金剛山歌劇団 を観に行く。

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叔父の会社が 毎年 広告費代わりに チケットを 貰うので、
去年に引き続き 今年も 金剛山歌劇団公園を 観に行く。

「朝鮮のタカラヅカみたいなやつ」と叔母は表現するが、
そんなに 軽やかな エンターテイメントではない。

今年のテーマは「大河」
両岸に 離れてしまった家族、それが海へたどり着き ひとつになり、
陽が上り、みたいな内容（たぶん）の切ない歌。

私は 歴史にも　ニュースにも疎くて、よくはわからないけども、
血で 土地で 分けられ 裂かれる 国がいくつもある。

今年も ホールの前には 機動隊と右翼が メンチ切りあって、
歌劇団 つか 「過激団」 だなあと思いつつ 受付へ急ぐ。

右翼に 拡声器で「こりゃあ！おめえ日本人じゃろうがぁ！」と
怒鳴られたが、日本人で、だから何？　
私は 自分の意思で来て、ちゃんとチケットを持ってる。

拉致問題は解決して欲しいと思うけど、彼ら２世がした訳じゃない。
私たちが ハワイへ行けば 歓迎のレイを 掛けてもらうけど、
パール・ハーバーのことを 責められたことはないように。

私は 無知だけど、飢え死にするひとも 徴兵制もないこの国で、
いろんな保障があって、生きてられる国に住んでいる限り無知は続く。