
"Charlie and the Chocolate Factory"
2005年アメリカ
監督)ティム・バートン
出演)ジョニー・デップ フレディ・ハイモア
満足度)★★★★☆ (満点は★5つです)
ワーナー・マイカル・シネマズ市川妙典にて
貧しくも暖かい家族に囲まれて幸せに暮らす少年チャーリー(フレディ・ハイモア)は、ウォンカ社のチョコレートが大好物。ウォンカの工場への招待券”ゴールデン・チケット”を手に入れた彼は、他の4人の少年少女と共に何十年も人が出入りしたことの無いその工場に赴くが、そこはとても奇妙な世界だった。。。
原作は「南から来た男」などの風変わりな短編小説でも知られるロアルド・ダールの児童小説。
基本的に児童向けの小説が原作ですから、教訓的にも観られるはずなんです。「欲張ってはいけません」「わがままばかり言ってはいけません」「知ったかぶりはいけません」そして「やっぱり家族を大切にしましょう」とか。
だけど、その舞台が「ロッキー・ホラー・ショー」的な、奇妙な人達による奇妙な世界なんです。もう教訓なんてどうでも良くなってきます。本当に。
全編に渡って歌に踊りに大活躍のウンパ・ルンパ族、ナッツ選別専用リス、ピンクの羊、チョコの川など、もうティム・バートンが好き放題に作り上げた、可愛くもグロテスクな造形達にとにかく目が釘付けになりっ放しの2時間です。
自分のや他人の映画へのパロディーも結構入っていて、バートンさん、これ作るのとても楽しかったんだと思います。それが伝わってきます。そして観ているこちらも楽しくなってきます。
あと、やっぱり、チョコ作りの天才ウォンカさんを演じたカメレオン俳優ジョニー・デップ!もう文句のつけようがが無い演技です。エキセントリックな性格なんだけどちょっと悲しげ、という役柄をうまーく演じております。僕はこのジョニー・デップの「ちょっと悲しげ」感がすごく好きです。
チャーリーも良いし、おじいちゃんも良いし、いや、どこを切っても良いですね、この映画は。
「スリーピー・ホロウ」以降ちょっと普通になってきて興味が薄れかけてたんですが、やっぱりティム・バートン良いですね。戻ってきてくれたって感じですね。
これ多分DVD出たら買います。ということで★★★★☆。
ティム・バートンもジョニー・デップも大好きです!今回もかなり楽しい映画で…この二人だからこそ、な映画でしたね☆
バートン監督の映像マジックと
ジョニーの妖しさにやられちゃいました(笑
グロテスクなんだけど、観てる間中うきうきなんですよね。
クリストファー・リー、今回はギリギリいい人役でよかったですね。もう80歳超えてるんですよね、あの方は。
まみちゃ様、
チョコを分けたシーン、僕もうるっと来ました。「僕がもらったチョコなんだから自分の好きなようにする!」なんて言ってね。そのチョコをもらったときの
家族のうれしそうな表情、良かったですね!
そうなんですよね、教訓的に見ようと思えば見られるんです。
でも、私はそんなことすっ飛ばして理屈抜きで楽しみました!
見てる間中楽しい映画ってありそうでなかなか無いんですよね~。
そう、最初から最後までホントに楽しく観ましたが、
ウォンカが過去トリップしたときなどに時折見せた
「ちょっと悲しげ」な感じが、すごく良かったんですよね~!
ジョニー・デップ、芸達者です。
私もDVD出たら買ってしまうと思います。
こちらのブログには丁寧に映画の評が書かれていますね。私も「チャリ・チョコ」はすごく楽しめました。私も思わず”クルミ選別リス”が1匹、ほしくなってしまいました・・・が、アブナイ、アブナイ!
クリストファー・リーさんには、是非この調子でがんばってもらいましょう!また遊びにきまーす!
僕はですね、あの変てこなTOKYOのシーン結構好きなんですよ。あれ、バートンさん確信犯で悪ノリしたのかなあ、と思っています。
なおじ様
あのサントラ欲しいですよね。Danny Elfmanって昔は変なバンドOingo Boingoやってたのに、その割にはずいぶん普通なスコア書くな、と思ってたんですが、やっぱりロックな方なんですね。
どうげんざか様
確かにあのリス欲しい。だけどかなり贅沢ですよね。一生のうちに胡桃を割らなければならない瞬間ってそんなに無いと思うんですよ。そのBig Momentのためだけにこのリスを飼う。いや、考えれば考えるほど贅沢だ。
私も絶対DVD買う!(笑)ほんと、期待通りの面白さでした。
登場人物、みんな原作から抜けてできたような、絵に描いたような人々で、すごい!!
>絵に描いたような人々
やっぱりティム・バートンの肝はあの作り物感ですよね。しかもCGあまり使いたくてなるべく手作りっていうところが、プロデューサとか美術とか色んな人を困らせていそうですね(笑)。
私が子供だったら、人生変わってたかもしれません。つくづく、最近の映画はすごいなぁ、と。