、アタックを継続して、ハンドリングエラーもなく、そこは修正し、トライまで持って行けたことが成果と思う。関西は強いので、一戦一戦の接戦を大事にして勝つことを目標にし、関西での4連覇と大学日本一を目指します」。

 


関西大学ラグビーAリーグ開幕

2019-09-03 21:06:43 | ラグビー

日本で行われるラグビーWカップの影響で開幕が早まった関西大学ラグビーAリーグ開幕戦

関学vs京産大

曇り空とはいえまだまだ蒸し暑い宝ヶ池の第2戦、春のトーナメントで天理大学に敗れたものの安定した戦いぶりを見せて2位に入った京都産業大学と、春はチーム力が上がらず7位に終わった関西学院大学との対戦は、15時、京産⑩SO家村健太のK.O.で開始された。

開始1分、はやくもファーストスクラムの場面を迎える。伝統の京産に春からスクラムを強化してきた関学がどこまで通用するか注目されたが、関学がコラプシングの反則を犯す。以降、⑫CTB山本悠大のシンビンもあり、10分過ぎまで京産が敵陣でゲームを支配するが、関学の堅いディフェンスもあり得点に結びつかない。
ディフェンスからリズムを作りたい関学は、13分⑭WTB中孝祐の力強いランニングからようやく京産陣に入る。すると25分、関学⑮FB奥谷友規がHL付近から抜け出し京産22m内で出来たラックから⑩SO房本泰治⑭WTB中と渡り左中間にトライし先制する(⑮FB奥谷G成功0-7)。

京産は関学のペナルティから敵陣深く入るとFWが威力を発揮する。36分、関学ゴール前5mの右ラインアウトからモールプッシュ、その後ラックになるが、FWが必要にサイドを突いて最後は①左PR平野叶翔がトライ。⑮FB栢本光のゴールも成功し同点とする(7―7)。
前半ロスタイムにも関学ゴール前で京産はスクラムトライを狙うが、関学①左PRキャプテン原口浩明がスクラムで意地を見せゴールラインを割らせることなく終了となった。

同点で迎えた後半、すぐに主導権を握ったのは関学。1分、③右PR小寺晴人が中央付近を突破しできた右22m付近のラックから、⑫CTB山本、⑧No8杉原立樹とつなぎ最後は⑦FL上條元也がトライ(⑮G成功7-14)。6分にも⑩SO房本のラインブレークから⑪WTB本山泰地と渡り⑬CTB福本泰平がトライをあげ突き放す(⑮G失敗7-19)。

京産は関学陣深くに入るとやはりFWが威力を発揮する。16分①左PR平野がこの日2つ目のトライを奪うと(⑮G失敗12-19)、22分、同じように密集から②HO宮崎達也がトライ、⑮FB栢本のゴールも成功し2点差とする。
勝敗はどちらにころぶか分からない展開となったが、26分京産は自陣中央22mLを入ったところで痛い反則を犯す。これを⑮FB奥谷がきっちりとペナルティゴールを決める(17-22)。これでペースを掴んだ関学は京産陣で試合を進めていくと31分、京産はまたもや自陣で販促を犯してしまい、関学⑮FB奥谷にペナルティゴールを奪われる(17ー25)。
終了間際40分にも同じ形で得点をゆるしそのままゲームセット(17ー28)。関学が初戦を制した。下馬評では、京産の評判が良かっただけに番狂わせと言えるのであろうが、内容的には、京産のFWの力と関学のディフェンスの力ががっぷりよつに組んだ互角の試合であったと言える。結果的には、前半終了間際の自陣ゴール前スクラムをよく耐えた事が関学の勝利に結びついたと思う。

MOMは、関西学院大学10番房本泰治が選ばれた。

関西学院大学・牟田至監督

「初戦は勝たないと次は無いと考えていたので、京産戦に集中していた。セットプレー特にスクラムとラインアウトモールはしっかりやっていこうと思っていたが、しっかり対応できたと思う。次は天理戦だが、100%出し切って、力を試したいと思います」。

関西学院大学・原口浩明キャプテン
「京産戦にピークを持ってきた、初戦にチーム全体がすべてをかけると。その思いで一人一人が力を出し切れた事が、結果につながったと思います。今日の課題は、ペナルティなど自分達のミスがまだまだ多かった事。次の天理戦では、ミスを減らして自分達の形をしっかり作って、勝ちにいきたいと思います」。