明治新政府で重要に役職についた板垣退助は参議会議などで
重要な政策を話し合われたときに、頭の切れる江藤新平の主張や思想がなかなか
理解できずにいた。板垣はその内容について聞くことが出来ず
ただ黙って聞くばかりであった。
しかし、木戸孝允は「江藤君のいうことは、最もだすぐに実行すべき」と大きくうなずく。
それを見た板垣退助は会議を終えると、木戸を捕まえて「木戸さん、いつも江藤君のいうことをもっともだという。あれはどういう意味が教えてほしい」とたずねた。
木戸は苦笑いして板垣退助に応えた「いや、実は江藤くんのいうことは僕もよく解らないのだよ。けど、彼の言うことなら間違いないだろうから、そうだろうと言うたまでのことよ」
とあっけらんに応えたという。
板垣退助の出来たばかりのころの新政府の位置づけがよくわかるエピソードだと思う。
重要な政策を話し合われたときに、頭の切れる江藤新平の主張や思想がなかなか
理解できずにいた。板垣はその内容について聞くことが出来ず
ただ黙って聞くばかりであった。
しかし、木戸孝允は「江藤君のいうことは、最もだすぐに実行すべき」と大きくうなずく。
それを見た板垣退助は会議を終えると、木戸を捕まえて「木戸さん、いつも江藤君のいうことをもっともだという。あれはどういう意味が教えてほしい」とたずねた。
木戸は苦笑いして板垣退助に応えた「いや、実は江藤くんのいうことは僕もよく解らないのだよ。けど、彼の言うことなら間違いないだろうから、そうだろうと言うたまでのことよ」
とあっけらんに応えたという。
板垣退助の出来たばかりのころの新政府の位置づけがよくわかるエピソードだと思う。