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アーユルヴェーダは、古代から人々を癒してきたインドの伝統医学です。おうちでできる簡単な免疫力アップ法!

宇宙から生命の真実を知るアーユルヴェーダ2

2020-07-12 13:03:00 | ラッド先生の診察室

こんにちは。
東洋の叡智アーユルヴェーダ医学は、
3つの体質をつかって
心や体のバランスをとる治療法
として有名です。
アーユルヴェーダマッサージ
も人気があります。
それは、
あなたの体質によって、
あなたのバランスをとる
薬草を含むオイルを選んで使うからこそ、
体がすっきりしたり、
痛みをとったりといった効果がでるのでます。
その体質を知る手がかりになるのが、地、水、火、風、空の5大要素です。

それは、
前回のブログでお伝えした
宇宙がつくられた24の原理
を説く哲学(サーンキヤ哲学)
から理解することができます。
今日は、その続き。

前回の記事でお伝えしたように、

宇宙がつくられた24の原理とは、
  純粋な宇宙の精神(プルシャ)が見守る存在とともに

1、宇宙の根本的な原理(プラクリティ)から
2、宇宙の知性(マハド)個人的な知性(ブッディ)

3、自己の帰属意識(アハンカーラ)
4、思考・感情・記憶などをつかさどる心、
  精神(マナス)
5、聴覚(五感)
6、触覚(五感)
7、視覚(五感)
8、味覚(五感)
9、嗅覚(五感)
10、話す口(五行動器官)
11、つかむ手(五行動器官)
12、歩く足(五行動器官)
13、生殖器(五行動器官)
14、排泄器(五行動器官)
15、音 (五感の対象物)
16、触感(五感の対象物)
17、形(五感の対象物)
18、味(五感の対象物)
19、におい(五感の対象物)
20、空要素(五大要素)
21、風要素(五大要素)
22、火要素(五大要素)
23、水要素(五大要素)
24、土要素(五大要素)

つまり、
何もなかった宇宙にあった、

男性エネルギーの源、
純粋な宇宙の精神(プルシャ)が見守る中で
女性的なエネルギーである
根本的な宇宙の原理(プラクリティ)
から最初に
宇宙の知性(マハド)が生まれ、
『私』という感覚があらわれたとき、
個人的な知性(ブッディ)が
生まれます。
そして、
宇宙の秩序ができていき、
宇宙が進化していきます。
宇宙は、 
たくさんの部分が集まって一つの全体
を構成し、
その各部分が密接に結びついて
互いに影響を及ぼし合っているような
エネルギー
によって起こります。
それは、
もともと女性的なエネルギーともいえる、
根本的な宇宙の原理(プラクリティ)
であるうちは、
バランスよく存在していたのですが 
 

3つの、
純粋な本質(サトヴァ)
動かす性質(ラジャス
安定した性質(タマス)
 

がバランスを崩し 

相互に作用しあうようになり、
宇宙を進化させるエネルギーとなったのです。
そして、
宇宙が進化してできた
有機物である生体と 
無機物である物
が生まれます。

それらは、
地水火風空という
5つの要素(マハーブータ)
から全て構成されています。


そこで、

アーユルヴェーダは、
宇宙から現われた生体も物も
この地水火風空 
の5つの要素(マハーブータ)から
できているので

私たちの体も
食べ物も
私たちを取り巻く環境も
すべて、
これらの5つの要素からできている、
と教えてくれます。

そして、
これらの5つの要素が 
どれくらいずつ含まれるか、
によって
体や食べ物が
いろいろな種類や違う状態、味
を作っているのです。

たとえば、
水が多いもの、汁気のあるものを食べると
体の水分が潤います。
そのようにして、
食べ物や環境から取り入れる
ものやエネルギーに
5つの要素がどれくらい含まれているか、
を手掛かりにして、
私たちの体のなかにある5つの要素のバランスを取ってあげましょう!
ということなのです。

アーユルヴェーダで取り入れているもう一つの概念は、
同じ性質+同じ性質=増加
同じ性質+反対の性質=減少

です。
つまり、
同じ性質のものを取り入れれば、
その要素は増えます。
反対の性質をとりいれれば、
減ります。

そのようにして、
食べるものや、
環境にあるものが
すでに体に多い要素が多めのものは、 
取りすぎないようして
バランスを整えてあげられます。

だから、
アーユルヴェーダでは、
体質診断をして、
5大要素からなる 
タイプ3つ

ヴァータ (主に風と空の要素)
ピッタ(主に火と水の要素)
カパ(主に水と土の要素)

に注目して、

食事や行動、環境からとりいれる 
もののバランス
に気づきをもつことによって
それぞれの体質にあった
食事や行動をすすめることができるのです。
 
 

なぜ、
地、水、火、風、空の5大要素は、
5つあるのに
ヴァータ 、ピッタ、カパという
3タイプに分けているかというと

水、火、風という3つの要素は、
変動しやすいバランス。
それに対して、地と空の要素は、
変動しにくいバランス
なので、どの要素が多くて少ないかというバランスを
とるうえでは、重要視されないからです。

だから、
風と空の要素を重視したヴァータ
火と水の要素を重視したピッタ
水と土の要素を重視したカパ
という体質バランスをみます。

このように、
アーユルヴェーダは、
宇宙の原理を使って
宇宙のリズムに寄り添った智慧
をたくさん教えてくれます。
 
 
 

朝をスッキリと迎えたいあなたへ、
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大橋 美和子


東洋の叡智アーユルヴェーダ医学実践クラス











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宇宙から生命の真実を知るアーユルヴェーダ1

2020-07-12 10:05:14 | ラッド先生の診察室
こんにちは。

宇宙の生まれた音ってきいたことありますか?

東洋の叡智アーユルヴェーダ医学には、
5000年にわたって
宇宙のリズムに寄り添って生きる
生命の智慧がたくさんあります。
とはいっても、
そもそも、
生命はどこからきたのでしょうか?

アーユルヴェーダのもとになる
哲学のひとつに
サーンキャ哲学があります。
サーンキャという単語は、
サンスクリット語で
サット(真実)とキャ(知る)という語源
を持ちます。
ひいては「真実を知る哲学」
という意味なのです。
アーユルヴェーダは、
その「真実を知る哲学」に
深くつながりを持っている智慧なのです。


その昔、
カピラという聖者が、
「宇宙から地球や生命が創られるまでに 
要素が24ある」 
という発見をしました。

24の要素のうち、
プラクリティ(根本的な宇宙の原理) という創造力、創造性の元になるものが
宇宙の創造の起源である、
とされています。

それは、
女性的エネルギーをもち、

対照的なエネルギーである
男性エネルギーをもつ 
プルシャ(純粋な宇宙の精神)として、
女性的なエネルギーである
プラクリティ(根本的な宇宙の原理)
を見守っている存在とともに
宇宙を創り始めるのです。

そこから宇宙の進化が始まります。 

まるで、
たくさんの部分が集まって
一つの全体を構成し、

その各部分が密接に結びついて
互いに影響を及ぼし合っているような
エネルギー
によって起こります。

そのエネルギーは3つの性質を持っています。

1、純粋な本質、光(サトヴァ)
2、動かす性質、活発な生命力(ラジャス)
3、安定した性質(タマス)

これらは、
もともと
女性的なエネルギーである 
プラクリティ(根本的な宇宙の原理)のなかに
バランスよく含まれているものでした。

それらのバランスが崩れ始め、
お互いに影響を及ぼしあうようになると、
宇宙が創造され、
進化していくエネルギーになります。

まず、
進化が始まって最初に、
宇宙の知性(マハド)がうまれます。

宇宙の知性とは、
宇宙の秩序、
たとえば星や天体の位置、
動きなど
なにかしら働いている原理のことです。

そのおかげで
地球から空を見上げると、
毎日太陽は東から昇り、
西から沈んでいきます。
そのような知性がなければ、
宇宙の秩序は保たれないでしょう。

また、
個人的な知性(ブッディ)もうまれます。
個人的な、というのは、
宇宙全体よりも小さい単位、個体であることの気づきです。

宇宙の知性が現れると、宇宙という大きな存在のなかで、ある点に

自我(アハンカーラ)が起こります。

それは、

『私』
という感覚です。

『私は、人間だ』とか
『私は、マンゴーの種だ』
といったような

他のもの 
他の人、
他の動物など


「私」を区別する
感覚です。


そこに「私」という個の単位がうまれます。


その個体が、
それぞれ「私」を認識するために

「私」を感じることができる五感があります。

「私」という感覚は、
純粋な本質(サトヴァ)を使って、

目、耳、鼻、舌、肌、
口、手、足、排泄器、生殖器といった

5つの感覚を感じる五感と
5つの行動を行う五大器官として

はっきりとした生体としての姿、形を
表すようになります。

五感で「私」へ 
聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚
といった感覚として刺激がとどけられます。

その情報を、
思考・感情・記憶などをつかさどる心、
精神(マナス)

で気づくことができるので、

なにかをつかむ手をうごかしたり、
歩くために足をうごかしたり、
口をうごかして話したり、
排泄や生殖活動といった
5大器官を使った行動につながります。

このようにして、

有機的な生物の世界が成り立っていきます。

また、
「私」という感覚が、 
安定した性質(タマス)を使った時、

地、水、火、風、空
という物質的なエネルギーのはじまりである、
5大要素(マハーブータ)をあらわしていき、

無機的なもの、物質の世界が成り立っていきます。
それらの有機的な世界からなる有機宇宙と
無機的な世界からなる無機宇宙、
どちらの方へ動かすかは、
動かす性質(ラジャス)次第です。

つまり、

純粋な本質(サトヴァ)と
安定した性質(タマス)は、

どちらも動かないエネルギーなので、 

動かす性質(ラジャス)のエネルギーを必要としています。

この
純粋な本質(サトヴァ)は、
宇宙の創造力の源とされ、
ブラフマ神とよばれます。
安定した性質(タマス)は、
宇宙の潜在的破壊力の源で
シヴァ神。
動かす性質(ラジャス)は、
宇宙を維持する源で、
ヴィシュヌ神。

ちなみに、
サンスクリット語の「あ、う、ん」
という音は、
それぞれ
あ=始まりの音

う=始まりと終わりの間の音

ん=終わりの音

です。

たとえば、口を開けて声をだしましょう。

「あーーーー」

そして、声を出したまま、

口を閉じていくと

『あーーーーうーーーーんーーーー」

だんだん、

『あ』の音から『ん』になる間の音が
『う』にきこえませんか?

この宇宙のなかの音なき音、
「あ」という音が
宇宙を創造する 
ブラフマ神
「う」という音が
宇宙の維持をする 
ヴィシュヌ神
「ん」という音が
宇宙を破壊する(終わりにする)

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