いつでもどこでも、長年に渡っての相棒の楽器は、「サックスって金色だと思って
ましたけど・・・」って言われたり、「これで新しい楽器買いなよ」とスタッフさんが
お客さんから1000円渡される?・・・というエピソードをも持つ、
フランスセルマーのⅥ。。。(アメセルと呼ばれるビンテージ物ではない)
オリジナルのラッカー(金色に見える表面処理)どころか、リラッカーも剥げ落ちて
因幡の白兎・・・状態。
しかも、御歳も私と同じぐらい・・・と、楽器としては充分高齢。
そして最近はしょっちゅうぐずったり、メンテナンスで診てもらうことも頻度が
上がってきた。
猛暑だろうが極寒だろうが、強風だろうが・・・出動。
これからも末永く元気でいてほしいし、長い付き合いなだけに金で買えるものと
思っていない。せめて高温、低温、湿度・・・厳しい環境の時だけでも休ませたい。
・・・と、「代打ができる新しい丈夫な楽器を」と、今まで長い事探し、試行錯誤してきた。
どれだけの楽器を見てきたか。高ければそれで良いってものじゃない、まさしく。
そこも難しい。
昨年、「これか?」ってことで導入したヤナギサワのピンクゴールドの楽器も
何回かは登場するも・・・「代打ってのには、かなりのキャラ違い」という声、
&自分の感覚もあって、昨今外には連れ出していない。
今日は、サックスを始めたいと仰っている方とごいっしょして、購入する楽器の
見立てするために毎度お世話になっている大久保のI森楽器さんへ。
そちらの方の楽器選定は早くも終わり、私だけ居残った。
「ヤナギサワのピンクゴールドのブロンズ(管体の素材)今日入りましたよ」って
ことで試奏に。。。持ってるのは管体シルバーなのだが、どうも自分にはブロンズが
会うのか?・・・と、入荷のたびに試奏させてもらってきた。
その時に、ついでに?って言っちゃあなんだが、前にも試奏させてもらったことがある
I森&ヤマハ共同開発のニューモデルがあったので、「あ、これはこないだ試奏
させてもらったから・・・」でしたが、せっかくなのでちょいと。。。
「あれ?これ、なんか違う・・・良い感じ?」
ということで、かなり悩んだけど「えーい行ってまえ!」と、またしてもローン
レンジャーまっしぐらで購入。同じ種類でも1本1本違うからか、、、これは自分的には
かなりな当たり。そして、更に新型なんですけど中古品だったのでリーズナブルに!
(それでもしっかり、、、レンジャーだけど^^;)
YAS-82Z-WS
I森管楽器が全ての技術とノウハウを惜しみなく詰め込んだ至上最高傑作がここに完成。
という歌い文句の楽器です。
レンジャー審査でかなり時間を要してしまったので、急いでN葛西へ。
到着やいなや速攻でお試しデビュー。この楽器ははピンクではありません。
夜目、遠目にはわからないかも??とちょっと思い、休憩の時にご常連さま方に
「わかりましたか?」と聞いてみたら、半々の答え。
楽器は吹いていくと、刻々と「その人の音」になっていくので、まだまだ初日で
この回答率は!今後の代打としての期待は大きいかも!
3年ぐらいああだこうだしてきたけど・・・ようやく落ち着けそう?!