IN MY WHITE ROOM

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タフな部分と、そうでない部分のバランスが最近片寄ってる。

仕事が終わって、家に帰って、猫と話して寝るだけ。
週末を指折り数えながら、自分が透明になっていく。
会社に行かない日は人間と話すことも会うこともなかったり。

趣味があるようでないようで。
行動的なようで、きっかけがないと引きこもりで。

昨日、まっすぐ帰るのが嫌で映画館に引き返し「ホリディ」を観た。
日常を取り替えた「病んだ」女性ふたりのクリスマス休暇の物語で、
ラブ・アクチュアリーみたいな愛のあふれる素敵な映画だった。

最後にケイトがくされ縁の相手にたたきつけたセリフ。
言い切った瞬間、それまでの自分に決別できた彼女の泣きながらの笑顔。

そのセリフ、わたしが叫びたいのに表現できなかった言葉だった。
飲み込んだまま、フタをして閉ざしてしまった。
そこからハッピーエンドまで、私はずっと泣いてた。

感情のままにいっぱい泣いた。いっぱい笑った。

今しなきゃいけないことはこういうことなんだな、と思った。

自分に必要なスペースはもっと小さくていいと思った。
ドアを２つ以上あけなきゃベッドにたどり着けない家は要らない。
どんなに苦労して手に入れても、それがただの箱なら、要らない。

「ぼくんち」だったかなあ。
人間は寝転んで本が読めるくらいの場所があればいい。
毎日食べるくらいの魚が取れればいい。
っていうセリフがあったよなあ。　身にしみる。

もう、桜が咲くね。
と書いたらメールで桜が届いたよ。キレイ。ありがと