久々の更新です。
ここのところ、土曜日に会社の研修が入ったり飲みが重なったりとなかなか家でじっくりとPCに向き合う時間が取れなくて。
年が明けて早1ヶ月が過ぎてしまいましたが、ずーっと書こうと思っていた2006年の部門賞もやっとこの3連休にアップすることが出来そうなわけです。
それでは、今更感たっぷりではありますが、部門賞の発表です!
(◎が私的受賞作、その下に羅列してあるのがその他ノミネート作です)
作品賞)
◎『楽日』
DVDが2月23日に発売ですね。
監督賞)
◎ツァイ・ミンリャン (『楽日』『西瓜』)
テレンス・マリック (『ニュー・ワールド』)
ジョージ・クルーニー (『グッドナイト&グッドラック』)
今後も期待している監督さんたちです。
主演男優賞)
◎デヴィッド・ストラザーン (『グッドナイト&グッドラック』)
フィリップ・シーモア・ホフマン (『カポーティ』)
両者とも雰囲気たっぷりで良かったのですが、黙っていても滲み出る苦みが素晴らしかったデヴィッド・ストラザーンに軍配。
主演女優賞)
◎チェン・シャンチー (『楽日』『西瓜』)
クオリアンカ・キルヒャー (『ニュー・ワールド』)
小林聡美 (『かもめ食堂』)
サンドリーヌ・ボネール (『親密すぎる打ち明け話』)
ジョデル・フェルランド (『ローズ・イン・タイドランド』)
とぼけていながら一本芯の通ったチェン・シャンチーさんの演技、好きです。
助演男優賞)
◎ジョン・タトゥーロ (『セレブの種』)
『ゴッドファーザー』のマーロン・ブランドの物真似一発で、この映画の登場人物の誰よりも印象に残りました。
助演女優賞)
◎ジャニュアリー・ジョーンズ (『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』)
こちらはダイナーでアンニュイに煙草を燻らす姿一発!
エドワード・ホッパー的な孤独な佇まいが素晴らしく。
ベスト・アンサンブル・アクト)
◎『楽日』
『クラッシュ』
『楽日』は、よく考えると3人の主な出演者の絡む場面が全く無いのですが、それぞれの演技が静かに共鳴していて。
「ある視点」賞)
◎『ドッグ・デイズ』
この神経を逆撫でするような不快感!
ベスト・ロケーション賞)
◎福和大戯院 (『楽日』)
ヘルシンキ (『かもめ食堂』)
テキサスの田舎町のダイナー (『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』)
モンタナ州ビュート (『アメリカ、家族のいる風景』)
寄宿学校 (『エコール』)
アイルランドはコーク界隈の山 (『麦の穂をゆらす風』)
どれも行ってみたくなるロケーションたちです。
主題歌賞)
◎"O Pato" Natalia y la Forquetina (『ダック・シーズン』)
"Seasons of Love" (『レント』)
『ダック・シーズン』の冒頭に掛かる"O Pato"。
これだけで「イイ映画に違いない」と確信できた。
音楽賞)
◎『西瓜』
『サムサッカー』
『グッドナイト&グッドラック』
『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』
『アメリカ、家族のいる風景』
『ニュー・ワールド』
ツァイ・ミンリャンさんのミュージカル演出ってぶっ飛んでて楽しいです。
ベスト・シアター賞)
◎シアター・イメージフォーラム (『ダック・シーズン』『ドッグ・デイズ』『西瓜』『楽日』再映)
ここのラインナップ、好きです。
渋谷でも比較的人が少ないロケーションもグッド。
如何でしょうか?
何だか偏りの多いラインナップになってしまいましたが・・・。
あっという間にまた溜まってしまいました。1本の映画で1本の記事、というスタイルはあんまり変えたくないし、最近観た作品はなかなか充実していて色々書きたいのですが、とりあえずまたまとめて一気にリスト・アップしたいと思います。
『悪夢探偵』と『リトル・ミス・サンシャイン』はもしかしたら後で個別記事を書くかもです。
デート・ウィズ・ドリュー "My Date with Drew" 2004年アメリカ
満足度)★★★★
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて

これはなかなかの拾い物。
イロモノ映画と思って観てみたら意外に後味スッキリ。
これもひとえに主演のブライアン・ハーズリンガーの憎めない人柄のお蔭なんでしょう。
シャーロットのおくりもの "Charlotte's Web" 2006年アメリカ
満足度)★★★
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて

1月2日の六本木ヒルズ、外人の家族連れが異様に多くて。
何だか肩身が狭くて映画に集中できなかった小心なKenなのでした。
恋人たちの失われた革命 "Les Amants réguliers" 2005年フランス
満足度)★★★
東京都写真美術館ホールにて

最近『1968 世界が揺れた年』(マーク・カーランスキー著/ソニー・マガジンズ刊)という本を読んでいて、当時のフランスが舞台のこの作品にも興味が出て。
このスチール写真もオサレですしね。
しかし長かった・・・。
リトル・ミス・サンシャイン "Little Miss Sunshine" 2006年アメリカ
満足度)★★★★☆
ワーナー・マイカル・シネマズ市川妙典にて

これは面白い!
例えばウェス・アンダーソンとか『サムサッカー』のマイク・ミルズとか。
分類するとその系譜なんでしょうが、この作品はスノッブなところが全然無いのが好もしいです。
「ガハハ」と笑える。
悪夢探偵 2006年日本
満足度)★★★★☆
シネプレックス幕張にて

塚本晋也監督はあんまり観ていなくて、この作品が『ヴィタール』に続く2本目です。
しかしこの監督は確固とした映像イメージを持ち続けているんでしょうね。
塚本作品初心者でもそれは感じ取れる。
混乱と洗練が丁度良い具合にバランスしており、さすがの風格です。
それにしてもこうして並べてみるとヘンテコリンなラインナップですね・・・。
年が明けて早3日目、今更の感もありますが昨年の映画ベスト10を!
これ、本当に楽しいです。
去年1年分のパンフレットを引っ張り出して見ていると思わず読み込んでしまってなかなか進まなかったり。1年を振り返るイイ機会になりますよね。
ということで今年もソロリと参ります。
1.『楽日』
思い入れの強い作品です。コメントも沢山頂きました。有難うございました。
2.『かもめ食堂』
癒される以上に、「こういう生き方もあるかも」と思わせられた。
3.『ダック・シーズン』
シンプルさの中に宇宙的な広がりを感じさせる作品でした。
4.『ニュー・ワールド』
風に揺れる草の音、静かに水が流れる音・・・。
五感に訴える、映画ならではの作品。
5.『アメリカ、家族のいる風景』
ヴィム・ベンダースの、アメリカへの愛情溢れる置き土産。
6.『明日へのチケット』
3人の巨匠監督の持ち味がクッキリと出たオムニバス映画の一つの理想形。
7.『クラッシュ』
LAの人間模様を描きつつ、日本人にも通じる普遍性に説得力を感じました。
8.『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』
男の世界!
9.『グッドナイト&グッドラック』
デヴィッド・ストラザーンの苦味!スタイリッシュの極み。
10.『ローズ・イン・タイドランド』
ヘンテコなんですけどね。何だか心を打たれました。
追記)ついでにワーストも挙げてみますと次の4本。
『ラストデイズ』
思わせぶりなだけで、イライラした。
『プロデューサーズ』
お下品さが僕にはトゥーマッチでした。
『キンキーブーツ』
このテの感動作には食傷気味で。
『Oiビシクレッタ』
お父さんの頑なっぷりにイライラ。
それでは今年も宜しくお願いします!
スキャナー・ダークリー "A Scanner Darkly" 2006年アメリカ
満足度)★★★☆
シネセゾン渋谷にて

実写をアニメ化した映像の独特の風合いが、フィリップ・K・ディックの不確かで不安な世界感にピッタリとマッチしていて。
しかし、ドラッグの売人ドナを演じたの、ウィノナ・ライダーだったんですね。分からなかった。
鉄コン筋クリート 2006年日本
満足度)★★★★
シネプレックス幕張にて

クロが、シロが、ネズミが、イタチが、木村が、藤村が動く!
何回も読み返した原作ですので、スクリーンの中の登場人物を見ているだけで涙が滲む。
熱烈なファンの多い松本大洋作品のアニメ化、チャレンジングだったと思いますが、手堅くまとめて好印象。
特に宝町の風景とシロの声を吹き替えた蒼井優さんは良かったなあ。
ダーウィンの悪夢 "Darwin's Nightmare" 2004年フランス/オーストリア/ベルギー
満足度)★★★★☆
シネマライズにて

所謂先進国に搾取され続けるアフリカ。
決して目新しい話題ではないですが、ヴィクトリア湖で異常繁殖したナイル・パーチと魚加工業を主題に、その縮図を丹念に映像に焼き付けたこの作品の説得力!
加工工場から出た魚の残り物を干す隻眼の女性の足元にうごめく蛆虫を目の辺りにしながら、グローバリゼーションとは何なのか?と考え込んでしまいます。
皆様、明けましておめでとうございます。
2ヶ月あまり更新をサボってしまいました。
11月は仕事が忙しかったこともあったのですが、12月は時間がそれなりにあった筈なんです・・・。
やっぱりこういうのは時間を空けたらダメですね。家に帰ったらPCをつける、という習慣が無くなってしまいまして。
今年はもう少しマメに更新してゆきたいと(とりあえず・・・今のところ・・・)思ってますので懲りずにお付き合い御願いします。
ということで、更新していない間に観た映画たちをザーッと列挙してみます。
エコール "Innocence" 2004年ベルギー/フランス/イギリス
満足度)★★★☆
シネマライズにて
美しくも儚い幼年期の世界・・・。
というのは大人が後から振り返って感じる印象であって、当事者である少女達から見るとそれは不気味で不安なものなんでしょうね。
そういう空気感が漲る映像は雰囲気たっぷり。
ただ、僕はラストの明快さに若干鼻白んでしまいました。
麦の穂をゆらす風 "The Wind That Shakes the Barley" 2006年アイルランド/イギリス/ドイツ/イタリア/スペイン
満足度)★★★★
シネカノン有楽町にて
イングランドの影で悲惨な歴史を歩んできたアイルランド。
それだけに待ち望んだ国家への理想・思い入れはそれぞれに大きく、国家観の違いを基にかつて思いを同じくした者達が今度は敵同士として争う―。
現代日本人の目から見ると想像すら難しい訳ですが、ケン・ローチの素朴な話術の説得力が素晴らしく。半世紀前の遠い国の若者達の命を賭してもがき苦しむ様が胸に迫ります。
ルナシー "Sílení" 2005年チェコ/スロバキア
満足度)★★★★
K's Cinemaにて
ヤン・シュヴァンクマイエルの、相変わらず皮肉で極端にデフォルメされた社会批評。
神経を逆撫でするような気持ち悪ーい映像・演出はいつも通り。
だけど何だか憎めない。それもいつも通り。
イカとクジラ "The Squid and the Whale" 2005年アメリカ
満足度)★★★☆
新宿武蔵野館にて
「何を観るか」「何を読むか」「何を聴くか」でその人のセンスを計ってしまうことってありませんか?僕はあります。
それだけに、この作品のスノッブな父親のみっともなさを見てると何だか身につまされて。
いや、家族を持ってるわけではないんですが(爆)。
その5に続く!
久しぶりの更新です。
何やら最近忙しく、落ち着いてPCを開く時間がなくなってきて・・・。
映画を観る時間は何とか確保してるんですけどね。
11月は出張が多かったりしてさらに時間のやりくりに苦労しそうな気配なのですが、ボチボチと記事をアップしてゆきたいと思っています。
ということで今回も最近観た作品を駆け足で振り返りたく。
Oiビシクレッタ "O Caminho das Nuvens" 2003年ブラジル
満足度)★★
シネマ・アンジェリカにて
うーん、こういうネオ・レアリズモ風の映画を「つまらない」と言うのってちょっと気が引けますね。
だけど言い切ってしまいましょう。
これはつまらない。
貧困から抜け出すために自転車で都会を目指す家族を描いたロード・ムービーなのですが、なにしろプライドだけは高い父親の虚勢のはりっぷりにイライラしてしまって。
ちなみに自転車でスローな旅をする家族ののんびりほっこりした話を期待すると裏切られます。
ブラック・ダリア "Black Dahlia" 2006年アメリカ
満足度)★★★★
スカラ座にて
ブライアン・デ・パルマによるジェイムス・エルロイ作品の映画化。
これが期待せずにおられましょうか!胸を躍らせて観にいきました。
確かに面白い。水準を大きく超える出来。
デ・パルマの流麗な映像とエルロイの男臭さがバッチリ堪能できて。
だけど、それだけ。想定の範囲内というか。
ちょっと期待が大きすぎたのかもしれませぬ。
トリスタンとイゾルデ "Tristan & Isolde" 2005年アメリカ
満足度)★★★☆
シネプレックス幕張にて
普通だったら絶対に観にいかない類の作品なのですが、大好きなアイルランド絡み、ということで全然期待せずに観に行きました。
いや、これはなかなかの拾い物。
古典物語が原作なだけに、なにしろストーリーの骨格がしっかりしていて飽きさせない。
地味な俳優陣の地味な演技も地味に良かった。
サンキュー・スモーキング "Thank You for Smoking" 2006年アメリカ
満足度)★★★☆
シャンテ・シネにて
こぼしたコーヒーをファスト・フード店のせいにしたり、電子レンジの中で死んでしまった猫を電器メーカーのせいにしたりして裁判を起こしてしまう(そして勝ってしまう)ヘンチクリン国家・アメリカらしい作品。
親と子のいかにもな絆をサブ・プロットに据えているのもアメリカ風味を強調。
それにしても、主人公の煙草業界ロビイストの敵役を演じたウィリアム・H・メイシー、相変わらず良い仕事してます。
悪魔とダニエル・ジョンストン "The Devil and Daniel Johnston" 2005年アメリカ
満足度)★★★☆
ライズXにて

正気と狂気の狭間で創作活動を行う芸術家にはやっぱり惹かれます。
大学の同級生への憧れを25年後も歌い続けるダニエル・ジョンストン。
悪魔に付け狙われていると信じ込むダニエル・ジョンストン。
マウンテン・デューへの愛着を真剣に唄いこむダニエル・ジョンストン。
全てが愛おしい。
CD速攻で買ってしまいました。
レディ・イン・ザ・ウォーター "Lady in the Water" 2006年アメリカ
満足度)★★★
渋谷TOEIにて

もっともらしくメジャー映画を作り続けていますが、シャマラン監督作品の本質はそのB級感にあると思います。本作のショボさを観るとそれがよくわかる。
全てがご都合主義的に強引に展開してゆくし、CGの怪物も随分なのですが、それでも駄作!と切り捨てるには惜しい何かがあるのも確か。
テレ東のお昼の映画を観ていたら意外に面白くて気付いたら全部観ちゃった、みたいな微妙な魅力があります。
ワールド・トレード・センター "World Trade Center" 2006年アメリカ
満足度) ★★★☆
ワーナー・マイカル・シネマズ市川妙典にて

オリバー・ストーン監督ですから政治的で押し付けがましい作品になるかと思ったのですが、思ったよりも抑制の効いた印象。
WTCの瓦礫の下で救助を待つ警察官とその家族に焦点を絞った力強い作品。
題材が題材ですから色々な意見もあるかと思いますが、惨状の中でも助け合う人達の様子にはやっぱり感動します。
来週以降は、また通常営業に戻るつもりですので、ひとつ宜しく御願いします。
天高く馬肥ゆる秋、皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近観たい映画がドッと封切られまして嬉しい悲鳴。
とりあえず何とか全部観てはいるのですが、困ったのは記事を書く時間が取れないこと。
もう6本も溜まってしまいましたよ。このままだとどうにも行き詰まってしまいそうで。
ここらで一回身軽になるべく最近観た映画を一括一言レビューしてお茶を濁そうなどと画策してみました。
そんなわけで、最近観た映画一言レビュー、どうぞ!
『サムサッカー』 "Thumbsucker" 2005年アメリカ
満足度) ★★★☆ (満点は★5つです)
シネマ・ライズにて
この映画の予告編で、監督のマイク・ミルズについてソフィア・コッポラやジェフ・マクフェトリッジとお友達、などとそのオシャレっぷりを強調していたものだからケッと思っていたのですが作品自体はまあまあ。普通に面白い青春譚です。
自分がティーンエイジャーだったらもっとグッと来たかも。
サントラはエラく良かったなあ。
『セレブの種』 "She Hate Me" 2004年アメリカ
満足度) ★★★☆
アミューズCQNにて
『セレブの種』という邦題からはキワイ印象を受けますがなかなか正統な作品ですよ、これは。
イタリアン・マフィアを演じたジョン・タトゥーロのマーロン・ブランドの物真似がナイス!
『カポーティ』 "Capote" 2005年アメリカ
満足度) ★★★☆
シャンテ・シネにて
本作でアカデミー男優賞を取ったフィリップ・シーモア・ホフマンは大好きな俳優さんだし、カポーティの小説も好きなのですごく楽しみにしていた作品だったのですが、うーん、期待の割にはグッと来なかったですね。水準以上ではありましたが。
ただ、特にふてぶてしくしているときのカポーティの嫌らしい雰囲気は良かったなあ。
ということで第2弾に続く!
皆様明けましておめでとうございます。
いかがお過ごしでしょうか?
僕は大晦日は紅白を観る家族を尻目にDVDで『ゴッドファーザー』を観ていました。
年の暮れにこういう大河ドラマを観る、これはこれで乙なものです。
元旦はおせちを食べたり天皇杯サッカーを観たりでごろごろしてる訳ですが、そんな中別冊ぴあ『1冊まるごと映画だけ!』というのをパラパラと読んでいました。そうしたら、2006年に上映する映画210本!みたいな特集をしておりまして、これが面白い。思わず蛍光ペンで観たい映画をチェックしてしまいました。
勿体無いので、ブログにもアップしてしまいます。
それでは、管理人Kenの今年観たい映画三十数本です!
『フライトプラン』
どんなオチなんだろう?
『僕と未来とブエノスアイレス』
南米のウディ・アレンだそうです。
『僕のニューヨークライフ』
本家のウディ・アレンです。
『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』
青山真治です。
『オリバー・ツイスト』
ポランスキー対ディケンズ。
『ミュンヘン』
スピルバーグです。
『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
ミュージシャンの伝記映画。今度はジョニー・キャッシュです。
『シリアナ』
アメリカと石油業界の関係に迫る!
『アメリカ、家族のいる風景』
ヴェンダースです。
『ラストデイズ』
ガス・ヴァン・サントがカート・コバーンの最期を描く!
『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』
評判の映画ですよね。題名が好きです。
『ヒストリー・オブ・バイオレンス(原題)』
クローネンバーグです。
『かもめ食堂』
日本映画ですが舞台はフィンランドです。
『マンダレイ(原題)』
噂の『ドッグスヴィル』続編!
『ブロークン・フラワーズ(仮題)』
ジャームッシュです。
『フーリガン(仮題)』
イライジャ・ウッド、今度はフーリガン役です。
『Breakfast on Pluto(仮題)』
ニール・ジョーダンの新作。多分舞台はアイルランド。
『親密すぎる打ち明け話(仮題)』
パトリス・ルコントです。
『グッドナイト&グッドラック』
ジョージ・クルーニー監督作。監督としての彼、好きです。
『美しき運命の傷痕』
故キェシロフスキの脚本を『ノーマンズ・ランド』のタノヴィッチが映画化。
『ヘイズ/Haze - Original Long Version』
塚本晋也です。
『V フォー・ヴェンデッタ』
ウォシャウスキー兄弟が脚本だそうです。
『ニュー・ワールド』
テレンス・マリックです。
『カサノバ』
ラッセ・ハルストレム対カサノバ。意外な組み合わせです。
『キンキー・ブーツ(原題)』
イギリスの労働者ものっぽいです。
『初恋』
異説3億円事件らしいです。
『X-Men 3』
好きですX-Men。
『タイドランド(原題)』
テリー・ギリアムです。
『スーパーマン・リターンズ(原題)』
ブライアン・シンガー、X-Menからスーパーマンに鞍替えです。
『エコール』
『ミミ』のアザリロヴィック、初の長編。この監督の色彩センス好きです。
『ブラック・ダリア』
デ・パルマがエルロイの代表作を映画化!
『シン・シティ2』
やっぱり観に行ってしまうんだろうなあ。
『オール・ザ・キングスメン(原題)』
オリジナルが結構好きです。
『Comandante(原題)』
オリバー・ストーンがカストロに迫るドキュメンタリーだそうです。濃そう。
それでは、本年も宜しくお願いします!
ブログをはじめて早5ヶ月。こういう今年を振り返るベスト10みたいな記事、秘かに楽しみにしてました。パンフレットなんか引っ張り出してきたりして、「ああ、こんなの観たなあ」とか「これは良かったなあ」とか。今年前半に観た映画なんかすごく懐かしい感じがしたりしてですね、パンフレットまた熟読してしたり。
今年は転職したりその間にふらふらしたりで時間があって、結構映画を観ることが出来ました。
映画を振り返ることによってそんな今年の自分を振り返る。
大晦日にすごく相応しい気がします。
ということで今年のベスト10!
1.Dearフランキー
スコットランド人情話な感じが良かったです。
2.さよなら、さよならハリウッド
ウディー・アレン、近作の中ではいちばんキレがあったのでは?
3.チャーリーとチョコレート工場
ただただ楽しかった!
4.ウィスキー
地味なんですけどね・・・。独特の間がよかった。
5.大いなる休暇
「田舎の島」モノ、好きなんです。『ウェイク・アップ、ネッド!』とか。
6.リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
ちょうど前の会社を辞めようとしていたときで、結構考えさせられた映画です。
7.ターミナル
空港が好きです。トランジットの時間とか全然気にならない。そんな僕なので、この映画のセットとか観ているだけで幸せな気分になりました。
追記)これ、2004年公開だったんですね。観たのが2005年だったので今年のベスト10に入れてしまいました。
8.ハックル
ビックリした!
9.ロング・エンゲージメント
観た当初はそうでもなかったんですが、今考えるとジワっと来ます。
10.アビエイター
デカプリオ、よくやった!
ついでにワースト3!
1.ロボッツ
子供もだまされないですよ、これじゃあ!
2.ヴェニスの商人
ストレスがたまりました。
3.ライディング・ザ・ブレット
B級にさえなれない無個性作でした・・・。
こうやって振り返ってみると、単館系の地味な作品に良い作品が多かったですね、今年は。
最後になりますが、今年こちらのブログにコメントやTBを下さった方々、ありがとうございました。
そして来年も宜しくお願い致します。
それでは皆様、よいお年を!